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越美北線魅力発見隊 まち歩きin文殊

【経緯】


新幹線開業に向けて越美北線を考える会は、福井県福井市、東郷地区の有志を中心に、新幹線開業時に歴史・文化・風景などを中心とした見どころを伝えられるようにしたいという思いで、景観について考えたり、利用促進につながる事業をしてきた。
今年3月には、沿線地域住民や行政の方と座談会を開き、越美北線や地域交通のあり方について自由に意見を交わした。
地域住民が主体となって、自分たちの住むまちや周辺地域全体のことを考えていくことが大切なのではないか、協力できることはみんなでという気運が高まってきている。

【目的】


沿線地域の方たちと協働して、沿線地域の魅力発掘作業に取り組み、越美北線の利用促進を促すために、1年かけて「越美北線沿線魅力マップ」を作成したいと考えている。

イベント主催者: 新幹線開業に向けて越美北線を考える会

【事前打ち合わせメモ】

文殊公民館には子供向けの「ふるさと発見~文殊のひみつ」編集:村の歴史懇話会・文珠公民館 という冊子が存在し、我々スタッフにもわかりやすい親切な内容となっていた。
文殊地区と言えば文殊山。二上コース・半田コース・帆谷コースの登り口がある。その他、上文殊地区や鯖江市側から登るコースも入れると10の登り口が存在する。
文殊山では縄文土器も出土していることから、4500年前からすでに人々が登っていたと考えられる。文殊山の話だけで終わってしまいそうなほど様々な話題があった。
ふもとの太田・二上・半田には大野街道があり、江戸時代には参勤交代の大名行列が通ったそうだ。大野街道のルートは東郷など他の地区でも興味を持って調べているグループがある。

中村公民館長とまち歩きほぼ皆勤賞の中川隊員。
この日も稲刈りで大忙しの中打ち合わせに付き合ってくださった。

【越美北線魅力発見隊 まち歩きin文殊】

11/5(土)は文殊山がくっきり見える良い天気だった。

霊峰文殊山から眺めるご来光も夕景も新幹線(の線路)も美しい
文殊山のふもと二上町の山の中腹に十一面観音立像が安置されている。
33年に一度の御開帳は、来年(2023年)にあたる。
文殊地区・上文殊地区が自慢とする糞置庄(くそおきのしょう)
東大寺の荘園が文殊山のふもとに広がっていた。
隣の上文殊小学校では古代衣装を着て植えた米を秋になると東大寺に献上している。
新幹線の高架からの非常階段
少年時代に戻ったかのように探検するおじさん隊員たち。
後姿からその楽しさが伝わってくる。
平乗寺には「宇野重吉 演劇の碑」があり、
実は、昔から著名な俳優が密かに訪れているという。
円柱形が特徴的な筆塚。
江戸時代末期の俳人「田畔佐次衛門」の門弟らが建てた。
「志ら(白)菊や霜おき足して咲残り」と記されている。


その他、文殊地区でお聞きした話で興味深いと感じたものを以下にメモしておく。

・赤石……墓、家の土台、塀垣などに使われた石。昔はトロッコで運んでいた。(明治〜大正始め)

・13段の階段がある船着場があった。船の渡しを「ちあし」と呼んでいた。鉄道が敷かれるまで活躍していたそうだ。


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