今日からあなたも、上位5% 〜読書メモ〜『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』
おはようございます。こんにちは。こんばんは。Togoです。
・重要”そう”な資料を作ってる
・作業効率が上がった事に満足している
・作業充実感に浸っている
少しでもハッとした方は少なからずいるんじゃないでしょうか。
自分はかなりハッとしました。初の読書メモはこの本を紹介します↓
『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』
越川慎司 ディスカヴァー・トゥエンティワン
この本は、
1万8,000人の働き方を分析し、
合計25社で人事評価トップ5%社員の一挙手一投足を記録し、
AIで分析し、彼らと一般の社員は何が違うのか、を導き出しました。
という本でございます。
勿論今からできる具体的なアクションプランも教えてくれます。
最後に本書にまつわる個人的大発見を発表しますので、
拙い文章ですが、宜しければ全部読んでください!
著者の越川さん、元マイクロソフトの業務執行役員。格好良い。
現在は「稼ぎ方改革」を支援する企業、(株)クロスリバーの代表をされている方です。
自慢にもならないけど、ビルゲイツさんと私は誕生日が同じです。
取り急ぎTwitterフォローしましたが、
同社は週休3日で、複業がMUSTで、専業は禁止らしいです。なんと。
【1】要旨 〜トップ「5%社員」の3つのマインド〜
早速中身をみていきます。
周りのデキる先輩を想像しながら読むと、スッと入ってきました。
・ずば抜けた結果を出す人の五原則
・良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
・トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
・トップ「5%社員」の強いチームをつくる発言
・トップ「5%社員」のすぐやる習慣
・今日からできるトップ「5%社員」のルーティン
内容は上記のように分かれています。
本筋→ダメな例→良い例→組織人として→習慣は?→真似しよう
ざっっくりいうとこんな流れです。
色々項目が分かれているのですが、結局トップ「5%社員」は、
3つの考え方に基づいていると僕は思いました。それは、
物事に優先順位をつける
仕事に再現性を持たせる
定期的に内省する習慣を持つ
この本で何度も出てくるワードです。特に内省。
トップ「5%社員」は、仕事に優先順位をつけます。
優秀な人には多く仕事も降ってきますから、目的を明確にし、
タスクの進行具合を想像し、優先順位を決めています。
トップ「5%社員」は仕事に再現性を持たせます。
トラブル対応も目先でなく根本から改善しようとし、
成功した仕事に対しても、「なぜ上手く行ったか」を問いかけ、
振り返りを欠かしません。
トップ「5%社員」は定期的に自分を省みます。
仕事の進め方に無駄はないか、次はどうすべきか、
前に比べてタスクの優先度に変化はないか、など。
詳しくみていきましょう。本書の章立ては分解します。
【2】トップ「5%社員」の優先順位とは
仕事に優先順位をつけるのは当たり前。そう思います。
でも意外とできている人は多くないようにも見えますよね。
面倒だなと思って後回しにしていた案件の締切が迫っていたり、
調べ物に夢中でこっちの作業忘れてた、とか。
トップ「5%社員」には勿論そんな事は起きません。
やっている事は一つ。「目的のことを考える」のです。
目的を明確にし、手段の目的化を防ぎます。
手段の目的化とは、、、
いつの間にか手段が目的にすり替わってしまう恐ろしい状況です。
身近な例…何も考えずに「駐在してえなあ〜」とぼやいているあなたです。
駐在は手段で、目的はその先にあるはず。
完璧主義もよくないと著者はいいます。
100%にする事自体が目的になってしまうと、初動が遅れ、
全体の行動量も減っていき、振り返る時間も取れません。
これはVUCAの時代には望ましくないですね。
ある程度の精度で走り出し、途中途中で修正を加えていく。
仮説思考にも近いかもしれませんね。
手段は、誰に聞くか、どうやるかなど、
フェーズや仮説ごとに変わっていきますが、目的は変わりません。
目的へのコミットをどれだけ徹底し、最短の道で目的を達成できるか、
って事です。
無駄に凝った資料作ってニヤついてた半年前の自分に読ませたい。
【3】トップ「5%社員」が重要視する"再現性"
同じ事ができるのと、再現性があるのは別の事。著者はいいます。
スキルを持つ事自体に意味はなく、そのスキルで成果を出す事が目的。
うまくいったプロセスや、失敗からエッセンスを抽出し、
手順化→習慣化→日々改善
これが著者のいう再現性です。
気付いた方もいるかもしれませんが、著者はそこそこスパルタです。
同じ失敗をしないだけでは許してくれません。
うまく行った事もしっかりと分析して、どこが良かったのか、
さらに改善できるポイントはないか、フィードバックをもらえ。
とこんな具合で95%社員の僕を追い詰めます。
トップ「5%社員」は例外なく更に高みを目指しています。
なので、うまく行ったポイントや取り入れるべきだと思った事はしっかりと習慣にします。
周りの意識高い人は確かにそうだけど、簡単に変われますかね?
ここで働き方改革のプロから一言。「意識改革は無駄です」
スパルタですよね。でもその後に納得させてくれます。
意識を変えるより先に行動を変える。
行動が実れば意識は自然とついてくる。
つまり、何か新しいことをやろうとしていた時に、
とりあえずやってみて効果が出たら皆さん続けますよね?
続けていると習慣化してきて、気付けば意識は変わってるんです。
【4】トップ「5%社員」の秘技 "内省"
この部分が正直この本で一番重要なのではないでしょうか。
事実何度も「内省」という言葉が出てきます。
トップ「5%社員」は定期的な内省の時間を持つ事で、
挑戦の際や行動変革をしようとする際などに軌道修正します。
目的の話でも、再現性の話でも、内省してましたよね。
どんどん仕事が降ってきても、膨大なタスクの進行状況や、
優先度、今までの時間使い方を省みる事で最適な計画をたてます。
優秀な人ほど、自分で考える時間を作っている。確かに。
著者曰く、
内省を繰り返していけば、自分なりの価値観、判断軸ができて、意見を主張できるようになります。
との事で、内省する事で自分にとって大切な事もわかり、
社内でも声の通る存在になっているわけですね。
【5】個人的発見:トップ「5%社員」全員結局○○した説。
この本を読んで私が思ったのは、こんな事でした。
トップ「5%社員」全員同じ本読んでませんかね。
『7つの習慣』を。
皆さんご存知、スーパーロングセラーのKING OF 自己啓発本です。
思えばコヴィー先生もかなりのスパルタでした。
読んだ事ない方は漫画版もありますし、以下の動画もわかりやすいです。
大好きなYouTube大学です。是非!
7つの習慣、これを常に実践しようとしている人はトップ「5%社員」に多いのではないでしょうか。
もしくは自然に実行できてしまうのか。
個人としては、
主体的だし、
いつも終わりを思い描いているし、
最優先事項を優先しようとしているし、
組織との関わりでも、(今回省きましたが、)
Winーwinを考えているし、
まず理解に徹しているし、
シナジーを創り出そうとしているし、
再現性を出そうと内省しながら常に刃を研いでいます。
ここまで、若輩者が好き勝手書いて参りましたが、
自分なりにまとめると、本書はこれらの7つの習慣に関して、
その具体例や日常の仕事に落とし込んだ例を教えてくれますし、
95%の人たちにも実践しやすく、わかりやすい、
スッと腑に落ちるようなエッセンスを与えてくれます。
テンポもよく非常に読みやすい本でした。同世代にはおすすめしたいです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも色々読んで、とにかく行動に移して、
気付いたら意識改革されていきたいと思います!
未熟者ですが、何卒!