Carl Zeiss Jena Orthometar 3.5cm F4.5
カメラ市は初日
カメラ市は初日が狙い目
誰に言われたわけでもなく、それがなんとなくの感覚
上野クラッシックカメラ博が行われている
松坂屋上野店に仕事を終え夕方到着
持っていたContaxⅡaで夕暮れの御徒町を撮る
埼玉県坂戸市から出店していた「セキ写真」で見つけた
Contaxの35mmレンズたち
レンズを見ながら、アダプターの適合表を思い出す
Orthometar35mmF4.5の状態を確認。
薄いクモリ、スレアリだが、整備済み。
ヘリコイド、絞りの動き良好。
購入決定!
ビオゴン、プラナーも状態は良さそうだが、ライカMで使用できない事が引っかかり、購入は見合わせた。
ContaxⅡaがオルトメターを呼んだ
レアなレンズ
戦前Carl Zeiss Jena製の対称型広角レンズ。
1937年秋発売
カールツァイスイエナのウイリー・メルテが1926年
航空写真用に設計したオルトメター (4群6枚)
ビオゴンに匹敵する3.5cmレンズを供給しようという努力の結果、オルトメター(オルソメター)が開発された。レンズ形状が簡単だったため、ビオゴン230RMに対して、160RMで販売された。
しかし、当時Contaxを購入する層は、高価なBiogonを好み、少しばかり安価なOrthometarには見向きもしなかったため売れ行きが悪く、わずか1750本で生産を終えた
RM=ライヒスマルク(1924年から1948年まで使用されたドイツの公式通貨)
Orthometarの写り
距離計が連動しない。
初めて撮影するときは、目測ピントで撮れるのか不安しかなかったが、F4.5という暗さのおかげで、失敗は少ない。
撮るときは、被写体との距離を気にするので距離感を養う練習になる。
(M9と組み合わせると、ライブビューもできないので、ストイックに遊べる)
開放では強めの周辺光量落ちがある。
ノンコートで小ぶりなガラスだが、緻密で素晴らしい描写が味わえる。
以下は、LeicaM9を使用、目測で撮影