着るのに理由が必要な服?
着物って、着てるとたいてい「着ている理由」を聞かれます。
通っていた着付教室などでは、普段は着物を着られないから、着るための場を用意しますよ…みたいな感覚の「着物を着るためのイベント」がありました。
着付教室に通ってしばらく経って安定的に自分ひとりで着物が着られるようになった頃から、せっかく買った着物を着ないのはもったいないと思って、ときどき職場に着物で出勤したりするようになったんですが、「なんで着物なの?」って聞かれまくりました。「(会社で)着物着ることが許されているの?」などと質問されたりもしました(着物着るのに許しが必要なんて思い込んでる人もいるんだなぁ…と、その時は驚きました)。
ふだん、服を着ていて「今日はどうしてその服なの?」って聞かれることはないのに、なんで着物を着ていると理由を聞かれるのかしら…って思いましたね。
それだけ、着物が特別の日にしか着ないもの…的な感覚になっているってことなんでしょうけども。
そもそもは日本ではみんなが着物を着ていたはずで、第二次世界大戦前くらいまでは着物は普段着という感覚だったのではと思います。その頃は着ていて「なんで今日は着物なの?」って言われることはなかったと思うのですが、なんでここまで「理由がないと着ない服」っていう存在になってしまったんですかねぇ?
●本日の5分間運針
針目は不揃いなのは相変わらずですが、縫える長さは伸びております。
今日は20cmの定規の長さよりも長く縫えました。
1日たったの5分だけなんだけど、続けているとそれなりに進化するのだな。
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