見出し画像

大好きな会社を2年弱で辞めた本当の理由

おはようございます。こんにちは。こんばんは。Togoです。
突然ですが、本日1年10ヶ月お世話になった会社を退職してきました。
今日は僕が、大好きな会社を2年弱で辞めた本当の理由を書いていきます。
お前の転職話なんぞ興味ないわ、という方。まあ聞いてやってくださいよ。

以下の4項目を順に話していこうかと。
ちなみにですが、
この先人生長いので、ほぼ確実にまた転職活動をする可能性もある訳で、
その時の備忘録的な役割もあるので、飛ばし飛ばし読んでもらっても構いません。
(特に1〜2)

・この一年間と自分の現状
・この上なく素晴らしい環境での2年間
・そもそもなんで転職しようと思ったのか
・転職を決めた本当のワケ
・転職ね〜よぎるよたまに。って思う人へ

【1】2020年色々あった話

新卒1年目で日系企業に入社したのが2019年4月。
配属は商社部門(商社事業以外にも色んな事業をやってます)
1年目は本社で仕入兼営業統括の部門。2年目は東京だけど支店で営業。
一体何を売っているのかというと、建築用の木材を輸入して売ってました。
家の部材に使われたり、ホームセンターに立て掛けてあったりする木材を北欧や北米、ロシアから仕入れて売ります。そんな仕事。

来月からは全く別業界の外資系メーカーに転職が決まっています。
1月は有給消化期間で、本日の最終出社日までは、2日に1回ジムに行き、
読書をしたり、普段しない献立を自炊したり、Netflixみたりしてます。

世の中が大きく変わった2020年、自分の人生も大きく変わりました。
時系列でみて行きます。

<1月> 
前年の暮れから訳あってメンタル崩壊しており、
自己嫌悪漬けの自分は、リハビリ的な意味で自分を振り返る機会が増えました。
<3月>
本社→支店営業に異動する内示が出る。想定内。
将来について考える機会も増え、キャリア形成という観点から転職サイトに登録。
自粛もあり、振り返るには十分な時間があった。
<6月末>
そうこうしている間に自粛期間も明け、色んな経緯があり転職を決意。
この時は確か仕事で上手くいかなくて一瞬辞めたくなっていた時。
ここから結果的に半年ほど本腰を入れて転職活動をしていく中で、
転職という選択肢のメリットデメリットを理解しながら、
自分の夢やキャリアを真剣に考えました。
<8月>
エージェントにも登録し、とにかく色んな会社にエントリー。
スキルもなく簡単には決まらず、9月まで箸にも棒にもかからず書類落ち。
<10月>
面接に呼んでもらえるようになっても、一次落ちばかりでした。
「なんでネクタイ&スーツ?」とチームの先輩に転職活動がバレ始めます。
仕事も軌道に乗り出しますが、不思議と転職の意志も変わらず、
「辞めたい」という感情は「今挑戦しないと」という気持ちに変わります。
再度自己分析をして、本当に挑戦したい会社にのみエントリーをしました。
<11月>
中旬頃、受けた2社両方からお声をかけて頂きました。
土日にじっくり家族と相談し、次の月曜には上司に報告。
「モチベ取り戻したと思ってたけど、予想より早かったな。」と言われ、
年内は急すぎるという事で1月末の退社が決まりました。

今に至ります。

【2】最高に楽しかった1年10ヶ月

本日1/28に最終出社をしてきました。
色々な方に激励の言葉を頂き、感極まりました。
この1年10ヶ月を振り返ると、本当に色々思い出されます。
初の社会人として緊張しながら入社式で社長と対面し、社章を受け取り、
同期と軽井沢の研修合宿で仲良くなり、本社で約1ヶ月の研修。
研修中に配属発表があり、希望通りの配属だった事は昨日の事みたいに覚えてる。
上司との最初の飲みでは「何をやり甲斐に仕事されてますか?」と聞き、
事あるごとに「この仕事はなぜ必要なんでしょうか。」と聞く。
そんな生意気な若造に真摯に向き合ってくれる上司、先輩。
隣の部署、違う階の方も仲良くして頂き、全く違う部署のBBQにも行った。
アットホームな雰囲気の中、残業も月平均20h以下というホワイトさ。
自分が不甲斐なくて辞めたくなる時期はあったものの、
就活生に対して自信を持って勧められる素晴らしい会社に出会いました。
自分を評価して下さる方も幸せな事にいてくれて、
直属の上司からは1年目の終わりに手紙で、
「君のおかげでここ数年で一番刺激的な年になりました。」
と言われた時は本当に嬉しかった。
辞める時にはお世話になった人事部の方から、
「いつでも戻っておいで。君と一緒に仕事がしたかった。」
と言ってもらえた。全ては周りのおかげ。恵まれました。
居心地が本当によかった。よすぎたんです。

【3】転職コマンドはずっと持ってました

色々な経緯で、、と書きましたが、そもそも何で転職しようと思ったのか。
転職したいな〜という気持ちは、実は2020年に持った訳ではないんです。
正直な話、新卒で入った会社に一生勤め上げる選択肢はなかったです。
就活の時も、数年後に自分の市場価値が一番上がっていそうな会社を選んだし、
新入社員研修で作成した自分のキャリア像でも、10年後は転職していた。
10年間で何を経験して、駐在もして、社外にこんなコネを作って、、、
とか生意気ながらに考えてました。
実は父親も今は吸収された某大手銀行を辞めて、情報通信の会社に転職した過去があり、
いわゆる終身雇用至上主義の家庭環境でもなかった。反対はされたけど。
てな訳で、入社した時から1年目の途中までは順風満帆だったのもあり
まあ転職は早くても5年目くらいかな。3年目くらいから考え始めよ。
くらいに思ってました。

結果的に予定が3年くらい早まっちゃったんです。きっかけは一冊の本。
『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』北野 唯我 ダイヤモンド社

大好きなサラタメさんの簡単な解説動画も貼っておきます。

業界、仕事内容、5年後に自分がなっているであろう姿、
全てが自分のキャリア像とずれているように感じました。
この本を読んだ時は仕事が上手く行かなかった時だったので、
少なからず先入観はあったと思います。
それでも、このままじゃダメかも、と思いました。
更に、これは他の本でも言われてますが、この質問に皆さんはどう答えますか?

仕事は何をしていますか?

最近は減ったかもしれませんが、日本人の多くは、
「○○商事で働いています」「△△業界で働いています」というのではないでしょうか。
転職が当たり前の欧米社会では、
「○○の市場を分析し、△△する仕事です。」などという答えが多いです。
事実自分の旅先で出会った友人もこうでした。
自分は○○ができます。と転職予定の5年後に言えているだろうか。
そう思ったのが、転職に本腰を入れたきっかけです。

加えて自分は営業に向いていないと自己判断しました。
自分がいらないものを売れなかった。
保険会社に勤める知人は1年目から営業で実績をあげていました。
彼女に何でそんなに売れるのかと聞くと、
「保険がある事で、その人の為になるから。真摯に向き合うの。」
と言いました。
本当にいいものを売ってる自覚があれば売れるのかもしれません。

商社にはそんな人より、売る事自体に面白さを見出す人が多かった。
商材が別のものでもきっと成果が出せる、そんな人たちです。
この人たちみたいになれるビジョンは見えなかったんです。
仕事が上手くいかなったのもこれが原因でした。
1年目に営業の管理をしていて、営業の為に資料を作ったり、
現場の面倒な作業の仕組みごと変えていく。
そんな仕事の方が自分には合っていると思いました。

営業は営業が好きな人がやればいい。自分はここじゃない。

きっとこの先こんな感情を抱く事が何度もあるはず。
そうなった時に自分の手札にスキルセットがなかったら?
それこそ詰みですよね。何にも出来ないくせに与えられた仕事をやらない。
雇って貰えるわけがないです。
でも自分にスキルがあれば、仕事を選べるようになる。
そんな考え方に心酔し、職種を絞り転職活動に挑みました。
でもこれは転職を考えるきっかけになっただけで、決め手ではありません。

【4】転職を決めた本当の理由

結論から言います。ここまで長々と書いてきたので。笑

転職を決めた理由は、1秒も時間を無駄にしたくなかったから。

すごい普通のこと言うじゃん。と思った方もいるかと思います。
ご指摘の通り本当にシンプルなんです。

転職に際して、お世話になったお客さんに挨拶に行った時、こんなやりとりがありました。

客「仕事嫌になっちゃったの?」
僕「いえ、嫌になったわけではないです。」
客「じゃあ何で辞めるのよ〜勿体ない!!」

嫌にならないと辞めたらいけないのかとは思いましたが、
自分からしたら勿体ないのはここまで積み上げてきた営業の経験より、
向いていない事に費やしている時間
だった。って事です。

仕事に関して色んな方に相談に乗っていただきました。
幸い会社にはジョブローテーションもありますし、
3年目が終わってからは社内公募やFA制度もあります。
不動産開発や、再エネなど多角的に事業展開している企業なので、
望んだ仕事に就ける可能性も大いにありました。
「だからとりあえず2〜3年、頑張ろうよ。駐在の可能性も高いし、きっと他からも声がかかるよ!」
と励ましの言葉も頂きました。しかし、
その2〜3年すらも、20代前半の自分には「リスク」に思えたんです。

幸運な事に、2年で2つの部署を経験させてもらい、
自分の仕事に関する向き不向きを知る事ができました。

とあれば来るかわからないチャンスを待っている暇はないですよね。
第二新卒という最高な公認の言い訳も使える事ですし。

お誘いを受けたあと、承諾するに至った思考はこうです。
外資系企業で、職種も仕事内容も決まっている。人の入れ替りも激しい。
そんな環境で自分は成長したいし、武器を手に入れたい。
居心地が良すぎると、自分は成長できない。そう思いました。

この話をすると、
お前は一体将来何がしたいんだ。
と、言われる事があります。それはまた別に記事で書きます。
すんごい長くなると思いますので。
今自分がやりたい事は紛れもなく、夢を叶える為のステップアップです。

【5】転職が一度でも頭をよぎった人、聞いて。

インスタやTwitterで、転職する事を明言し始めたのは今年に入ってから。
すぐに色んな人からお祝いの言葉を頂きました。
転職の事教えてよ、とか、最近考えるんだよね〜とか、
そんな相談も少なからずされる事もあります。有り難い。

転職も選択肢かな、と思っている人かなり多いと思います。
選択肢にあっても決断できなかった、という先輩も会社にいました。
少しでも転職が頭をよぎった人に聞いてほしいです。

自分が何の為に働くのか、考えてみて下さい。金/家族/社会/自分など。
自分の場合、20代は自分の為に働こうと思いました。
自分が納得する働き方で、自分に合ってる事を突き詰める事に決めました。

少しでも今のままでいいのかな、と思ったら、転職サイトに登録してみて。
自分の経歴を振り返るいい機会にもなります。オファーも来ます。
そんな中で自分を客観視できるし、逆に自社の良さにも気づけます。
その上で転職を決めたなら行動あるのみ。時間は戻ってきません。

「仕事だるいわ〜」「仕事辞めたい」「働きたくない」
そんな愚痴を言うのは良くないとか、デキる人の本では言います。
でも僕が思うのは、愚痴を言うのに行動に移さない人の方がダサい。
仕事を辞めたいなら転職や起業を模索すべきだし、
働きたくないなら、不労所得を得る様々な方法を研究して行動すべき。
愚痴を言う人に多いのは、「じゃあどうしたいの?」に答えられない。
現状に甘んじると決めたら文句言わずに頑張るしかないんです。
現状を打破すると決めたなら、活路を見出すしかないんです。

少なからず現状に満足できないから、転職が頭をよぎるんだと思います。
であれば、自分が大事にしたいもの、変えたい事を明確にして、
今すぐに行動に移してください。
見える景色は1日で変わります。

自分は来週から未知の世界に飛び込みます。
これが正解かはわかりませんが、後悔はしていません。
入社してどう感じたかはまた、ここに書きます。
一人でも多く、満足のいく選択をできるように応援します。

長文を読んで頂きありがとうございました。
転職前の有給消化にはこんな長文を書く時間もありますよ。
また更新しますので、みて下さい。

未熟者ですが、何卒。

いいなと思ったら応援しよう!