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越美北線魅力発見隊 まち歩きin一乗 

【経緯】

新幹線開業に向けて越美北線を考える会は、福井県福井市、東郷地区の有志を中心に、新幹線開業時に歴史・文化・風景などを中心とした見どころを伝えられるようにしたいという思いで、景観について考えたり、利用促進につながる事業をしてきた。
今年3月には、沿線地域住民や行政の方と座談会を開き、越美北線や地域交通のあり方について自由に意見を交わした。
地域住民が主体となって、自分たちの住むまちや周辺地域全体のことを考えていくことが大切なのではないか、協力できることはみんなでという気運が高まってきている。

【目的】


沿線地域の方たちと協働して、沿線地域の魅力発掘作業に取り組み、越美北線の利用促進を促すために、1年かけて「越美北線沿線魅力マップ」を作成したいと考えている。

イベント主催者: 新幹線開業に向けて越美北線を考える会


【まち歩き打ち合わせメモ】


一乗公民館にて

 まち歩き2回目は、観光客が多く訪れる一乗地区にした。比較的人の受け入れに慣れているという印象があったからだ。しかし、実際に観光ガイドをしているのは一般社団法人朝倉氏遺跡保存協会のメンバーで、遺跡以外の場所で地域としてのまち歩きはほとんど経験がないとのこと。朝倉氏遺跡などの観光地については県や市も関わって色々資料もそろっているので専門的なことはお任せして、私たちはローカルな話題に目を向ける。

各地区の公民館にはお宝が眠っている

 事前打ち合わせでは、地図を広げて場所を確認しながら地元の方が知ってもらいたい場所や歴史を語っていただき、私たちよそ者の新鮮な疑問や好奇心で質問を投げかけていく。
 すると、話は次から次へと尽きることなく盛り上がる。時間の関係上、今回のまち歩きコースに入れられない場所の情報も多く飛び出した。私たちが特に食いついたのは「砥山の石」。
昔、上質な砥石が採掘され、今でもトロッコの線路が残っているとのこと。館長も登って見に行ったことがあるそうで写真を見せてくださった。
みんなで登る機会があったら是非声をかけて欲しいと興奮気味にお願いした。

砥山はいつか訪れたい私たちのあこがれの場所となった

 その他、一乗地区の祭りや伝統行事も名前を聞いただけでは内容を連想しにくいものが多く、質問攻めとなった。
 おごけ祭り(浄教寺町)
 したんじょう(鹿俣町)
 犬のこと祭り(浄教寺町)など。
詳しくは、一乗公民館のWEBサイト「一乗谷のお祭り・伝統行事」にも記載されているので、興味のある方はぜひ読んでみて欲しい。一乗谷の人たちがどのように暮らしてきたかを垣間見ることができる。

福井県無形民俗文化財「したんじょう」で暴れまわるイノシシを退治する様子
令和3年4月、一乗公民館が旧一乗ふるさと交流館に移転し、居心地の良いスペースも生まれた


【越美北線魅力発見隊 まち歩きin一乗】


  6月18日、まち歩き当日の一乗谷駅は人でにぎわっていた。越美北線を利用してトレッキングに来るグループもあるようだ。
この日は23名の参加。若い人たちからのアイデアもあって、吉川さんのガイドで散策するグループと自由散策で自ら魅力を発見したいというグループに分かれた。後ほど福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の一室で、それぞれの発見したものを発表して共有し合うことにした。まち歩きの様子は以下の写真の説明でどうぞ。

普段はポツリポツリの乗降客の一乗谷駅
10月に博物館がオープンしたら比にならないくらいの人であふれるのか
安波賀春日神社に初めて足を踏み入れてみる
苔の美しい階段 空気感が変わる
氏子さんたちの手入れの行き届いた境内
日供祭(にくさい)を体験プログラムにして後世に受け継いでいこうという動きがあるとのこと
6月のこの季節限定の名所 福井市ホタル博物館
自由散策チームは足羽川の魅力について気付きがあったようだ
川辺の渡り鳥観察会なども過去に行われており、景色にも癒される
足羽川も重要なコンテンツ

感じたこと発見したことを参加者みんなで共有し合う時間




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