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【農業簿記】第1章・農業簿記の概要
農業という商売の本質を見るために、まずはお金を流れを把握しておこうと、「農業簿記検定」の勉強を始めました。まずは3級から。1日1章ごとに勉強。
使用したテキストは、大原出版の農業簿記検定です。第1章の「農業簿記の概要」から学んだことや、ネットなどで追加で調べたことを残して行こうと思います。
そもそも多くの人が「農業は儲からない!」と言われているにもかかわらず、新規就農者数が増加傾向です。49歳以下で年間でおよそ2万人が農との関わりをはじめています。
個人での新規就農者に関しては、インターネットなどの環境変化により、誰でもスモールビジネスが立ち上げられる環境が整っていることが一つの一因なのでしょうか。個人的に期待が持てます。
農業簿記に関しては、お金の流れを勉強することで、数字と共に見えて来る世界があるに違いないと思い開始しました。
農業簿記は、農業という「いきものを通じた経営」をする中で、正しい経営成績を明らかにすることです。
「儲かるのか?」という視点で見れば、収益=売上ー費用となります。農業は費用の部分が不明瞭になる場合が多く、しっかりと、種苗代から肥料費、農具費、光熱費、荷造運賃を費用として、損益計算書へ計上することで収益が見えてきます。
次に、財政状況を把握するために、正確な貸借対照表を作成することも重要です。手許にある現金や、借り入れた資金に関して整理しておくのに必要不可欠な諸表です。
天候や作物の病気などに左右されやすく、比較的リスクのある商売を継続させる為には、定点観測できるような指標が必要になるでしょうし、丼勘定になりやすい商売への戒めにもなるのだろうと感じました。
明日は第2章の「簿記一巡の手続き」について勉強して行こうと思います。