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積読かわりに読んだよ:今年のベスト本・その1『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』 2024年12月2本目
注意:本のレビューなのに強い毒が盛られた記事になってしまったため、本記事の中身をSNSで投稿することを禁止します。感想は歓迎です!
こんにちは。あなたの積読、代わりに読んでゆるゆる読みやすいよう噛み砕くレビュ―シリーズ。今回は年末特別版として、2024年のベスト本 その1 をお届けします!
1冊目は『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』です。
これは、デヴィッド・グレーバーによる社会学的な考察を中心とした書籍であり、現代の労働の意味や無意味さについて鋭く切り込んだ一冊です。
この本のテーマをさっくりまとめると
一部、過去の記事と重複しますが、この本のポイントは以下の通りです。
クソみたいな仕事=ブルシット・ジョブとは、無意味だけどやめられない仕事のこと
現代の労働は「ブルシット・ジョブ」に満ちている
本当の労働の意味と価値とは?
「ブルシット・ジョブ」とは、無駄とわかっていてもやめられない仕事
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筆者のグレーバーは、「ブルシット・ジョブ」を、従事している人自身がその仕事を無意味だと感じながらも辞められない仕事と定義し、5種類に分類しました。
無意味な書類や報告書の作成
無意味な会議に出席するだけの仕事
無意味なデータ入力や統計作成
無意味なプロジェクトへの参加
無意味な管理職や監督職
ああ、ちょうど最近「打ち合わせの事前打ち合わせの事前打ち合わせ」に参加した人間にはぶっささりますわぁ。この本が出て世の中は変わったと思いたいのですが、現実としてブルシット・ジョブは多い!
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