
CarlZeiss Jena DDR Flektogon 20mm F4
1964年頃に生産された東ドイツ製のカールツアイスの超広角レンズをライカM型で使用する
エキザクタ・フレクトゴン
6郡10枚のレトロフォーカス型
私が所有するレンズはエキザクタマウントで、東ドイツで生産されたものである
CarlZeissJenaの後についているDDRとは、Deutsche Demokratische Republikの略で東ドイツを表している
イハゲー社の一眼レフカメラのマウントがエキザクタ
ツァイスの電話帳によれば、1964/11/17~1973/9/3の間で販売された
2000個の中の1個と思われる

一眼レフフィルムカメラ
上の写真はmaboさんから譲り受けたカメラである
フィルムカメラだが、実はフィルム撮影したことは1度もない(笑)
ツァイスのレンズが目的だったからだ
ライカMで使用するためのマウントアダプター
絞り機構
エキザクタのレンズについている特徴的な、横に飛び出たスイッチのようもなもの
実はこれ、シャッターだったのだ
エキザクタマウントのオールドレンズを見ている時に、このボタンは何に使うのか??とても疑問であったが、触ってみて、納得した。



押すと絞りが動作
シャッターボタンを半押しすると、絞り機構が動作する。
マウントアダプターで使用する際は、シャッターボタンのロック機構を使用して、絞った状態にしておかないと絞った撮影はできない
私の場合は、ほぼ開放で撮影するので、あまり関係ない(笑)
ビューファインダー
M型ライカのファインダーは、28mmまでしか対応していないので、それ以上の広角では、ビューファインダーが必要となる。
ライカ純正のファインダーは非常に効果であるため、ライカよりは割安なリコーGR用のファインダーを中古で購入した
厳密には、フレクトゴンは20mmでファインダーは21mmなので、画角が違うが、そんな細かいことは気にしないので、21mmのファインダーとした
ビューファインダーの見え方
外側が21mmで内側が28mmのタイプを購入

ファインダーを覗いてみると、当然ながら画角をしっかりと確認できる
初めてビューファインダーを購入したが、なかなか面白い・・・

使ってみて気づいたこと
ビューファインダーを覗きながら、距離計が見える
目測ではあるもののピント調整も可能ではないか!

焦点距離20mmで絞りF4ともなれば、被写界深度は深い
神経質にならずにざっくり感覚でもピントは合わせられる ハズ・・・
感覚を頼りにして撮る(笑)
シャッタースピード表示は、ビューファインダー装着で判別困難となる

作例
全て開放で撮影
ビューファインダーを使用して、撮影することで画角がしっかりと掴める
M10Rの場合は、ライブビューという選択肢もあるが、テンポよく撮影するならビューファインダーはとても良い






開放での描写は柔らかめ、滲みもあるが20mmという超広角のツァイスを操る撮影体験は何者にも変え難く楽しい!
M9との組み合わせは、好みの描写でクセになる
ビューファインダーを購入するまでは、画角がうまく掴めなかったことから、敬遠して防湿庫で眠っていたが、ファインダーを購入したことで、出番が増えた