どこかへ 2015年7月のハノイ、ハロン、ホーチミンシティ
2015年の7月にベトナムのハノイ、ハロン、ホーチミンシティに行きました。
ハノイの栄養関係の研究所を訪問し、学童向けの栄養改善プログラムについて議論を進めることが目的でした。
その後で有名なハロン湾を観光し、ホーチミンシティにある事務所を訪問、市場を視察してきました。この頃のベトナムは若い人が多く、経済も急激に成長を始めてました。
行ってみないとわからないことは多い、というのが実感です。
この時はRX-1を連れて行きました。
冒頭の写真は、ホテルの近くにあったホアンキエム湖のハスの花です。
ハノイの空港に到着する前、郊外の街並みと田んぼが見えました。アジアの郊外らしい景色だと思います。
ホテルはハノイ駅にも近いメルキュール、立派なホテルでした。ホテルの窓からはトタン屋根の家並みが見えました。赤茶色と緑の屋根が多いように思います。なぜでしょう?
夕食まで時間があったので、ホアンキエム湖の周囲を散歩しました。湿度も高く暑かったですが、湖を渡る風は気持ちよく、木陰のカフェでビールを飲んでいると体が馴染んでいき、随分前からここにいたような気持ちになりました。
翌朝は事務所の仕事仲間が迎えにきて、朝食の後で市場を視察、その後に栄養関係の研究所の先生方と打ち合わせです。
アジアの街らしく、朝はバイクが路上を埋め尽くしてました。とても賑やかです。
朝食は、ブン。米の麺がどさっと塊で出てきて、これをほぐしながら肉の入ったスープに浸して食べます。肉の焼いたのや生野菜も出てきて、これも麺と一緒に食べます。確か、そう教わって食べたと思います。美味しかったんですが、たくさん出てきて、食べきれなかったと記憶しています。
市場を歩いている女性はみんなと言って良いほど、傘をかぶってます。この傘はノンラーというそうです。ベトナムらしいと僕は思っています。
店先でいろんなものを売ってます。プラスチックの椅子もカラフルでキッチュ(良い意味で)です。
ハノイの研究所の人たちとハロン湾の観光に出かけました。一緒に仕事をしていく人たちとは、こういったエクスカーションも大事です。
中で食事もできる大きめの船で出かけました。ハロン湾を初めて知ったのは007シリーズの映画でしたが、どうもその時の印象が強くて、クルーズ中に何度も思い出しました。もちろんスティルスの船はいなかったようですが、鍾乳洞のある小島に立ち寄り、中を見学しました。大きな鍾乳洞ですごかったんですが、とてもカラフルにライトアップされていて、僕には過剰に思えました。やりすぎかなあ?
ハノイに戻り、研究所の先生方と会食。この時にベトナム式のコーヒー器具をいただきました。とても細かく挽いた深煎りの豆を詰めて抽出します。それをコンデンスミルクを入れたカップに入れて飲むことを勧められました。
日頃は浅煎りの軽めのコーヒーを飲んでいるのですが、暑い季節にこのベトナム式のコーヒーを飲むと、ベトナムの人たちを思い出します。
会食後に駅の周辺も散策してみました。駅は夜になっても活気がありました。
飛行機でホーチミンシティに移動しました。ベトナムの首都はハノイですが、経済活動の中心となっている都市です。ホーチミンと言っても良いのでしょうが、ホーチミンさんも印象が強くて、シティをつけてしまいます。ホーチミン市と言えば良いのかもしれませんが、ハノイ市と言わなきゃいけないようで、不統一ではありますが、ホーチミンシティと呼びことにします。
空港の近くにも家が立ち並び、街中には高層のビルも多くありました。
それでも市場の中には昔ながらの風情が多く残っていて、ノンラーを被った人も多く、そこの雰囲気はハノイに似てました。それでも市場の商品も人も密度が高かったように覚えています。
動物園にも行ってみました。
特に珍しい動物がいたわけではないのですが、気候のせいか、どの動物も日本で見るより元気があったように思います。象やキリンには過ごしやすようです。
ホーチミンの街は急速に成長していたようで、街の中にはいろんな新しい施設ができてました。その中に日本のキッザニアによく似た施設がありました。Vietopiaと言うそうです。商店のようなブース、レストランの調理場のようなブース、いろいろあって子供たちがいくつもの職業体験をしていたようです。
ハノイでもホーチミンシティでも、ベトナムについて知らないことが多かったんだなあと感じました。まだまだほんの一部だけを見たにすぎませんが、文化と急速な経済成長を一度に見ることができたと思います。ギャップの大きいカラフルで楽しい街でした。