自分のクラウドファンディングが始まって、

とにかくこれを書かなきゃいけないと思ったので、書いてみる。今回はためになる話みたいなのゼロで、ただの僕の活動報告回です。

現在、僕が支援を募っているのはオーストラリアで僕を救ってくれた仲間たちへ恩返しに行くためのクラウドファンディング。その仲間たちというのは僕がオーストラリアにいた時に働いていたカフェのスタッフで、お店は子連れ家族のよく来る暖かい空間だった。最近はスタッフの皆とその親族にも子どもが生まれていて、彼らの子どもを大事に思う気持ちはより一層増していると思う。そんな仲間たちに恩返しをするなら、彼らの周りの子どもたちが喜ぶ機会を作るのがいいと考えた。

それを想ってから手段を選ぶのに時間は必要なかった。僕の頭に最初に浮かんだのは『えんとつ町のプペル』という絵本をそのカフェに来た子供たちに自分の手で届けることだ。そうしたいと思った理由は言葉にしようとすればいくつか出てくる。まず、”その絵本には世界共通の素敵な教えが詰まっている”ということ。絵本を読んだ子どもに勇気を与えられるのは届ける側としてもとても嬉しいことだ。次に”日本の作品をオーストラリアの子どもたちに知ってもらう機会にできる”ということ。絵本の中でも特に高いクオリティが高いからこそ、まだそれを見たことがない子どもたちに届けて知ってもいたい。そして最後に”自分だからできる”ということ。この絵本を海外に届ける活動は僕の他にも多くの方々がやっているが、お店のお客さんを含めて僕の帰りを待ってくれている人たちがいるそのカフェで絵本を配るということに関しては僕が実際に行くことでしか生まれない価値を作れる。だから他の絵本でもなく、輸送するでもなくこの方法で恩返しがしたいと思ったんだ。

この動機については前のnoteの記事にも書いたと思うけど、この記事で初めて知ってくれる人もいるだろうから改めて書き直してみた。

そんな思いで始めたクラウドファンディングだが、初動はほぼ最悪に近い。クラウドファンディングは最初と最後でしか支援は集まらないと言うが、その最初数日が過ぎた現在の進捗は1%(2024年3月14日時点)だ。初めてやるクラウドファンディングだから右も左もわからず始めていて、そう簡単にうまく行く世界でないことも理解していたつもりだ。でも、お願いすれば支援してもらえるだろうくらいの軽い気持ちも少なからずあって、人に支援してもらうという事がどういうことなのか分かっていなかったのだとこれ以上ないくらいに痛感した。クラウドファンディングを立ち上げることだけが準備だと思っていたことも、人にクラウドファンディングをやるとだけ伝えていたことも何も、他のクラウドファンディングのページの造りを真剣にリサーチしなかったことも何もかもが不十分だった。

正直、この挑戦をするのが怖くて仕方がない。始まってからからというもの、支援が集まらない恐怖はどんどん積もっていく。それでも、このクラウドファンディングにかけた想いは本物で、今自分が一番やりたいことがこれだと分かっている。だからこの苦痛には耐えなきゃならなくて、それができなきゃ必ずまたそれを後悔する。始めてしまったものはやり切るしかない。今までにやり損ねたことも始まってからでもやるべきことも全部やる。どこかの誰かにクラウドファンディングを支援してもらうのではなく、関われた人たちに応援してもらえるような人間でいる。そのための信用を築かなくちゃならない。行動しなきゃ変わらない。

今はやるべきことをやるだけだ。

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