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積読かわりに読んだよ:『もしアドラーが上司だったら』 2024年11月4本目

あなたの積読、代わりに読んでゆるゆる噛み砕くレビュ―シリーズ。
今回は『もしアドラーが上司だったら』を取り上げます。

この本は、アドラー心理学の理論を現代の職場環境に適用したビジネス書であり、いわば『嫌われる勇気』の実践編として知られています。

広告代理店で働く主人公が、上司の「ドラさん」を通してアドラー心理学の考え方を学んでいくという過程を小説形式で綴っています。正直にいうと、小説スタイルのビジネス本が苦手でして……積んでいました。

さて、実際に読んだ感想がこちらです。

この本のテーマをざっくりまとめると

最初に言っておきますと、この本は、すでに『嫌われる勇気』を読んだことのある方にとってはそれほど目新しい内容ではないかと思われます

しかし、「精神的に伸び悩んでいる部下に、アドラー心理学の考え方を紹介したい」「子育ての指針にしたい」など、第三者に『嫌われる勇気』のエッセンスを伝えたい方にとっては役立つ部分があると感じました。

それを踏まえてこの本の要約をすると、こんな具合です。

・機能と存在は別物! できない≠ダメな人間
・全ては自分で選んだ道。「やらされている」わけではない!
・勇気づけは「心のガソリン」。他人を勇気づけることで人生が変わる!

要するにここ読めばよくない?本の重要ポイント

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