2014年のCCDセンサ
最近のカメラ(デジカメ)はほとんどがCMOSセンサ搭載で、僕のカメラたちもほとんどがCMOSなんですけど、noteの記事を見ているとどうもCCDのカメラに注目が集まっているような気がします。少し古い、けどCMOSとは違った発色をしてくれるところが注目の理由なんでしょう。
ちょうど10年前に中古で手に入れたカメラ(今もかろうじて現役)がCCD搭載機であったことを思い出し、手に入れた頃の写真を眺め返してみたら、なるほど少し色目が違うといえば違うような気もしてきました。でも、…。
カメラはHasselblad H3DII-50、50MPのCCDセンサが搭載された機種で、2009年か2010年に発売されたのをナショナルフォートで中古で僕が購入したのが2014年3月。レンズは一緒に買ったHC80mmと503CXで使っていたCF50mmが中心でした。
重くて(本体とレンズで2kg超え)手ぶれ補正もないカメラなので三脚に乗っけてレリーズを使って撮るのが基本で、手持ちで撮る時は手ブレ覚悟でした。家の中や近所から撮り始め、小旅行にも連れて行きました。購入した2014年をこれで撮った写真で思い出してみようかと思います。
冒頭の写真はCFi100mmを装着したH3DII-50です。
当時、他に使っていたのはEOS 7DとSONY RX1だったので、CCDということより50MPの画素数に感心し、水滴の中の景色まで撮れるんだ!と驚いていました。
外に連れ出しましたが、手持ちでは速いシャッターが必要なので絞りは4辺り、ピントの合ってる範囲は狭いです。CCDはISO100しか使えないと思ってました(今でもそうだけど)。その分、ピントの合ってる範囲は立体感のある画になっていると思います。
被写界深度が欲しい時や暗い時には三脚は必須です。できればミラーアップして撮ります。
北陸への小旅行に連れて行きました。HC80mmに加えて、CF50mmをアダプターを介して使いました。このアダプターにはCFレンズ内のシャッターをチャージするためのレバーがついていて、撮影のたびに一枚一枚それでシャッターをジャキンとチャージします。これでCarl ZeissのCFレンズが使えるようになります。このアダプターはB&Hで手に入れました。
室内での撮影には三脚は必須です。
シークワサーのネットがとても精緻に描かれていて、少し嬉しくなります。
箱根では明るい時は手持ちで撮りました。できるだけ速いシャッタースピードにする必要があります。手ブレは最小限に抑えられていると信じてます。
このCCDセンサはコダック社製です。コダック社は2012年に上場廃止し2013年に再上場と経営が困難な時期にあったようです。そうなる直前のコダック社製CCDセンサを搭載したH3DIIで撮った2014年の写真を見返してみました。
世にはコダックブルーという表現もあるようなんですが、僕にはよくわかりませんでした。青の発色が少し違うような気もしましたが、北陸の冬の写真ではそもそも灰色がかっていてよくわかりません。どうなんでしょう?
H3DIIはプロも使った機材ですから、ちゃんと色味は補正されているはずでしょう。でも少しだけ青みが違うような気がしないでもないし…..。
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