壁 [2024.07.09.]
自分には壁が必要である。壁。そう、壁。障壁。それに先ほど気がついた。
幼少期から幾度となく壁(仮)を作ってきた。何枚も、何枚も作ってきた。
小学6年生の時に急に中学受験をしてみたり、中学(中高一貫校)で高校にしか存在しない部活に飛び込んでみたり、大学受験の時も無謀な志望校に設定してみたり、、だけれど、己の力が強すぎるせいか、己の力を見誤ったのか、ただただ運が良かったのか(おそらくこれが理由であるだろうが)、その壁という壁を薙ぎ倒してきた。
一度も打ちのめされることがなかったがゆえに、一体自分はどこまで無茶をすれば良いのか、どこまでの無茶をすれば怒られるのか、どこまで行けば止まればいいのかということが全くわからない。今も。
大学院入試で一度壁に衝突したと思いきや、ほぼ同時期に始めた作曲というドリルでその壁に小さな穴を開けするりと猫のように通れてしまった。不幸を願っているわけではないが、このままだと自分の力量も何もかもわかっていない小僧のままだ。
ここまではできるんだ。ここからはちょっと厳しいんだね。でも頑張ったらいけるからもしれないけど、一旦立ち止まって迂回してみようか。もうそんなテクニカルなことができても良い年頃である。
破滅したいという願望があるのはこの壁の問題があるからかもしれない。どうにもならないとある意味諦めることができるようになりたい。これ以上欠陥を増やさないためにも。