【スタイリスト向け】雇われ美容師が頭皮ケアの知識と技術を習得することが不可欠な理由

大阪と岡山で頭皮ケアをメインとしたビジネスをさせていただいております、頭皮ケア研究家の田口と申します。

こちらのnoteを読んでくださっているということは、「プロローグ編」も読んでくださっていると思いますが念のためこちらにも貼っておきます。

さて本題ですが、このnoteでは頭皮ケアの知識と技術(以下:頭皮ケア施術と呼称します)を習得することが不可欠な理由を下記のテーマに沿ってスタイリストの方向けにお話ししていきます。

・頭皮ケア施術とは?

・頭皮ケア施術を取り入れることによるメリット

・頭皮ケア施術を習得するために必要な費用・時間

・頭皮ケア施術で売上を立てるためにすべき5つのこと

・雇われ美容師が頭皮ケアの知識と技術を習得することが不可欠な理由まとめ

それでは早速スタートです!

頭皮ケア施術とは?

スタイリストの方でしたらお客様から薄毛やフケ、ベタつきなどの頭皮トラブルのお悩みをお話しいただいたこともあるかと思います。

僕自身も頭皮ケア施術を始めたきっかけがそれでした。

「お客様が勇気を持って話してくださったお悩みにアドバイスができなかった」

美容師になって20年近くになりますが、やはりカットやカラーなどの施術がメインでそれは「髪の毛があるからこそできる施術」だったんですよね。で、髪の毛は普通にあるものだと認識していたので前述の頭皮トラブルに関してはノーマークでした。

ヘアスタイルをデザインすることだけにこだわるならそれでもいいと思います。

ただ僕はお客様のニーズに対して知らんフリができなかったので、独学で本を読んだりして学びました。

ちなみに一番参考になったのはこちらの「皮膚疾患ペディア」でした。

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個人的に美容師が行う頭皮ケア施術とは「頭皮トラブルを治す」ではなく「頭皮トラブルを予防する」という概念と考えています。

「治す」は皮膚科の医師に任せて、僕たち美容師はお客様に「今の頭皮状態がどうなっているのか」「頭皮状態に合った洗髪の方法」「頭皮トラブルをこれ以上悪化させない予防方法」をお伝えするべきだと考えます。

頭皮ケア施術は知識や技術を通じてそういったアプローチやアドバイスができ、さらにお客様とのコミュニケーションが増やせる施術なのです。

頭皮ケア施術を取り入れることによるメリット

僕は独立して7年(頭皮ケアを始めて10年)になりますが、メリットしかないなと思ってます。

プロローグでも少しお伝えしましたが、「武器」が増えます。

武器が増える=お客様のニーズにお答えできる=売上が増える

頭皮ケアに対するお客様のニーズは顕著に増えてまして、僕一人でさせていただいてる頭皮ケアビジネス事業にもご予約の問い合わせが年々多くなっています。

まだまだブルーオーシャンな業界で、言い方が悪いのですがリラクゼーションメインでやっているところが多すぎて、頭皮ケアをメインに本気でやればカットやカラーよりも売上があるなぁと実感してます(もちろんそれなりの知識や技術、見せ方などもいるので簡単ではありませんが...)

うちは45分施術(カウンセリングなど含め1時間ほど)で¥8000(税抜)なのでカットより高単価(近所のカット料金の平均が¥3500ほど)です。

高単価だとお客様も自然と限られてくるので富裕層が多くなります(富裕層むけの身嗜みやサービスが必要になってきますが)

高単価なので1日にこなす客数も少なくできます。ちなみに僕は1日3名様ぐらいで回しているので自由に時間が使えます(子育てにも参加できるので妻の機嫌もいいです笑)

マンツーマンサロンという形態では歳を取ると体力的に厳しくなってくるので高単価メニューがあるのはかなりのメリットになるのではないでしょうか?(カット料金¥10000以上だよ!という人はごめんなさい)

そして将来「独立」をする場合にこういったことがさらにメリットになってきます。

独立するとめちゃくちゃ不安です笑

「借入金が毎月遅延せず返済できるのか」

「そもそも自分が独立して食っていけるのか」

「誰かを雇う場合はその人に給料を出せるか」

など数え出したらキリがありません。

そこで先ほどお伝えしたカットやカラー、パーマの他に「頭皮ケア施術」という「高単価の武器」があると不安が緩和されます(もちろん軌道に乗るまでは気は抜けませんが)

独立する気がないスタイリストの方も「売上が上がる」という点ではデメリットではありませんし、特に女性スタイリストの方だったら働き方が変わった時に選択肢が増えます。

出産や子育てのためにパートになった時やヘアサロンではなくヘッドスパサロンで働くとなった場合、確実に他のスタッフよりお客様の満足度がリードするので指名売上も増えます。

世間ではだんだん「ヘッドスパ」という言葉が浸透してきてお客様も見る目が肥えてきていますので、従来のヘアサロンでオプション的に提供しているヘッドスパのようなものではなく、頭皮ケアをメインとした「一歩踏み込んだ頭皮ケア施術」をお客様に提供することが不可欠な時代がやってきます。

今のうちに頭皮ケア施術を習得しておくことが美容師人生においてもメリットになると考えます。

頭皮ケア施術を習得するために必要な費用・時間

ここからは頭皮ケア施術を習得するために必要な費用や時間についてお話ししていきます。

ご存知の通り、人によって習得度合いも違いますしどこで学ぶかによっても費用や時間が変わりますので、今回は弊社が提供させていただいております「COLON SCALPCARE SCHOOL(以下:コロシャンスクール)」を例にお伝えいたします。

コロシャンスクールでは大きく分けて2つに分かれています。

「技術レッスンのみ ¥50,000(5時間)」

「理論(知識)と技術レッスンのセット ¥100,000(10時間)」です。

先ほどからお伝えしている通り、知識と技術が両方ともあればお客様の頭皮トラブルにアプローチしやすくなるので後者をオススメしており、ほとんどの方がそちらを受講されております。 

受講された方にはもれなく「コロシャンメソッド本(電子)」の限定URLをプレゼントさせていただいております。

コロシャンスクールの詳細はこちら

時間に関しては最短の受講時間ということで、受講後に追加の受講などもいただいている場合もありますので人によって変わることが多いです。

尚、サブスクリプション(月額)にはなりますが、受講後にアドバイスや開業などに関してのご相談、臨店講習などのサポートもさせていただいております。

頭皮ケア施術で売上を立てるためにすべき5つのこと

こちらでは頭皮ケア施術で売上を立てるためにすべき5つのことについてお話ししていきます。

1.知識や技術を常にアップデートし場数を踏んでいく

これはコロシャンスクール受講者の方にもお伝えしているのですが、頭皮ケア施術は色んな頭皮の状態を見ていくことでそれが糧になります。カットやカラーと同じように場数を踏むことが大事です。知識に関しても受講者にプレゼントしている「コロシャンメソッド本」で常にアップデートしておりますが、ご本人のやる気も必要です。最初は施術の回数自体が少ないので忘れてしまうなんてこともあるのでご注意を。

2.高単価施術という意識を持つ

約¥10,000ほどの金額をいただいており、店販なども合わせると¥20,000近くになる高単価の施術です。それに伴い、目や経験の肥えた富裕層のお客様も増えてきます。服装や言い回し、所作なども変えていかなくてはいけないかもしれません。常にそういった施術を提供しているという意識を絶やさないようにしてます。

3.個室でのプライベート空間でカウンセリングする(できれば施術も)

頭皮トラブルは他人には打ち明けにくいものです。特に薄毛などの外見のコンプレックスに関わるところはデリケートです。ですのでカウンセリングはもちろん施術に関しても個室や少し離れたところにして他のスタッフやお客様に共有しないような場を作ることが大切です。リピートにも関わってきます。

4.必ず「施術前後」の頭皮状態をマイクロスコープでお客様と一緒に確認する

コロシャンスクールでお伝えしている頭皮ケア施術では「頭皮状態によって使うアイテムが異なる」ため、施術前のお客様の頭皮状態を知ることはもちろんですが、お客様自身にも「今の頭皮状態を知っていただく」必要があるため、必ずマイクロスコープで確認します。そして施術後にも見ていただくことで「頭皮ケア施術」の効果を実感していただくことができます。カットやカラーの仕上げを鏡で見せるのと同じです。

5.次回来店のオススメ時期をお伝えして予約を取る

頭皮トラブルは一回の施術ではなかなか改善が難しいのでリピートしていただくことが重要です(売上にも関わってきます)

頭皮トラブルの度合いに応じた次回来店のオススメ時期をお伝えして次回予約を取ることで頭皮ケアの意識をお客様に持っていただけます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このnoteを見ていただいている美容師さんの中にもカットやカラーの他に武器を増やしたい方もいれば、僕のように頭皮ケア施術をメインにしたいという方もいると思います。

頭皮ケア施術にはまだまだ可能性があります。

今勤めているサロンででも、独立してからでも必ず使える施術なので是非習得してみてください。

コロシャンスクールも随時受け付けておりますので公式LINEからお気軽にご相談くださいませ。

この度はこちらのnoteをご購入いただきありがとうございました!

皆様の美容師人生がより良いものとなりますよう陰ながら応援しております。

それではまた。

田口







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