見出し画像

【研修レポート】ビジネスの本質は"サクセス"。サクセスに向き合えなくなった組織は死んでいく。

こんにちは、まちづくりにDXで革新をもたらすトグルホールディングス(以下「トグル」)、広報・マーケティングチームディレクターの藤森です。

突然ですが、ビジネスの本質は何だと思いますか?

「社会貢献」「利益の追求」など、考え方は様々であり、どれも間違いではないでしょう。数学のように答えは1つというわけではなく、三者三様であって良いと思います。

ことトグルにおいては、「ビジネスとはサクセスである」と定義づけています。この大前提に基づいて、各々が日々業務に向き合っていくわけです。

では、サクセスとは何でしょうか?
まだ抽象的でよくわからないですよね。

トグルでは全社員を対象に、サクセス研修を実施しています。研修では講義だけでなく、様々なワークを行います。研修を通じて、サクセスとはなにか、そしてサクセスすることの難しさや重要性について身を持って感じてもらい、共通言語として普段の業務に活かしてもらうわけです。

かくいう私も先日初めて研修に参加したわけでして、研修で見えた「サクセスとはなにか」「さらなる成長に向けた課題と伸びしろ」について少しレポートしようと思います。

内容を知ってしまうと研修効果が薄れるので、具体の研修内容には触れませんが、こんな気づきを得られるんだという参考にしてもらえると幸いです。


サクセスとは、目的実現に必要な要素を満たしていくこと

私たちは何のために研修に参加するのか

言葉にすると当たり前のことですが、意外と本質を理解できていないケースが多いです。

トグルはパーパスという形で表現してますが、世の中の殆どの企業がビジョンを持っています。「〇〇という社会を実現する」「〇〇業界を変革する」など掲げるビジョンは様々ですが、このビジョンこそが企業活動を行う目的になります。

この目的ないしは目標を達成するために行っていることが、私たち社員が普段行う業務というわけです。私たちの業務は、達成に必要な要素を分解し、割り振られた要素の1つです。私たち一人ひとりが役割を全うすることで初めて、企業全体の目的が達成されます。

目的達成のために各人が役割を全うし、必要な要素を満たしていく。
この活動こそがサクセスであり、ビジネスの本質
だと私は考えています。

これは個人単位に置き換えても同様です。
自身の役割を全うするために必要な要素を細分化し、それぞれでサクセスを積み上げていくことが重要です。

個人のサクセスが積み上がり、企業のサクセスへと昇華させていく。これを本質的に理解し体現できている組織は非常に強く、スピーディーに事業がスケールしていきます。

本質的なサクセスをすることの難しさ

前述の内容は、言ってしまえば当たり前のことです。
ではなぜ、成長が鈍化してしまうベンチャー企業が多いのでしょうか。

それは目的を見失ってしまう人が多いからです。

ベンチャー企業で働いたことがある方であればよく分かると思いますが、基本毎日忙しいです。気づくとタスクを終わらせることが目的になり、「なんのためにやってるんだっけ?」という思考が失われていきます。

その上、周りからは様々なタスクが振られます。
振られるタスクは、必ずしも自身の役割を全うするうえで必要なものではありません。なぜなら依頼する側も、あなたの役割を完璧に把握しているわけではないからです。

この状態が続くと自身の役割を忘れ、自身の役割に関係ないタスクを処理して「サクセスした!」と勘違いするようになります。仮にこれを"サクセスもどき"と呼びましょう。

当然"サクセスもどき"では企業のサクセスには繋がらないので、企業は成長しません。

でも当の本人はサクセスしたと思っているので、そんなことには気づきません。自分はやりきってるのに、なぜ会社が成長しないんだと憤りを感じているかもしれません。

忙しいときだけでなく、追い込まれたときにも同様の現象が起こります。難易度の高い目標を課されると、未達を恐れて勝手に前提やルールを変え、挙句の果てには目標さえもすり替えてしまうのです。

偉そうに語っていますが、研修中の私たちもそうでした。
サクセスの定義を変え、ルールを変え、サクセスしなかったとしても頑張ったから良しとする。そんな雰囲気がありました。

そうして得た"サクセスもどき"に、なんの価値があるのでしょうか。何の目標や目標が達成できたのでしょうか。

人間の防衛本能によるものもあるのでそれ自体は否定しませんが、これを当たり前にしてしまう組織はいずれ死にます。
社員数100名を超えたあたりから成長が鈍化している企業は、だいたいこの状況に陥っています。

組織全体としてコンフォートゾーンをいつまで経っても抜けられず、企業が掲げるビジョンには紐づかない"サクセスもどき"を積み上げ、自分たちは頑張っていると馴れ合う。その現状に違和感を抱ける正常な人材も辞めていき、どん詰まりの状態になっていきます。

サクセスを積み上げるには目的思考を持つ


サクセスに向けて解決すべき課題を洗い出す

ではどうすればよいのか。

答えは簡単で、目的思考を持つことです。そしてそれを組織の共通言語にしていくことです。

目的思考を持つうえで重要なのが、「企業の役割から逆算した自分の役割を、自分の言葉で語ること」です。他人の言葉で一方的に与えられた役割のままでは、どこか他人事になってしまうもの。

自分ごととして捉えるためにも、まずは企業のビジョンを自分なりに咀嚼し、自分の言葉で語ってみてください。そのうえで、自身の役割が企業の目標達成にどのように紐づくのか、逆算して考えます。こうすることで、本質的に自分が果たすべき役割が見えてくると思います。

役割を自分で語れるようになると、普段の業務において目的達成に紐づくものとそうでないものが見えてくるはずです。その中からサクセスすべきものを見定め、集中して着実に取り組んでいく。重視すべきものがシャープになっているので、サクセスできる確度もスピードも上がっていきます。

このように、自身が目的思考をもって業務に向き合えるようになると、ともに仕事をする仲間に対しても同様にコミュニケーションができるようになります。

こうして目的思考が共通言語となり、結果的にサクセスに向き合える強い組織になっていくのではないでしょうか。

実際、研修の中でも一部参加者の働きかけによって、全体におけるサクセスに対するこだわりや向き合い方が大きく変わりました。各人が目的意識を持ち、サクセスのために今何をすべきか考え行動する。今回の研修では、参加者全員がその重要性や難しさを体感したのではないかと思います。

組織の課題と伸びしろ

結果として、今回の研修ではチームとしてサクセスまで至ることはできませんでした。組織として急拡大期ということもあり、トグルには様々なバックグラウンドを持つメンバーがいます。

多様性のある組織になりチャレンジできる幅が広がったというプラスの影響がある一方で、まだ全員が目的思考を持ち、同じ方向を向けてはいないという課題が今回の研修を通じて明らかになりました。

ただ、そんな状況でも個人個人が高いパフォーマンスを発揮しながら事業をグロースさせ続けられていることもまた事実です。つまり、全員が同じ方向性を向けたときには、想像もできないような変化が起こせるのではないかという期待も持つことができました。

少なくとも、私を含め今回研修に参加したメンバーは同じ感覚を持ったのではないでしょうか。この気づきを研修の中だけで終わらせず、全員が伝道師となって各チームに波及していくことができたら、きっと今まで誰も見たことがないステージに到達できるはずです。

これからのトグルの成長に乞うご期待!

採用情報

トグルでは複数のポジションでの募集をしています
カジュアル面談も受け付けておりますので、気軽にご連絡ください。

採用ポジションはこちら

最後までお読みいただきありがとうございました!


いいなと思ったら応援しよう!