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【TRUMP】2019年『Patch × TRUMP series 10th ANNIVERSARY SPECTER』
Outline
「この村は死んでいるのと同じだ────」
外界との関わりを絶つ森奥深くのネブラ村で、猟奇的な連続殺人事件が起こる。
それは繭期[人間でいう思春期]を迎えた吸血種の少年少女たちを収容する施設「クラン」から脱走した四人の吸血種たちの仕業であった。著しい情緒不安定に陥る繭期の少年たちは、ある目的のために凶行を重ねていた。
ひとりの村人が掟を破り、事件解決のために部外者であるヴァンパイアハンターを村に招き入れる。だが調査が進むうち、村人たちが抱える秘密の蕾が緩やかに綻びを見せていく。村人たちはなにを隠しているのか? 繭期の吸血種たちはなにを目論んでいるのか? やがて、吸血種たちの間で語り継がれる伝説上の吸血種「TRUMP」の不老不死譚と、「永遠に枯れない花」をつくろうとする植物学者の悲恋が事件と繋がりを見せる時、その秘密は白日のもとへと曝されていくこととなる……。
引用元:Patch stage vol.6『SPECTER』
Cast
以下ネタバレが含まれます
臥萬里(松井勇歩):ヴァンパイアハンター。首に大きな傷がある。かつてリリーを助けられなかったことを後悔し「自分の前で誰も死なせない」ことをモットーにしている。萬里は通り名で本名はソフィ。ネブラ村襲撃事件のときノームを守り村人に殺される。
石舟(竹下健人):ヴァンパイアハンター。社交的。
クラナッハ(田中亨):村人の禁断の地、湖のほとりの小屋で永遠に枯れない花をつくろうとする植物学者。アランという猫を飼っている。ソフィの父親。TRUMPであるクラウスと接触し、その血を研究に使おうとする。バルトロメに刺される。ソフィを護り「永遠に枯れない花を咲かせてくれ」と言い残し絶命。
ヒューゴ(井上拓哉):スペクター(クランから脱走した繭期の吸血種)のリーダー。イニシアチブによってほかの三人を支配する。
サトクリフ(納谷健):スペクター。触れた者の死ぬ瞬間が見える。弟のオズは未来が見える。
バルトロメ(藤戸佑飛):スペクター。繭期のせいで自分のことをプリンセスだと思っている男の娘。クラナッハにより刺殺される
グレコ(尾形大悟):スペクター。見えないものが見える。一人称が「オデ」。
カルロ(星璃):事件解決を図りヴァンパイアハンターである萬里と石舟を村に入れた男。ローザの良心によりカルロだけは咬まれていない。真相に気づきローザを殺そうとするがシャドに刺殺される。
シャド(三好大貴):ローザの恋人。村の秘密を暴露しようとしてローザに咬まれイニシアチブを握られる。ネブラ村襲撃事件において罪を償うように説得するがローザの死なせまいとしてローザを殺そうとする村人たちを惨殺し、最後にローザのイニシアチブによりローザ本人を殺す。
トルステン(吉本考志):村に人が入ることを嫌っている
クラウス(中山義紘):ネブラ村周辺でクラナッハの研究に興味を抱き、血を提供する。ここで拾った子猫に「アレン」という名前を付ける。
――以上、劇団Patchノーム(下川恭平):ダンピール。人間の村で育てられたが名前を着けられることは禁じられていたため「ノーム=身元不明遺体」と呼ばれている。萬里の名前を欲しがる。ハリエットの息子をソフィと名付ける。ネブラ村襲撃事件のあと石舟に弟子入りしてギルトに入り、臥萬里と名乗ることになる。
ローザ(松原由希子――匿名劇壇):村長代理。全村長の娘。永遠の命を欲しTRUMPになろうとするが実のTRUMPによりイニシアチブによってコントロールしていた村人を皆殺しにされる
ハリエット(齋藤千夏):ソフィの母親。湖に引き込まれそうになったのをクラナッハに助けられ、彼の子どもを身籠る
ロダン(立花明依):村の創始者の末裔。人間であるノームをかくまったことにより村八分にされている。