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ドリームプラン〜言葉は人をつくる〜
▽前回の記事の補助教材、および、説明漏れしていた「RAS」と「スコトーマ」について触れていきたいと思います^^
前回の記事と合わせて読んで頂くことで、さらに理解を深めることができると思いますので、ぜひ一緒にご覧ください^^
補助教材
前回の記事では、「認知科学コーチング」というメソッドの第2の扉について、その全体像についてお話させていただきました。
①自分の夢を持つこと
②その夢に向かって行動していくこと
本当にこの2つさえやっていれば、どんな人も成功、幸せになっていきます。
「コーチング」はそのためのただの補助ツールです🧰✨
コーチングを知らなくても、成功したり幸せになっている人はたくさんいます。でも、知らなくても、彼ら・彼女らが無意識に自然にやっていることを紐解いて、細分化して、改めて整理して、わかりやすく体系化すると、やっていることの具体的な行動の一つ一つが見えてきます。
それが
①セルフイメージを夢に近づける
②言葉(セルフトーク)を変える
なぜこれをやるのかの、理論的な説明は前回の記事で書いた通りです☺️
映画「ドリームプラン」を観よう!
その理論を使った成功を追体験できる映画があります🎞
それが映画「ドリームプラン」です🎾
![](https://assets.st-note.com/img/1674437214030-jIj7cRgN4Y.jpg?width=1200)
【ストーリー】
世界最強の姉妹を育てた父親の<驚きの実話>をウィル・スミス自身が主演、プロデューサーを務め映画化。世界最強のテニスプレーヤーとも称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を、ゼロからテニスのワールドチャンピオンに育て上げたテニス未経験の父リチャードが独学で作り上げた「計画書=ドリームプラン」にまつわる実話。父の指導のもと、ウィリアムズ姉妹がいかにしてその才能を開花させ、世界の頂点へ上りつめたのかー。
言葉は人をつくる
特に注目して観て頂きたいのが、姉妹の父であるリチャードさんの「言葉」です。姉妹にどのような言葉がけをしているのか👨👩👧👦
ゴールを認識させて、自分にはそのゴールを達成できるというエフィカシーを作り上げたのは、まさに「言葉」からでした。
(以下、少しだけネタバレを含みますので、読むかの判断をお願いしますね)
父の言葉を信じて、練習に打ち込む姉妹たち。その後、試合に参加して実際に「勝つ」という経験(しかも、圧倒的力の差で勝ってしまう)をしてからは、エフィカシーが自信や確信につながっていきます。
自信が過信や慢心につながるのを恐れた父は、謙虚さを持ちなさいと厳しく諭します。その後、姉妹は父の言葉通り、相手選手に敬意を持ち、まさに「なりたい選手」に、彼女たち自身がなっていくのです。
感動、感動の映画でした!!!😭😭😭
ゴールがあって認識が生まれる
繰り返しになりますが、認知科学コーチングでは「ゴール設定」をとても大事にしています。なぜなら、脳の仕組み上、そうせざるを得ないからです🧠✨
認知科学と脳科学の重大な発見と言われているのが「RAS」です。
RAS(ラス)とは
Reticular(レティキュラー)
Activating(アクティベイティング)
System(システム)
の頭文字をつなぎ合わせて言葉で、日本語では「脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」と訳される脳機能の1つです。
このRASの機能により、人間の脳は、自分にとって重要な情報のみを認識します。
腕時計の羅針盤のデザインを正確に描写できないのは(買った時は相当デザインにこだわって買ったはずなのに)、コンフォートゾーンの中での私たちのゴールは「時間を知る」であり、「デザインを知る」ではないからです。
なので、重要な情報である「時間」は認識できるが、「デザイン」認識できないのです。
この時、RASに隠れて、見えなくなった(正確には「認識されなかった」)「デザイン」がスコトーマとなります⌚️🕑
![](https://assets.st-note.com/img/1674441721550-46TJR9Z1om.jpg?width=1200)
スコトーマとは
先ほどの例から分かるように、スコトーマとは見えていない部分、つまり「盲点」です。(もとは眼科の医学用語から来ています🥸)
視界に入ってこない物理的なものだけではなく、心理的なものも含んで「心理的盲点」とコーチングの世界では訳されています。
スコトーマは必ず発生します。セルフトークと同じですね。セルフトークのない人はいません。
ただ、自分のゴールにとって悪いスコトーマは意識して変えていく必要があります。
私のおすすめは、やはりゴールを大きくしていくことです。別の言い方をするならば、ゴールの抽象度を上げることです。
補助教材の「ドリームプラン」を例に挙げるならば、
【世界チャンピョンになる】というゴールを持つ人のRASが認識する情報と、〖地元チャンピョンになる〗というゴールを持つ人のRASが認識する情報は違うということです。
〖地元チャンピョンになる〗というゴールの方が、【世界チャンピョンになる】というゴールと比較した場合、盲点となるスコトーマの範囲が広い、ということは、感覚的にお分かりいただけますでしょうか?
〖地元チャンピョンになる〗が心から望む、want toであれば、それでも構わないのですが、【世界チャンピョンになる】というゴールを持つことで、視点が高くなり、見える範囲を広くなります。
【世界チャンピョンになる】になる過程で、当然、〖地元チャンピョンになる〗というゴールも達成されるわけですから、だったら、大きな夢を描いて損はないはずです。
〖B〗を包括する【A】を描くことを、「抽象度を上げる」と言い方をしたりしますが、抽象度の高い思考ができると、より大きな成功と幸せを手に入れることができたりします^^
さいごに
恋は盲目
恋は盲目(読み)こいはもうもく 〔英語〕Love is blind.
恋は人を夢中にさせ、理性や常識を失わせるものだということ。
さて、恋に夢中になっている人のスコトーマと、人生に夢中になっている人のスコトーマはどう違うでしょうか?🕊
同じように、”仕事に盲目”、”子供に盲目”になっていないだろうか?と自分に問いかけてみることは、私はとても大事なことだなと思っています。
映画「ドリームプラン」の中で、とっても感動した言葉がありました。
それは、エンディングソングも終盤に差し掛かった頃だったと思います。
実物の選手インタビューの映像でした。
🎤「あなたはどんな選手になりたいですか?」
👱♀️「私のような選手になりたいです」
全身が震えました。
「わたしは、わたしのような人になりたい。」
コーチングの最終形を垣間見た瞬間でした。
今すぐ外して欲しいスコトーマ
女性はとかく、自己犠牲になりがちです。これはもうDNA、遺伝子レベルで刻まれてしまっています。(また別の記事で詳しく書きます)
自分が幸せになることに、罪悪感を感じやすいのも、女性です。
「家族を幸せにしたい」と言った時、自分も家族の一員なのに、なぜか彼女たちの口にする「家族」の中に、自分が入っていない。
「世界中の女性を幸せにしたい」と言いながら、その「女性」になぜか自分が含まれていない。
これこそが、巨大な盲点だと私は感じます。
盲点は「気付く」ことで、徐々にゆるまっていきますので^^
自己嫌悪から自分を責めるでもなく、被害者意識で他人を責めるでもなく、「おーそっか〜」とただ気付いてあげるだけ。
最後に本当に大切なことをもう一度だけ。
大きな夢を描こう!
夢に向かって行動しよう!
それだけで、あなたの未来は本当によくなります💐✨