外資系カルチャーショック〜転職して最初の1ヶ月を振り返る〜
おはようございます。こんにちは。こんばんは。Togoです。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
読んでるよ!と連絡をくれる方もいて、非常に励みになります。
3月2日です。2月1日に今の会社に転職してから1ヶ月。
肌感は音速でした。毎日新しい言葉を覚えたり、新しい人に出会ったり。
前職は創業が江戸時代の古き良き日本企業だったので、
些細な事から大きな事までカルチャーショックを受け続けた1ヶ月でした。
今日はそんな1ヶ月を振り返ってみたいと思います。構成はこんな感じ。
【1】今勤めている会社について
僕が勤めている会社は、一言で言うなら総合科学サービス企業。
化学じゃなくて、科学です。サイエンスの方。
化学だと、三菱ケミカルとか東レとか素材のイメージが強いですが、全く違うんですよね。
科学と化学の差なんて考えた事もあまりなかったですが、
よくよく考えてみると結構違います。科学は例えば
・電子顕微鏡
・バイオテクノロジー
・臨床検査(PCRとかアレルギーとか)
・実験領域(大学の研究室、科学捜査など)
こんな感じです。事業の幅も広く、多くの会社を買収した過去があります。
世界中に数万人の従業員がいるみたいで、時価総額もトヨタと肩を並べるくらいです。入ってから知りました。
故に組織も複雑です。本社はアメリカ(Globalって呼んでます)で、
その下にRegionと呼ばれる地域統括がいくつか。Asiaはシンガポールが本部です。
そのシンガポール支社の下に日本の現地法人がぶら下がっている形です。
事業柄、コロナ禍で株価もかなり上がり、注目も集めているようです。
確かにチャートをみるとこの一年の上がり方は二度見します。
それだけ世間の役立っている会社ということで、身の引き締まる思いです。
【2】僕自身の仕事について
当のお前は何してんねん、という事で僕自身の仕事についても少々触れさせてください。
外資系はほとんどの人に役職が付きます。僕はAnalystです。
「Financial planning and analysis (通称FP&A)」の、Analystです。
○○営業部の、営業。と同じ感じで役職に特に意味はないと思われます。
仕事内容は部署として、各営業部隊の管理会計や予実管理をします。
僕も事業部一つを担当して、事業部単位での予実管理、短〜中期の戦略立案をFinanceの側面から支える仕事をする予定です。
日系企業でいえば、経営企画部とか事業企画部?とかと似た感じだと思います。
財務部、経理部とは違うのかな。というところ。
こちら参考までに↓↓ FP&Aとは何かわかりやすく書いてます。
この類の仕事は未経験で、外資系には珍しい完全第二新卒枠での採用でした。
余談ですが、外資系でも求人に「第二新卒」とある求人は多いです。
でも中をみてみると、マーケティング経験5年以上、営業経験5年以上、コンサルタント経験3年以上などガッツリ条件がついている事もザラにあります。
会社によって第二新卒の概念は大きく変わるので求人案内は要チェックです。
前の会社の経営企画部はTHE 本社機能という感じでしたが、前述の通り、
シンガポール支社の中の1支店なので、日本だけで決められる事には限界もあります。
その範疇でどれだけ日本ビジネスの優先度をGlobalに上げてもらえるか、
というのは直接その人たちとコンタクトをとるFP&Aの使命でもあります。
加えて、本部全体の実績や予算状況を取りまとめる仕事も引き継ぐ予定です。
未経験の仕事かつ、馴染みのない業界で、会社の構造も複雑なので、ハードルは高く多いですがその分自分に負荷をかけられるので楽しみです。
次会ったときにげっそりしてたらそっと抱き締めてください。
【3】怒涛の1ヶ月を振り返ってみる
最初の1ヶ月は文字通り音速で過ぎました。早かった。。。
緊急事態宣言下で転職して最初の1ヶ月、諸々不安な事も多かったです。
それでも上司先輩のご配慮のおかげで、充実した1ヶ月を送れました。
順を追ってざざっと振り返ります。
もちろんの事、ほぼほぼリモートでした。2月の出社は3回。
自分以外の部署の方は皆さん今年初出社だったそうです。
前職ではほぼ毎日会社に行っていた自分からすると、だいぶカルチャーショックでした。
初日と2日目は人事部主催の導入研修、いわゆるオリエンテーション。
システムのインストールや、ライセンス取得もやる事多くて大変でした。
人事制度や各種手続きを2日かけて教わりました。自分以外に2月入社は6人ほど。
3日目から部署に配属されました。
チームメンバーの紹介&挨拶をして、別でも各メンバーと1on1の時間を設けてもらいました。
また関係部署のキーマンの方とも上司が面談を組んでくれました。
周囲の方の顔をリモートながら覚えられたので、貴重な時間でした。
正直、最初の2週間くらいは何が分からないのかが分からない。という感じ。
木材の営業から、科学系の管理会計に転職したので、そりゃもう何から何まで違いました。
2/5に初めて会社に出社をしたんですが、午前10時からいきなりシンガポールと会議。
前日に先輩が何の話をするかは教えてくれていたので、何とかついていけましたが、一瞬話題が逸れた瞬間に白目で迷子になりました。
事業の管理をするわけなので、担当部署の事業内容も勉強します。
担当はバイオ医薬品ビジネス。完全に生物の授業。RNAとか、細胞培養とか。
ご時世という事もあり、コロナウイルスやmRNAワクチンについて普段ネットとかで調べてはいたものの、そんな単純なものでもなく未知との遭遇もいいとこで。でも知らない事を専門家に教えてもらうのは面白かったです。
終わった後に顧客のYouTubeチャンネルをみたりして復習してました。
3週目くらいからはミーティングの内容も徐々に理解できるようになってきました。
というのも、毎日1日の終わりに上司orOJTの先輩が30分その日の振り返りをしてくれるので、その都度疑問を解消させてくれたんです。そのお陰で、タイムリーに確認事項を消化していけました。
今後の予定としては、今月からいくつかの仕事は自分一人で回せるようになり、
メインの仕事は4−5月くらいから一人立ち、という流れになっていきます。
とまあこんな感じで刺激的な毎日を過ごしております。
当分は勉強、修行あるのみといった感じですね。
【4】江戸時代創業の前職とのカルチャーショックが想像以上だった件
前職は非常に歴史のある企業で創業は1600年代、社風もそれにふさわしい古き良き大企業という感じでした。
そんな会社に新卒で入社し、2年経たずに退職し外資系企業に入った僕が感じた、カルチャーショックを羅列していくコーナーです。是非見ていってください。
・横文字の大洪水
→外資系といえばこれでしょうか。Toplineとか、agendaとか、そういうの。
日系なら随時いじられるようなガッツリの横文字を誰もが平然と使っています。
もちろん、微妙なニュアンスで英語の方が伝わる時があるのは理解出来ますが、
おっと、、?となる事も多く慣れるのには時間がかかりそう。
普段から英語でコミュニケーションを取っていると脳内もそういった回路になるんでしょうか。そんな思考を目指していきたいところです。
・同じ役職なのに年齢幅がかなりある
→同じ規模のチームでも、マネージャー同士の属性がまるで違います。
30歳の若手敏腕マネージャーの隣のチームは40代のママさんマネージャーとか。
女性でキャリアを築いている方もかなり多く、僕の上司も育ち盛りの男の子のママさんですが会議ではキレッキレです。本当にかっこいい。
・キャリアを広げる為に降格する選択肢がある
→日系と同じように希望部署に空きがあれば手を挙げて挑戦出来ます。
マーケから人事とか、異動でも希望先によっては仕事が全く変わりますよね。
僕の会社では、階級が人ではなく仕事に結びついているので、異動前はマネージャーだった人が、異動後はその下のランクになる事もあり得ます。
ある意味でキャリア形成に向いているかもしれませんね。
日系では未経験なのにいきなり部長になったりするケースもあり、本人の為にも部下の為にもならないケースもあると聞きます。
・多様性が爆発している。
転職してきた人が大半で、キャリアパスが多彩なのはいうまでもないんですが、
国籍、持っている資格なども多岐にわたります。
そこら中にUSCPA(米国公認会計士)やMBAホルダーがウロウロしてます。
ロールモデルの選択肢に溢れているという面では、かなり素晴らしい環境にいると思っています。
転職経験が多い人もたくさんいて、大体皆さん自分の自己紹介用パワポを持っていたり、プロフィール写真が宣材写真みたいに綺麗。
自己紹介と第一印象は大切ですからね。
オフィスでの服装も、3ピーススーツでビシッとキマッている人もいれば、Tシャツにスニーカーの人もいて自由です。
・メールの返信が鬼速
仕事面ではこれにつきます。本当に早い。「ちょっと時間かかります」という返信だけでもささっと返してくれる方が多い印象です。
前の会社では、チームのマネージャーはかなり返信早かったですが、珍しいタイプでした。
・会社の自販機でSuicaが使える
これは半分冗談で半分本当ですが、前の会社の自販機は現金オンリーだったので、
現金をあまり持ち歩かない自分としてはかなり嬉しかったです。
また現金持ち歩かない人も多く、前の会社では皆無だったPaypayでの送金も日常的に行われています。笑
と、こんな感じで毎日カルチャーショックに馴染みながら生活しております。
それっぽく最後にメッセージです。
前の会社の同期が更に2人、2月で辞めたようで第一次ブームが到来してるみたいです。
職を失っても命とられる訳でもないし、環境を変えるのも一つの選択肢だと思います。
こんな世界もあって、見える景色も全然違ったりもするので、
若手で悩んでいる方は重い腰を上げてみるのもいいかもしれません。
逆に転職活動をする事で自社の魅力にも気付けます。
前職は目先ではやり甲斐が感じられなかったですが、やはり会社としては事業内容、福利厚生、職場環境など素晴らしく、他にはない強みがあるなと再認識しています。
よければ転職について書いた記事、読んでください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今後も「転職が決まったらやらないといけない事」とかそういう細かい記事も書こうかなと思っているところです。
リアクションがとても励みになりますので、感じた事などあれば連絡くれると嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いします。未熟者ですが何卒。