2-2 プラスチックの問題点
こんにちは!東邦Ecolutionコラム2班です。
突然ですが、1年間で、どれくらいの量のプラスチックが生産、消費されていると思いますか?
世界で生産されるプラスチックの量は、1年間で約3億5900万t(2018年)。また、世界平均で1人当たり年間41㎏、日本では1人当たり75㎏を消費しています(2012年)。さらに、日本はプラスチックごみを東南アジアに輸出し、環境汚染を引き起こしています。現在は令和3年にバーゼル法が改正され、解決方向に向かっていますが、まだ課題は多いようです。
プラスチックは、自然環境では細かくなるものの分解されないため、自然界に残り続けるものもあります。直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックをマイクロプラスチックといいます。
プラスチックごみが引き起こす問題として、
・散乱ごみの問題と同じような、景観や環境汚染問題を引き起こす
・生物が摂取してしまうこと、漁業、観光業への影響を及ぼす
・プラスチックに含まれている有害物質が溶け出したり、マイクロプラスチックに有害物質が付着して運ばれたりすることで、人の健康に影響を及ぼす。
ということが考えられています。
マイクロプラスチックを取り込んだ魚などを通して、1週間に1人平均5gのプラスチックを食べているという報告も出ています。5gのプラスチックは、クレジットカード1枚分に相当します。
私たちの身の周りにはプラスチック商品がほとんどですが、この問題の解決には、プラスチックの消費を抑えることが欠かせません。なので、環境にやさしい商品を買うことや長く使えるものを買うなどの取り組みをしていきませんか。
第3回 プラスチックごみのなにが問題なの? (kokusen.go.jp)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji17/