最果てリストランテ劇場入り
朝田淳弥くんの本格俳優デビュー作でもある「最果てリストランテ」
劇場入りいたしました。
わたくし村木藤志郎は演出という大役を仰せつかりまして、短いながらも気合の入った稽古を重ねまして、本日無事に、予定よりも1日早く劇場入りを果たしました。
ただの劇場中継みたいな配信じゃおもしろくないので、生ドラマのような、生の映画みたいな、そういうレベルの配信をやりたいですねと映像ディレクターの坪井さんと盛り上がりまして、相当気合の入った無茶な演出にいたしました。
ということで、テクニカルな準備が心配だったので無理言って1日早く劇場入りさせていただいたのでした。
通常では客席にあたる場所をメインのリストランテにして、舞台を回想シーンに使います。楽屋まで演技スペースです。
お客さんがいないので、やりたい放題です。
カメラマンさんがついた状態の6カメ+インサート映像です。
なんて凄い。ハンディのカメラさんがいるので、実際はもっとカメラがあるみたいに感じます。これを生で配信するのです。
緻密なカメラワークとスイッチングに、村木演出のぐだぐだ感も残すという、相当にチャレンジした公演になっております。
役者全員がマイクをつけて声を拾うので、通常の芝居のように音楽を外に出せません。マイクが音を拾っちゃいますから。
なので、音楽は役者は聴けずに、配信を見ているお客さんに直接お届けになります。
これがけっこう大変で、通常の演出によくある「音楽が消えたらセリフ」とかのいわゆる音きっかけが全部封じられてしまうのです。
音の方が役者に合わせるしかないという・・・これはかなり難しいので、演出のわたくし自ら音出しをやることになりました。
あ、音楽もわたくしが作っております。全曲オリジナルでございます。
舞台となるリストランテの厨房部分はこんなセットです。
映画レベルです。
本日のリハーサルも思いのほか順調で、予定時間よりも早く終わるという快挙。技術スタッフさんたち、凄まじく素晴らしいです。
ということで、配信をお楽しみに!。
あたくしもがんばります。