私的初詣のこと

年が明けてだいぶ経ってしまって、間抜け感がぬぐえませんが、皆様あけましておめでとうございます。

相変わらず、気が向いたときにしか書かない気まぐれブログですが、お読みいただいてありがとうございます。今年もマイペースに進めていきたいなと思っておりますです。お付き合いいただければ幸いです。

さて

みなさん、初詣には行かれましたでしょうか。相変わらずコロナの猛威は続いていて、人ごみにまぎれに行くような初詣には反対意見も多いですが、私自身は毎年のルーティンとして、元旦に東京大神宮に詣でています。東京大神宮は、伊勢神宮に連なる神社で、都内でも屈指の人気神社の一つ。私も友人に勧められて行くまで知らなかったのですが、縁結びの神様として有名で、特に女性人気が高いのが特徴です。その人気ぶりはすさまじく、三が日にお参りに行くと、長蛇の列に驚かされます。

最寄り駅はJRの飯田橋駅なのですが、元旦に駅を出ると、近くにある商業ビル「さくらテラス」の広い駐車場に「ドミノでギネスに挑戦だ」みたいな勢いで人が並んでいます。神宮そのものは飯田橋駅から5分くらいだと思うのですが、まったく神社が見えない位置に、ぐるぐるめぐる列ができているという状況。お賽銭箱へ至る長い長い行列ですが、以前警備員さんに聞いたところ、その時は4時間半待ちと言われました。さくらテラスが無かったころは、一直線に神社から列ができていて、神社は駅を出て左に行ったところなのですが、駅を越えて川沿いに行列ができてしまい、改札を出たら右に迎えという指示が出ていたのだとか。友人に東京大神宮へ行っている、と言うと、良く知っている人たちは「あの行列に並ぶのか?」と驚かれるのですが、

並びません。

実はこの行列の横に、ご祈祷のための入り口というのがあります。並ばずに社務所に入り、申し込みすることができます。申し込み用紙に名前と住所を書いて、お願い事を選び、巫女さんに提出すると受付になり、〇〇時からお祓いなので、それまでに戻ってきてくださいね、と伝えられます。初穂料は願い事1件につき5000円から。以降、件数が増えると初穂料も5000円ずつ追加になります(もっと出すのは自由らしいが、私はいつも最安値で・・)。東京大神宮は縁結びの神様なので、良縁祈願を選ぶ人が多いようですが、まれに商売繁盛の方もいらっしゃいます。私はぼんやりと心願成就を選んでいます。

年によって違いますが、今年は申し込みにまったく時間がかからず、申し込みしてから小一時間ほどでお祓いの時間になりました。以前申し込み行列が長かった時があり、社務所の二階まで行列で1時間弱かかったことがありましたが(そこからお祓いまで二時間待ち)、かれこれ10年以上通っていますが、比較的稀なケースかなと思います。これだと向拝所(拝殿手前のお賽銭箱のあるところ)までの長い長い待ち行列には並ばず、1月の寒空のなか待たされることがありません。私はこれを東京大神宮のファストパスと説明しています(非常に失礼)。

とはいえ、毎年1時間前後の待ち時間は生じます。待っている間に何をするか。

以前はお店が空いておらず、おみくじを引いた後はすることが無くて時間つぶしに苦労したのですが、最近は友人たち数名で行って、待ち時間に近所の王将で軽くランチというのがルーティンになってきました。王将を最初に見つけたときは、空腹集団でテンションが上がり、昼からビール飲んで餃子食べてと盛り上がりすぎてしまい、お祓いの最中に尿意が襲ってきて辛かったなんてこともありました。何年か前は、たまたま空いていた焼き鳥屋でワインを飲んでしまい、前日の寝不足もあって神主さんの祝詞や巫女さんの舞の奉納の最中に船をこぎそうになって焦ったこともありました。不謹慎極まりない私たちですが、まあそんなこんなで待ち時間も楽しく過ごしております。

で、東京大神宮にお参りに行くと何が良いのか。

私の勝手な感想ですが、とても面白い出会いとつながりをいただけるような気がします。さすが縁結びの神様。

私自身、毎年のように、なぜこの人と?というくらい不思議なご縁でつながり、仲良くなる人が後を絶ちません。多くは人の紹介でお会いするのですが(あまり信じてもらえないのですが、実は私は人見知りの性格なのです)、気が付くと紹介者をすっとばして仲良くなっていたりもします。年齢を経て思うのは、ご縁は素晴らしい財産で、大事にすべきもの。それを沢山得られるというのは、とても幸せなことだなと思うのです。まあ、お付き合いが増えると飲み代が嵩むのが難点ですが・・・。

そんなわけで、大人は黙ってファストパス。

今年も面白い人と沢山出会えますように。
そして、皆様にとっても良い一年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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