正当化させてほしいのです
【言い訳・言訳】
①物事の筋道を説明すること。
②転じて、過ちを謝するため事情・理由を説明すること。申しわけ。弁解。
③ことばの使いわけ。
約束を守らなかった相手に理由や事情を聞く時、返ってきた言葉が全て言い訳に聞こえることがあるのはなぜだろうか。
''約束を守らなかった''のではなく
''守れなかった''のだとしても
相手は聞かれたから答えただけ
だとしても。
そうだったんだと頷ける時と
それはただの言い訳だとしか思えない時
そこにはどんな違いがあるのだろう。
相手に何か言われたわけでもないのに
事情を説明しているだけなのに
どんどんそれが言い訳めいてしまうのはなぜだろう。
口から出た言葉は
重ねれば重ねるほどに空を掻く
自分の後ろめたさが顕になっていくようで
余計にいたたまれなくなる。
不安と後ろめたさを正当化したい
そんな時に出る言葉は言い訳になる
なんとなくだけど、そう思う。
それが悪い事なのかと問われたら
それはわからないけれど
言い訳するほどの自分の不安をなだめて欲しい
少しでも安心したい気持ちの現れなんじゃないだろうか。
色々な葛藤があったのか
後ろめたさを隠しているのか
言い訳の裏側に何があるのか
まずは聞かないことにはわからない。
それがどんな言い訳なのか
じっくり耳を傾けられる自分になれたら
もっといいのに、と思う。
私は今、長年温めてきた事に挑戦しようとしている。
けれど自分が望んでいることにもかかわらず、
挑戦できない理由を探してしまう自分がいる。
矛盾している。
けれど
誰がなんと言おうと、怖いものは怖い。
途中で挫折してしまわないかという不安
子供の学費もこれからかかるというのに
自分事にこんなにお金を使って良いのかという不安
今以上時間に余裕がなくなりそうで、それが不安
そもそもこれはそうまでして本当にやりたい事なのか、自信が持てない不安
不安・不安ばかりで
数え上げたらキリがない。
けれど、それを理由にしてやめてしまったら
それこそそれがそのまま挑戦しない言い訳になることを、私自身が良く分かっている。
怖いけれど
不安だけど
もう逃げたくない自分がいることを
それを理由に諦めたら
いずれ後悔するであろうことを
私は誰よりも知っているのだ。
言い訳しないことって
都合の悪いことを正当化しないこと
それってやっぱり、勇気がいることなんだな。