見出し画像

流動するということ

何事も流動的であること。
唯一、心がけていること。

客観的に見れば、意見がころころ変わるようなやつとしか映らないかもしれない。一貫性がないとも思われても仕方がない。基本的に朝は元気だし、夜になったら落ち込む。寂しくなる。寝たらリセットされる。その繰り返し。

友人関係も毎年変わっている。周りにいる人間がもの凄く変化した訳ではないのに、毎年変わっている。決して喧嘩をした訳でもない。
そのような生活をしているせいで(自ら選択してはいるが)仲のいい友達と呼べる人が極端に少ない。それとは裏腹に知り合いは多い。

もちろん、思考も変化する。その影響で行動も真逆になることもある。
生きたいと思ったり、生きたくないと思ったり、罪悪感に押しつぶされそうになったり、世界の全てが明るく見えたり、人との関わりをほとんど断ったり、知らない人にもついつい話しかけてしまったり、15時間睡眠になったり、24時間以上作業し続けたり、道路に寝転んだり、急に座り込んだり、、、、いくらでも書けるぐらい真逆のことをしている。

それでも、流動的であることだけは一貫している。
そういった意味を込めてEPのタイトルは『流動する』としました。
日常にフォーカスした全5曲のEPです。よければ聴いてください。

[Lyrics]

M1. ノールブルー

眠りにつく午前2時
雑多な部屋で

雲の隙間に揺れる白煙
いずれ消えゆくモノに意味を求めて
歪な余地で交わす言葉もなく
過ごした日々が塗り替わる
私と対峙する獣たちに別れを告げて

ただ息をして 居場所を探して
心から染み出る汗をまた滲ませる
時の流れに飲み込まれないように
深く息をして 視界は染まっていく

少し濁る甘さを口に含めた
M2. Mania

日々を貪り変わり果てる
私の姿 確かめたくて
孤独が手を握り締め離れない

足りない 足りない
何かが足りない
移ろう何か 余剰を埋めて
吐きたい 吐きたい
記憶は薄く
知らない 知らない
知る由などないままで

短絡済みの思考回路
黒が漏れ出し
染まっていく暗がりをただ見上げて

足りない 足りない
何かが足りない
移ろう何か 余剰を埋めて
吐きたい 吐きたい
記憶は薄く
知らない 知らない
知る由などない
M3. 満ちて

何気なく放った言葉
痛かった
もう疲れたんだ
何も不思議じゃない
何も不思議じゃない

息を呑みまた見透かすヨウに
生に触れ 震えて
ついていけずにいる
ただ怖いんだこんな世界が
光は無く 深く潜り
現実を後にして

息を呑みまた見透かすヨウに
生に触れ 震えて
ついていけずにいる
ただ怖いんだこんな世界が
光は無く 深く潜り
現実を後にして
M4. 雨間

今日を取り戻し
感じる 滴る余韻を
過去はすぐに逆にして
湿った空気を振り解いて

流れて行くあの空のように
気ままに生きてみたいと
風の便りを受け取って
身を任せ 足を走らせ

光が差し輝いている
水面を揺らし駆け抜けて行く
限りある時の中で
振り返ることがないように

今日を取り戻し
感じる 滴る余韻を
過去はすぐに逆にして
湿った空気を振り解いて
朝日に向かって
自由を求めて
不安定なまま それで良い
そのままで

スコールが止まない夜も
少しの気休めの間も
淀みのない瞬間も
受け止めて 私のために

今日を取り戻し
感じる 滴る余韻を
過去はすぐに逆にして
湿った空気を振り解いて
朝日に向かって
自由を求めて
不安定なまま それでいい
そのままで
M5. 夜な夜な

なんでもない夜を繰り返して
僕らはいつまでもこのまま

なんでもない夜を繰り返して
僕らはいつの日か見失っていたんだ
足掻いてもがいてまだ走り続けている
そんな日々を

目的地の無いこの旅で右も左もわからずに
進み続ける針を見てとりあえず動いている
まだ、まだ赤い雲は晴れないけれど
風を受けて流れてゆく

いいなと思ったら応援しよう!