麻雀教室でのグループディスカッション
既存の麻雀教室のやり方にとらわれなくていい、と聖一さんからのアドバイスもあって数年前に始めた男女共同の夜教室。これまでに色々試行錯誤しながら取り組みをおこなってきました。
一般的な講義をすることもありますが、時にはチンイツのトレーニングをしたり、記憶力トレーニングをしたり、また、時にはMリーグの山と配牌をそのまま再現して打ってもらったり、チーム戦をしたり。生徒さんたちに楽しんでもらいながらレベルアップできる方法を模索してきました。
その中でも最近特に効果を感じているのはグループディスカッションです。麻雀教室でグループディスカッション?と思われる方もいるかもしれないのですが、もっと早くにやっていたら良かったと思うほど、麻雀教室にはこの手法が合っているのではないかと思っています。
麻雀って人それぞれの考え方、打ち方がありますよね。まさに十人十色。その自分の考えとは別の意見を聞いて知るということや自分の考えを話すということが、成長の度合いを速めることに繋がっているように思います。さらにトークをすると生徒さん同士でも仲良くなる→麻雀がもっと楽しくなるという効果も。
今日の講義で取り上げたのはこちらの手牌。
親か子は関係なし。(西はオタ風)
この手で自分が想像できる最高の最終形から、嬉しくない最終形まで3段階の手牌を書いてみましょうと伝えました。
もし良かったらこれを読んでいる方も今やってみてください♪
そして、各卓の生徒さん同士でそれぞれが思い描いた最終形について発表し、ディスカッションしていただきました。
皆さんいろんな最終形を思い描いていましたね。
中には123の萬子が全てなくなっている方もいたり、赤牌全種組み込まれていたり。
はたまたなぜか234の三色になっていたり笑
それはそれでみんな大爆笑。
でも想像は自由ですから。
笑いが起きながらもみんなそれぞれに発表し合い、そんな中で満貫を描いた人は、そっか倍満をイメージする人もいるんだとか、タンピン系を描いた人はジュンチャンをイメージする人もいるんだとか、西を外さなかった人は、西を落として行くこともあるんだとか、ドラを一枚使いにした人は、ドラが暗刻になることもあるんだとか、他の人の描いた最終形を聞くことで自分の引き出しを増やすことに繋がってもらえたらいいなと思います。
学校でよくある、教師が与える→生徒が覚えるというような授業ではなかなか理解できないという方も多かったのではないでしょうか。(世の中にはおもしろく記憶に残る授業もたくさんありますが。)
講師が、この配牌にはこういう最終形がありますよとズラズラと並べて、はい覚えましょうと言ってもきっとすんなり頭に入ってこないでしょう。
生徒さんたち同士で一緒に話し合いながら学ぶ方が断然楽しいし、記憶に残りやすいと思います。
そして、今日この取り組みを通して生徒さんたちにお伝えしたのは、どんな最終形を描いてもOKだけど、その最終形のイメージを崩さない第一打をしましょうねというお話でした。
あと最高形を目指すからと言って、第二候補や第三候補から著しく外れてしまわないようにもしましょうね、と。
もう一つ付け加えたかったけれど時間が足りず省いたことが。それは、例えばこれが点棒状況が違えばイメージする最終形も変わるかもしれませんねということ。打点を求めるのではなくアガリまでの最短ルートを描く場合もあるでしょう。あと、中には親や子で変化する人がいるかもしれませんね。
毎回ディスカッションのテーマは異なりますが、こんな感じで夜教室はやっています。
そこのあなた!ぜひ一度ご参加ください!
楽しいですよ〜。
麻雀スクールアエルにてお待ちしています。
ではでは✋