バイト経験談②〜ユニクロはブラックなのか〜
おはようございます。こんにちは。こんばんは。Togoです。
本日は、大学時代4年間を捧げたユニクロでのアルバイトについて、
前回に引き続き様々な経験を書いていきます。
前回は、
ユニクロでのアルバイトはどんなものなのか
ユニクロのアルバイトに向く人/向かない人
ユニクロって就活で役立つってホント?
について書きました。読んで頂いた方ありがとうございます。
そして今回はよりディープに、こんな感じでいこうと思います↓↓
ユニクロは本当にブラックなのか?
バイトなのに社員と店長にブチ切れちゃった話
敵視していた店長陣営が卒業する僕に放った言葉
時価総額10兆円に迫る日本最強の企業の内側を、見ていきましょう。
前提として、ユニクロを過剰に批判したりするつもりはないです。
バイトの一人として見た事感じた事をつらつら書いて参ります。
【4】ユニクロは本当にブラックなのか。
では早速ここから。就活でも興味本位でかなり聞かれました。
ブラックの定義ってなんでしょうか。という話から始めたい。
前回も書きましたが何をもってブラックというのか。
・サービス残業、無給の休日出勤が横行している。
・セクハラ、パワハラ、男女差別、人種差別。
・単純に労働時間が長い。連勤日数が異常。
パッと思い浮かぶのはこの辺りかと思います。
正直な話、この類の事は、日本企業なら特に全くない会社の方が、
マイノリティなんじゃないでしょうか。連勤はサービス業に多いかと。
本題に戻ります。僕の価値観では、ユニクロはブラックではないです。
新卒で入った会社ほどホワイトだとも思いませんが、ブラックではない。
実例をあげると、ユニクロではサービス残業すると怒られます。
「そんなに?」ってくらい怒られます。やるなら残業をつけろ!と。
でも労働時間は長くなりがちです。通称「通し」と言われる、
8:00-23:00の出勤があります。休憩は2時間くらいでしょうか。
僕は長時間労働すると思考が停止するので4年間一度もやってません。
これを何連勤かしている社員さんは何度か見ましたが、
みるみる内に痩せていってましたね。笑
特に年末年始、GWなどは学生が帰省したりする関係で社員への負担が大きくなりがちでした。
東京出身の僕へは毎日のように出勤要請の電話が掛かってきましたが、
なぜかいつも電話取れないし、予定もあったんですよね〜。。。
就活中は掛けてこないでとお願いしました。笑
セクハラ、パワハラ、差別はどうなのか、というところですが、
人間関係が上手くいかずに病んでしまう人は少ないですがいました。
前回もいったように成果主義な部分もあり、シビアな部分もあるので、
そこは上手くかわせる人が若くして昇進してた印象です。
店長からの要求も高く、学生アルバイトのマネジメントもしないといけない。クレーム対応にも駆り出される。大変な仕事だと思います。
成果主義はいい面として、女性の管理職も多くなります。
女性店長も勿論、各フロアにも権力をもった女性がたくさんいますので、
セクハラ、男女差別は基本的はなかったと思います。
お局様的な人は数人いましたけどね。悪い人ではないんですよ。きっと。
余談ですが、バイトの先輩で、ユニクロに就職した後、1年で辞めて
地元長野では有名なセレクトショップ経営者兼YouTuberしてる人がいます。
初期の頃はユニクロについても話しているので是非。登録者6万超です。
勝手に宣伝しときますねりょうくん。
この動画は社員としての視点から話しているものです。
まとめると、見方によってはブラックかもしれないけれど、
実際に中からみるとそんなこともなく、世界に打って出ようとする会社は、
「劣悪な労働環境」みたいな記事に足を引っ張られたくもないはずなので、
そこら辺はしっかりしてます。昔は分かりませんが。
【5】社員と店長にブチ切れちゃった話
バイトが社員にキレるなんてあってはいけない事なんですが、
一度だけ我慢できずにやってしまいました。笑
生意気だったと反省しています。その時の話を書きます。
僕が3年生くらい(?)のタイミングで、
新人アルバイトが長続きせずに辞めていく時期がありました。
特に外国人スタッフが馴染めずに辞めていくケース。
アルバイトのマネジメントはフロアの社員の仕事なはず。
でも繁忙期の社員たちは目の前の仕事で忙しそう。
その社員をまとめてる店長は何してんねん。という、
奇想天外な謎の発想で、問題をまとめて乗り込んで行きました。
フロアの問題でしょ、と一蹴されて不機嫌でフロアに戻ってからは、
社員が気が済むまで話を聞いてくれたものの、根本的解決には至らず。
後日、それまでは聞く事のなかった店長からの指示インカムを、
全スタッフが聞けるようになりました。そこで気付いた事。
店長の指示がめちゃくちゃ的確だし、
大きな事から細かい事まで永遠にフィードバックしてる。
おいおい思ってたのと違うじゃん。と思い考えてみたんです。
社員は普段の業務と突発的に店長から降りてくる業務で手一杯。
アルバイトのマネジメントに100%振り切るのは無理な話・・・
その時ようやくそれを補っていた偉大な先輩たちの存在に気付きました。
韓国語をたまに忘れるキャラ立ち過ぎな韓国人の先輩とか、
すぐ他のフロアの新人美女情報を持ってくる腹黒イケメンとか、
色んな人が自発的に育成に参加したり、穴を埋めていたからこそ、
自分たち後輩は気持ちよく仕事ができていた訳で。
店長のいう通りフロアの問題で、かつ責任の一端は自分にあったんです。
そんな自分の責任にも気付けなかった自分が情けなくなりまして、
とにかく留学で抜けていた分も後輩を知らないと、と飲みまくりました。
酔うと手が付けられない後輩もいたし、敬うって概念は基本なかったけど
小さな不満とか、何を普段気にしているかとか、色々教えてくれました。
しばらく、就活で数ヶ月アルバイトを抜けるまで、
自分なりにそこから色々フォローしたつもりです。
そのおかげか否かでいえば否だと思いますが、
就活から戻ったらみんな自分より仕事できるようになっていて、
それはもう本当に嬉しかった。
もう正直そこからはウイニングランでした。ほぼ出勤しなかったです。笑
そんなこんなで卒業旅行諸々を終えて最終日。
店長へ数々の無礼を謝罪しにいきました。
【6】敵視していた店長が卒業する僕に放った言葉
僕は自分がよく考えもせずに店長に突っ掛かりに行った事を謝れておらず、
卒業の挨拶の機会にしっかりと謝罪しようと思っていました。
かつて他の店長(店長は何人かいます)には
「上にちゃんと意見が言えるアルバイトなんてそうそういないよ」
と評価(?)してもらった事もあったんですが、今回相対する店長は、
古株のラスボスで手強さMAXのやり手です。
そんな甘い言葉を掛けてもらえるはずもないので、誠心誠意、
メッセージカードと共に申し訳なさそうな顔を作って行きました。
「数々のご無礼大変申し訳ございませんでした。4年間楽しかったです。」
と伝えると、あれ?なんか優しそうな顔してるじゃん。逆に怖い。
「君とは色々あったよね。」そうなんです。先に書いた事は一部です。
来るぞ長めの恨み節が。。
「そうですね。本当にご迷惑をお掛けしました。」と追い謝罪。
ここで自分の人生観を一変させる名言が飛び出ます。
「とんでもない。一つアドバイスすると、君が社会人になって上司という立場になった時、必ず今の君と同じような若い部下ができると思う。その時は、それはそれは大きな心で見守ってあげるんだよ。」
この人には勝てない。そう思いましたね笑
ここでバイトしてよかったな〜と思ったつもりが声に出てました。
今でも心に刻んでいます。
余談ですが、他の少しだけ仲の良いツンデレ店長(男性)からは、
「4年間、理不尽だと思った事もたくさんあると思うけど、アンタ社会に出たらそんなもんじゃないわよ。」
と言われ、おそらく激励されました。
ここまで、長々と読んで頂きありがとうございました。
色々ありましたが、ユニクロで働いた4年間は僕にとっては宝です。
しばらく経って振り返ると懐かしいです。
働いて、朝まで飲んで歌ってしてたバイト仲間にも、
人として多くの事を教えてくれた社員の皆さんにも、感謝してます。
日本初でここまで世界を変えて行ける企業はそうないと思いますので、
この先のキャリアで仮にチャンスがあれば、
是非この会社でまた働いてみたいと思っています。
この先も学生時代の色々な経験を書いていきますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます!!未熟者ですが、何卒。