2022/01/25 八極拳稽古レポート
概要
年始からコロナにり患して、1週目、2週目の稽古が休みになり、さらに体力もだいぶ落ちました。病み上がりでの稽古は基礎に立ち返りゆっくりな練習(慢錬)を行いました。
途中ではありますが、稽古風景をインスタグラム、Youtubeで公開しています!是非ご覧ください!
Youtube
また当会では生徒募集中です。以下のリンクをご覧ください!
https://coto.shuminavi.net/icde-7ccc/school/s543-11d1-a74e
テーマ
重心の移動によって体がぶれないようにし、その重心の移動の力を手先に伝達できるようにする。この練習ではそれぞれの体勢から切り替える際には筋肉による勢いを使うことなく重心の移動だけで行うことを目的としました。
キーワード
馬歩
足を肩幅に開く。左右の足の重心を50:50。
左右の股関節を内旋させる。
背骨を傾かせないように膝が前に出るように曲げていき、体を落とす。
弓歩
左右の足を前後に動かし、前足の膝を曲げ後ろ足の膝を伸ばす。前後の足の重心を80:20。左右の股関節を内旋させる。背骨は後ろ足に対して腰が反らないようにまっすぐからやや前傾する。
独立歩
片足立ちをして地面につかない足は膝を曲げて前に出す。 足の重心は100:0左右の股関節を内旋させる。少し伸びあがり、全身の重心を中丹田に置く。
虚歩
左右の足を前後に動かし、後ろ足の膝を曲げ、前足の膝は軽く曲げる。前後の重心を1:99。左右の股関節を内旋させる。後ろ足は馬歩の際の足のように膝を曲げ、体を落とす。
稽古内容
1.站椿功
馬歩になる。腕を前に出し両腕から背中にわたって円を描くような形にする。この時背中側の筋肉で釣り上げるようにして肩に力を入らないようにする。姿勢が正しければ呼吸はまっすぐ下丹田まではいるような意識になる正中に対してへそ、会陰、背、百会、胸郭の順に意識を回す。
2.重心移動のみによる歩法
股関節を内旋させ体を傾けないように膝だけを前に出すと重心が前に行く臨界点で足が勝手に前に出る。前に出た足に重心が100%乗るようにしていくことを繰り返して歩く。
3.馬歩から弓歩
馬歩から後足側の重心を前足側に移動させ体を前足側に向かせることで弓歩の形に移行する。このとき、体の勢いで弓歩になるのではなく、あくまで重心が弓歩の形に落ちていくようにする。慢錬ではこの重心の移動によって手が前に動くようにしていく。
4.馬歩から独立歩
馬歩の状態から独立歩になるように重心を移動させる。この時重心は下丹田から中丹田に移動する。慢錬ではこの伸びあがる重心移動を使い、体が伸びあがることなく手を前に動かす。
5.虚歩から弓歩
後ろの重心を前に移動させる。意識的な重心の移動だけで歩くことができるようにする。
課題
站椿功をできる時間を延ばす。
それぞれの動きの重心移動を体に覚えさせる。
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