八極拳レポート 2/18
概要
二月も後半になり、気温もゆるくなってきました。今回から稽古は外での稽古になり、より大きな動きや、移動法、応用の練習を増やしていきます。
重心の動きと、伸筋の反発を組み合わせて瞬発的な移動をすることを主眼に置きました。
テーマ
構えで伸筋を張っていれば動き出す瞬間に逆方向に重心を少しずらせば伸筋の反発力によって足がでる。それによって生まれる力を手に伝達できるか。
キーワード
構え
構えの前後の足幅は2足半、横の足幅は1足。前膝は内向きに後ろ足は45度外旋に。
ニュートラルな重心は前後の足に5:5、伸筋を張った状態に。
瞬発的な力
基礎では各部位の動きをゆっくり正確にしていたが、応用の段階では正確な動きを素早く出せるかを重視する。
稽古内容
基礎
馬歩
弓歩
虚歩
独立歩
仆歩
応用
歩法
ニュートラルから重心を微かに後方にずらす。それによる伸筋の反発で移動をできるようにする。
順歩捶
拗歩捶
三連突き
木への打ち込み
前腕の側面による打ち込み
前腕の手の甲側による打ち込み
手刀による打ち込み
体当たり
斧刃脚
脛による打ち込み
対人の間合い
歩き、蹴り、突きを交えた前進
課題
突きをするとき脇が締まっていない。まずは強制的に内側に寄せることで脇を締める感覚を得る。
動きの連携に左右差が生まれる。右前のほうが動きやすく左前が動きにくい
肩甲骨周りの動きが遅いため重心の移動や、歩きによる力の伝達が不十分になっている。力を抜いて動かせるようにタオルを瞬間的に引きちぎるような力を加える訓練をする。
対人の間合いを測るのが難しい。