【高専から大学院へ】東北大学大学院 受験体験記
みなさんこんにちは!O2(東北大学生協 教職員・院生組織委員会)です!
本日は東北大学大学院への進学を検討している方に向けて、実際に昨年高専から東北大院に進学されたOさんの「受験体験記」をお届けします。
みなさんの参考になれば嬉しいです!
受験区分:推薦入学特別選抜(高等専門学校)
東北大学 工学研究科 博士課程前期2年の課程 4月入学の大学院入試は、主に4区分に分かれています。その中で、私は推薦入学特別選抜(高等専門学校)を利用して受験しました。
入試の時期:7月上旬
推薦入学特別選抜は、一般選抜に比べて1ヶ月以上早い時期に実施されます。そのため、願書提出は5月上旬〜中旬、試験および合格発表は7月上旬になります。
大学院進学を決めたきっかけ
私が進学を決めたきっかけは、実験や研究が好きだったこと、これまで取り組んできた研究をより深く追求して応用に向けた研究に挑戦してみたいと思っていたからです。
私は、高等専門学校の出身です。本科5年生の卒業研究で「高電圧・放電プラズマ」を扱う研究室に配属となり、そこで実験や研究の楽しさに目覚めました。卒業研究では満足できず、本科卒業後は専攻科に進学し、放電プラズマの基礎研究をメインに様々なテーマで計3年間研究をしました。
さらに研究してみたい気持ちは消えず、元々興味を持っていた医療・農業応用の分野に挑戦してみたい気持ちが芽生え、大学院進学を検討し始めました。高等専門学校には大学院に相当する機関が無いため、さらに研究したいとなれば他大学の大学院に進学する必要があります。その際に、興味を持っていた分野でさらに研究ができる研究室を探していたところ、東北大学に該当する研究室があり、進学先に決めました。
推薦入試に向けた対策
まず受験形式(面接・小論文・口頭試問など)をホームページで調査しました。
私が受験した電気系3専攻(電気エネルギーシステム専攻、通信工学専攻、電子工学専攻)は、小論文と面接が試験科目でした。
小論文および面接対策として、これまでの研究内容(研究に関連した基礎的な内容、原理、実験手法、…)、これからやりたい研究、進学先に選んだ理由、大学院でやりたいこと・頑張りたいこと、などの基本的な内容を考えました。
また、先生方にも協力していただき、模擬面接や添削を行って当日の試験に挑みました。
受験する研究室を決めるまでの流れ
他学部・他大学等から大学院受験をする場合、入学後に配属を希望する研究室に研究室見学をする必要があります。
私の場合は、見学したい研究室のホームページなどからどのようなテーマで研究しているのかを調べました。その中から、特に興味があるテーマについては論文を読んでみたり、関連する研究を調べたりしていました。
その後は、3月末頃に研究室見学のアポを取り、見学に行きました。見学した際の研究室の雰囲気や研究テーマに魅力を感じたため、志望する研究室を決めました。
一般入試に向けた対策
一般入試の対策は、研究室見学先を検討するようになった3月頃に開始しました。まずは、受験科目・形式などをホームページで調査して、過去の入試問題に目を通していました。また、入試問題によっては受験先の大学で使用している参考書の類似問題が出題されることもあるため、各科目に対応する参考書が学校の図書館にあるかなども調べていました。
受験時に選択する科目は、研究室見学に行った際に先輩方にアドバイスをもらって決めました。内部生は、例年どの教科を受けることが多いのかを知ることができ、その後の勉強で注力していく科目の選択にも役に立ちました。また、過去問の解答もいただくことができ、それも参考になりました。
いかがでしたか?
これからも東北大学院の受験に役立つ情報をお届けする予定ですので、次回以降も読んでいただけると嬉しいです!
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