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ボクノブログ

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シーサーという男。

今日は、自分の人生を変えてくれたシーサーさんという一人の男について、思い出話をしようかなと思います。

初めてシーサーさんを知ったのは、看護師としてフリーランスで働く方法を探すために、twitterで「看護師」「フリーランス」とかって検索したのがきっかけだったと思います。
なんとなしにtwitterのタイムラインをスクロールしていた時、シーサーさんのページに行きついて、プロフィールを見てみると、

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看護は甘くない

看護は甘くない

昨日ムメカンと飲んだ。

相変わらず、臨床とアカデミックの場に熱いやつで、おれを現場に戻すといって聞かない。

それは、とても光栄なことだけど、当面現場に戻る気はない。

というか。

戻れるほど甘くない。

現場は、そんなに甘いもんじゃない。

バイト感覚で戻れる場所だとは思っていない。

そして、おれはバイト感覚で戻ってきた看護師に自分や家族をみてもらいたいなんて、みじんも思わない。

願い下

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ぼくは、性の境界線を越えていく。

ぼくは、性の境界線を越えていく。

いつごろだったろうか。
LGBTQsの話が他人事ではなかったのが。

いつごろだったろうか。
セクシュアルマイノリティへの差別的発言に怒りを覚えるようになったのは。

ぼくは、パンロマンティックというタイプの人間である。

・パンロマンティック
ー 性的欲求ではなく、恋愛感情の面で、全ての性別の人に惹かれること ー

ぼくは、自分を「男性」だと認識しており、女性には恋愛でも性愛としても魅力を感じる

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「遠山貴史」 と 「とおやまたかし」

「遠山貴史」 と 「とおやまたかし」

僕の中には、ふたりの自分がいる。

一人は、デザイナーである「遠山貴史」
もう一人は、クリエイターとしての「とおやまたかし」

普段、ぼくはこの二人を行き来しながら生きている。

仕事をするときは、「遠山貴史」として依頼をうける。デザイナーとして目指すのは、クライアントの欲するデザインの提供。僕自身のエゴイズムは適度に抑え込み、相手の望む商品を提供することを優先する。

対して、クリエイターとして

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僕は個展を開く。そして、新生児医療を盛り上げる。

僕は個展を開く。そして、新生児医療を盛り上げる。

ぼくは、美大に行ったこともなければ画家としての実績もないど素人です。
そんなど素人が、絵を描くようになったのは、自分だけの表現方法を持っている人たちに憧れたからです
あと、変わった人間だと思われたい欲求みたいなものもあります。

そんな人間が、いま考えられる最大の幸せは、個展を開いて人に来てもらうことです。

自分の作った作品を人が見に来てくれる。会いに来てくれる。

これ以上の幸せはありません。

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なぜ、絵の雰囲気が変わったのか。という、恥ずかしい話をします。

ぼくの作品は、医療用語とイラストを組み合わせることが特徴である。
これまで、静止画から動画までいくつかの作品を作ってきた。

その中でも、「穿刺」は1万回再生、「血圧」は5千回再生と、たくさんの方に興味をもってもらうことができた。

でも、いつからか僕の中のリトルたかしが、こう囁くようになった。

「お前の作品は、ほかの人が作ったフォントやイラストを組みあわしているだけ」
「デザイナー気取りが」

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久々にうつがやってきた。

久々にうつがやってきた。

今日、自覚した。
うつ病が再発している。正しくは、抑うつ症状が出始めている。

こんなこと聞かされて迷惑な方もいるだろう。
その方には心から申し訳ないと思うが、僕にとってこの作業は生きていくために必要なことだから続ける。

僕にとって、自分の心を俯瞰することは、生きるために重要な作業だ。
作業というのは、マインドマップを書くことだ。
マインドマップについてはググった方が早いと思う。

とにかく、マ

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その人はもうすぐ死ぬ

その人はもうすぐ死ぬ

初めて会った人に、「わたしはもうすぐ死ぬんだ」と言われると悲しくなる。

死ぬと知らなければ、なんとも思わないのに。その人が、死ぬとわかった途端、感情が溢れる。

もっと話したい。もっと知りたい。大切にしたい。
その感情は、何というか…とても卑しい。でも、優しい。

だから、これから会う人には、「この人もいつか死ぬんだ」と思って接してみる。その人との時間は、一生で一度きりの大切なものになるはずだ。

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あなたに会いたい

あなたに会いたい

僕はグラフィックデザイナーを名乗っていますが、活動したのは2ヶ月前からです。デザインの学校も出ていません。もちろん、賞なんてとったこともありません。今まで頂いた仕事は、webデザインと名刺とロゴ作成。

クリエイターと呼ぶには あまりにも経験不足です 
(才能もか!? 才能もなのか!?)

でも どうしても この仕事で生きてみたいと思いました。
何かを生み出す心地よさに夢中です。
だから 看護師×

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僕は変な看護師です。

僕は変な看護師です。

Connecting the dots. |点と点をつなぐ。
               -Steve jobs-

看護師時代、最後にいた病棟では空回りの連続だった。
気合いの入り方が、病棟のスタッフと違うこともわかっていた。

勉強会の資料は、納得いくまで作り直した。医学書や論文を読み漁った。
ビジュアルに納得いかなければ、スライドもすべてやり直した。
新しいデザインのソフトだって買った。

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はじめまして、さようなら。

はじめまして、さようなら。

その赤ちゃんは生まれる前から名前がありました。

ご両親は、誕生をとても喜んでいました。

赤ちゃんは、出生する前から長く生きられないことがわかっていました。

ご両親と赤ちゃんは、NICUの個室で一緒の時を過ごしました。

私たちは、あかちゃんが亡くなるのを外で待ちました。

赤ちゃんが亡くなった後、ご両親とおじいちゃん、おばあちゃんと
赤ちゃんをお風呂に入れました。

最初で最期のお風呂でした

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看護師として自由に働くために選んだこと

看護師として自由に働くために選んだこと

去年の夏に病院をやめて8ヶ月が過ぎました。
病院をやめて 家族と過ごす1日いちにちが愛おしく 充実しています。

でも 体調の回復とともに
もういちど 看護師として働きたいと思うようになりました。

ただ つぎはもっと自由に働いてみたいと思います。
看護師として もっと自由に やりたいことをやる。

ぼくがやりたいこと。
それは 医療ケアが必要な子どもと その家族を幸せにするということ。

医療ケ

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鏡

おい

 ーなんだよ

わかってるんだろ

 ーなにがだよ

病院にもどった方が良い

 ー戻らないよ

もう看護師に戻らないのか

 ー戻らないって言ってるだろ

安定した職に就いたほうが良い

 ーうるさいな

親が心配してるぞ

 ーわかってる

失敗するに決まってる

 ーきめつけるな

家族が困るぞ あいつを泣かせるのか

 ーうるさい

 ー黙ってろ 弱虫

 ーおい おまえ

 ーい

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まだ看護師でいたいんだな

まだ看護師でいたいんだな

夢をみた。

前の上司に あなたはもう看護師ではない と言われ激昂していた。

自分は看護師です!
病院にいなくても看護師と名乗ってはだめですか!と怒鳴っていた。

意外だった。

ぼくは、自分のアイデンティティとして看護師であることを
大切にしていたようだ。

まだ看護師でいたいんだな。