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M9独特の色とは〜SL2-Sと比較〜

M9は独特の色が特徴であり、魅力の1つである
SL2-Sと比較した

SL2-Sと撮り比べ

SL2-S_Valio-Elmarit24-90
取り込み時の設定
SL2-S読み込み時の設定
M9_ApoSummicron50mmF2ASPH.
取り込み時の設定
M9読み込み時の設定

両者とも、ホワイトバランスはオート
SL2-Sはマゼンタ寄り
M9はシアン寄りの色の傾向である

ホワイトバランスを富士山の雪に合わせてみると、どのようになるか調べてみる

SL2-S_Valio-Elmarit24-90
WBスポイト
SL2-S_富士山の雪にスポイトツールしたところ
M9_ApoSummicron50mmF2ASPH.
WBスポイト
M9_富士山の雪にスポイトツールしたところ

M9の青さの方が私は好きだ
次に、自動補正(⌘+U)を行ってみる

SL2-S_Valio-Elmarit24-90
自動補正(⌘+U)
SL2-S_自動補正(⌘+U)
M9_ApoSummicron50mmF2ASPH.
自動補正(⌘+U)
M9_自動補正(⌘+U)

見比べてみると、違いがわかる
私は、M9の色味が好みだ
この写真の場合、マゼンタよりシアンが強い感じの方が私の表現したい色だ
見比べたからこそ、それぞれのカメラによる違いがわかり、好みの描写がどちらで、どういう感じの写真にしたいと思うことができたが、1台のカメラで普通に現像しただけでは、私はシアン寄りの方が好みだとは気づく事ができなかったと思う

Lightroomで現像すれば、どんなカメラでも、自由自在に色を表現する事ができると言われているが、どんな色が自分の好みなのか?という選択肢自体を持っていないと好みの色合いを表現するというところに行き着けない

パラメータを同じにすれば全部同じか

少々乱暴ではあるが、パラメータを同じにしてしまえば、どんなカメラで撮影しても同じ結果なのか、試してみる
M9+自動調整(⌘+U)で好みの色になったので、SL2-Sを同じパラメータにして、現像してみることにした

M9_ApoSummicron50mmF2ASPH.
自動補正(⌘+U)
SL2-SでM9パラメータをコピー
元にしたM9パラメータ
SL2-SでM9パラメータをコピー
※露光量のみ明るくなりすぎたため調整

当然の結果
数字だけを同じにしても、同じ色にはならない

現像を通じて感じたこと

M9_ApoSummicron50mmF2ASPH.
自動補正(⌘+U)
SL2-Sで近づけたつもりだが全然違う(笑)

カラーグレーディングなどを使わずに、色温度や色かぶり補正、彩度などを調整した青空の感じを近づけたつもりだが、同じにはならない
カラーグレーディングなどを駆使して、M9の色に近づける手間をかけるのであれば、最初からM9を使えばいいと思ってしまった

写真の色はどんなカメラでも近い感じに仕上げられると聞いたことはあるものの、基準となる好きな色を見つけ楽しむことが重要であると感じた


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