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マスメディア(とついでに日本人)の醜さについて思うところなど
某プロスケーターの離婚についてのあれこれを眺めていて、どうにも胸くその悪さしか感じなかったので腹いせにNOTEにしてみました。
見出し画像もなんとなくタイトルっぽいものを選んでみました。
1/ゴミ呼ばわりもやむなし
まあこれに関してはあちらこちらから非難轟々という感じなので、俺氏から改めて何かを言おうという気はないです。
羽生結弦さんの離婚。メディアの過剰報道も原因だった事から、いくらマスゴミでも少しは反省するかと思ったけど、むしろ羽生結弦叩きの記事がどんどん出てくるのドン引きやね…
— 水月 (@sui72381132) November 20, 2023
マスゴミらしい「正義のジャーナリズムを体現する私達を批判するなど許さん!」という歪んだ特権意識が出てますなぁ。 pic.twitter.com/WXwlt1fjKz
新周南新聞社の担当者曰く
— タクラミックス (@takuramix) November 20, 2023
「なぜ結婚相手を隠す必要があるのか、まったく理解できません」
「羽生さんは少し前に写真集を盛んに宣伝していましたが、都合のいいときだけメディアを使い、都合が悪ければメディアのせいにする。これはいかがなものか」
この担当者の素性晒せよhttps://t.co/9S2fY1hkOt
羽生結弦の件、メディアやジャーナリストは真剣に考えるべきですよ。許されないでしょう?
— あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 (@kikumaco) November 21, 2023
有名人のプライバシーを暴くのはジャーナリズムでもなんでもない。ただの人権侵害です。
江川さんも焼きが回ったね
これまでのマスメディアの所業から考えれば、マス「ゴミ」呼ばわりもやむなしというかむしろ当然ではないかと思います。
2/週刊で他人をあげつらう浅ましき習慣
そもそもね、週刊誌ってことは、週刊ってことなんですよ(懐かしの小泉構文)
ここに、週刊誌という存在の原罪があるように思います。
毎週、ネタはなんでもいいから、とにかく紙面を埋めろと。
それもただ埋めるだけじゃダメで、部数を取れるようにセンセーショナルにしろと。
そりゃあ経営者なんかは簡単にそう言うでしょうよ売れればいいんだもん。
でも、現実的に毎週のようにぽこじゃかぽこじゃかと特ダネが出てくるわけでもなし。
取材っていったってそんなに人手も時間も予算もないし。
なら一番手っ取り早いのは、一つのスキャンダルを文字通り骨の髄までしゃぶり尽くすことですよ。取材内容を盛り盛りに脚色してもいい、それこそ取材もせずに嘘八百で捏造してもいい、ストーカー行為や過剰取材で人権を侵害してもいい、なんてことになってくる。
‥‥こんなことやってりゃね、そりゃあ人間が腐るってもんですわ。
似たようなものに「こたつ記事ライター」なんてもんがありましたけど、これも象徴的な事例だったというかなんというか。
職業に貴賎なしと言いたいところですが、マスメディア、特にこういうド三流のゴシップ誌記者とか、こたつ記事ライターとか、このへんは賤業オブザ賤業と俺氏は認識しますし、世間様からそう見做されても致し方ないんじゃないですかね。
脚色というとこんな実例すらあるそうで。
昔、さくらももこ先生のアシスタントしてた頃に先生の変な話題が週刊誌に書かれました。その頃しょっちゅうおそばにいたのでわかったのですが、内容は殆どが適当に脚色された嘘でびっくりしました。本当に適当なこと書くんだー!?と。先生はペンの武器があるからコラムかなんかでやり返してましたけど。
— 小花美穂 (@mihoobana_) November 23, 2023
…週刊誌には紗南も少し泣かされました。
— 小花美穂 (@mihoobana_) November 23, 2023
立場的にあまり強く言えませんが、人のプライバシーを侵害する週刊誌や週刊誌系列のネット記事は無くなってほしいです。
が、見る人がいる限り無くなりません。ゴシップに飛びつく人も減るといいな…と思っています。😔🙏 pic.twitter.com/vrPXl0Hi2r
もうね、マスゴミは腹切って詫びろ、くらいしか言うことがなかとです。
3/日本人特有の醜い部分
週刊誌が無くならないその裏には、肥溜めから拾ってきたクソみたいなゴシップを好んでつっつく、クソバエみたいな性根の腐った人間が多いからだ、ということでもあると思います。
昔読んだラノベで‥‥なんだっけタイトルが思い出せないんですが、話中に「人の不幸は蜜の味、人の幸福はヒ素の味」っていうとんでもねえセリフがあってですね、でもこれわりと日本人の感性を的確に言い当ててるんじゃないかなと思ったりしたものです。
他人の汚いところ、弱いところ、醜いところ、そういうのを見たいという精神性がどういう名前なのかは寡聞にして知らないんですが、ちょいと調べてみたところ、どうやら文化的にはこういう背景があるようで。
内閣府が実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)」(対象年齢:13歳以上30歳未満)によると、「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」という問いに対し、日本人の若者の49.4%が、「そう思わない」と回答したそうです。
つまりこれは、「たとえ他人に迷惑をかけなかったとしても、自分勝手な行動は慎むべきだ。」と考えている若者が半数近くいるってことです。
同様の調査で、フランスは15.7%、アメリカは15.8%、イギリスは17.4%、韓国は20.7%だったそうです。
いかに日本人が、モラルやマナーに厳しく、自分勝手な行動について不寛容であるかがわかります。
単に個人のゴシップ好きという問題ではなくて、日本全体がそういうものを厳しく見張っている感じがしますね。
まあ、なんとなく心当たりはありますね。
なんというか、半分くらいは日本のムラ社会文化の残滓かな、という感じがします。
残り半分くらいは‥‥精神不安定の産物かな?とも。
給湯室でダベってるお局さんの一団が、会社環境のせいか更年期症状のせいかは不明ながらも、おおむね情緒不安定でヒスこじらせてて人事のブラックリストに載ってる一群と一致するっていうのはよくある話です。
しかしなんというか、俺氏個人的には、ああいうのを見ると非常に不愉快といいますか。
見苦しいんですよね、ああいうの。
どこそこの芸能人が不倫して、自分の人生や財布にいかほどの影響があるのか?
というと、全く無いでしょ。
そんなことに一喜一憂することのくだらなさときたら、ねえ?
もうちょい自分に関係あることで一喜一憂しろよと。
4/他人をどうこう言う前に自分を見つめ直せ
俺氏の感性に多大な影響を与えたのはまあ確実に母御前なんですが、
母御前の主張
— トージョ⋈金は天下の回りもの (@tohjo) October 14, 2023
・好き同士なら何しようが自由
・でも結婚制度にまで口出しするのは筋違い
・養子縁組なり既存の制度で何とでもなるはず
・人間は男と女、以上!
・1+1は3じゃない、基本原則を捻じ曲げたらロクな世の中にならない
・性転換手術無しで体と違う性別を名乗りたいなら額に♂♀マークでも彫れ
良くも悪くもわりと「自分は自分、他人は他人」というスタイルを貫くお人でございまして、俺氏同様に芸能ゴシップなんかにはまったく興味ないんですよ。
家事終わったあとにテレビつけてほうじ茶で煎餅ぼりぼりやりながらワイドショー見てたりはするんですが、それもちょっと休憩という程度に流し見するだけで、ご近所で井戸端会議のネタにする以上にあれこれ言及することはなかったですね。
その母御前、地方のド田舎出身というわりにはなんというか知恵も教養もあって、確固たる自分自身というのを築いてる感じがするんですよ。
この「確固たる自分自身」というものを築けているかどうかというのは、実は人生において大切な要素じゃないかと思うんです。
それができたら「自分は自分、他人は他人」みたいなスタイルで、有名人のスキャンダルなんかに一喜一憂せず、堂々と生きていけるんじゃないでしょうかね。
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そもそもね、週刊誌とかSNSとか気にしすぎるから自分が疎かになるんですよ。
ウンコの山に自分から顔突っ込んで「臭え!臭え!」ってバカのやることですよ。
そんなことしてるより、熱海や草津に行って温泉に浸かってゆっくりしたり、北海道に行ってイクラ丼や熊カレーで舌鼓打ってたほうがいいですよ、わりとマジで。