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越美北線魅力発見隊 まち歩きin六条

【経緯】
新幹線開業に向けて越美北線を考える会は、福井県福井市、東郷地区の有志を中心に、新幹線開業時に歴史・文化・風景などを中心とした見どころを伝えられるようにしたいという思いで、景観について考えたり、利用促進につながる事業をしてきた。
今年3月には、沿線地域住民や行政の方と座談会を開き、越美北線や地域交通のあり方について自由に意見を交わした。
地域住民が主体となって、自分たちの住むまちや周辺地域全体のことを考えていくことが大切なのではないか、協力できることはみんなでという気運が高まってきている。

【目的】
沿線地域の方たちと協働して、沿線地域の魅力発掘作業に取り組み、越美北線の利用促進を促すために、1年かけて「越美北線沿線魅力マップ」を作成したいと考えている。

イベント主催者: 新幹線開業に向けて越美北線を考える会

【事前打ち合わせメモ】
六条公民館にて
当初からの公民館長の「公共の文化・体育施設と病院はあるけれど、他は何もないよ。」の言葉にこれまでのまち歩きにない不安を感じた。越美北線沿線地区の中でも格段に便利の良い地区なのにどうして?公民館のホームページをのぞいてみると、歴史講座などの福井学学習会を毎月行っており勉強熱心な印象を受けた。主事さんから、福井のオープンガーデンに登録されているローズガーデンが美しいお庭が何軒かあるという情報をいただき、庭に焦点を当てるのもアリだなと感じた。

近代的で、太陽の光を多く取り込むことのできる明るいつくりの公民館

【越美北線魅力発見隊 まち歩きin酒生】

10月1日はちょうど一乗地区の一乗谷朝倉氏遺跡博物館がオープンの日。しかも、この日から越美北線の車両が「戦国ラッピング」されたものと「復刻版 笏谷ブルー」の車両が運行し、しかもそれらが2両編成で走るのを見ることができるという。集合時間を少々早めてでも見ておくべきであろう。
私たちは六条駅でこの2両の列車にの乗る乗客に手を振ってもてなそうと計画した。この情報を東郷公民館にも伝えたところ、越前東郷駅でも子供から大人までの有志が集まって乗客に笑顔で手を振って大変喜ばれたとのこと。

六条駅で停車する戦国ラッピングの車両

この日は12名の参加者で、六条公民館⇒天王町(六条駅)方面⇒上莇田方面⇒六条公民館 を公民館長さん自治会連合会長さん自治会長さんと世間話をしながら歩いた。

まだ暑さは残るものの、キンモクセイ香るさわやかな日

六条駅の線路沿いには地元有志の方によってアジサイがたくさん植えられ、梅雨の時期を彩ってくれること間違いなし。各町内には福井市のうらがまちづくり事業で作られた看板がすでに設置されている。
みんなで歩いてみるととても豊かで、コンパクトに生活に必要な要素が詰まっている理想的な地区であることがわかってきた。


公共の文化施設もあり、落ち着いた庭付きの住宅も多い上に、自然豊かで生態系も守られている。


巨木と苔が涼しげで、一休みしたくなるようなたたずまいの安楽寺。
海外からの観光客に喜ばれそう。
巨木・老木も地図に記されてる


豊かで聡明で奥ゆかしさを兼ね備えた方が多く住まわれていることが分かった。買い物する場所があるのもうらやましい。キンモクセイの香りやお米のソフトクリームなど五感が刺激されるまち歩きとなった。きっと住民満足度の高い地区なのだろう。


階段などの段差が苦手な方にとって、六条駅は駐車場からも近くスロープもあり利用しやすい駅なのだという情報も駅利用客から得られた。とはいえ、汽車への乗降に周囲の方の手助けが必要。誰もが気持ちよく利用できる越美北線にするためにすべきことはまだまだたくさんあるようだ。

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