見出し画像

【音楽家杉山勝彦さん×代表伊藤対談】 圧倒的な行動力と創造力が生み出す未来

こんにちは、トグルホールディングスのHRディレクターYoshieです。

トグルホールディングス(以下「トグル」)は、2024年6月24日に、東京大学の目の前に、共同研究施設兼メンバーシップ制コワーキングスペース「UT-LAB」をオープンしました(HPはこちら)。
2024年7月18日、UT-LABでの記念すべき初イベントとして、音楽家・杉山勝彦さんとトグル代表・伊藤によるトークセッションを開催しました。

杉山勝彦さんは、2017年、2021年に日本レコード大賞作曲賞を受賞するなど日本を代表する音楽家でいらっしゃいますが、実は弊社代表とは親交があり、トグルの2曲の社歌(「ゼロイチの前夜」「全部君とグル」)を作曲してくださっています。
この記事では、杉山さんと弊社伊藤が、音楽制作とスタートアップについてリアルに語ったトークセッションの一部を抜粋してご紹介します。


成功の本質は、圧倒的思考回数と圧倒的行動力だ

伊藤:杉山さんの考える成功の本質とは何でしょう?

杉山:圧倒的な思考回数と行動力こそが成功への道を切り開くと思っています。特に「作曲家」という職業においては、何度も試行錯誤を繰り返すことが不可欠です。

伊藤:なるほど。杉山さんはなぜ作曲家になることを選んだのですか?

杉山:例えば、目指したとしても絶対届かない領域というものがあります。練習を何回を重ねてもプロ野球選手になれる確率は低いですが、作曲家として成功できる確率は高いと考えました。だから、私は作曲家になることを選んだんです。

伊藤:行動力は大切ですよね。私は、行動力のある人は多いが、そういった人は大抵ランダムネスが足りないと思っています。創造的なものを生み出すには、ランダムネス、つまり、あえてたまに変なことをやってみることも大事だと思っています。

努力が才能に勝る

伊藤:なぜ杉山さんは、そんな圧倒的な努力ができるのでしょう?

杉山:私は努力できないことができない性質なんです(笑)

伊藤:すごいですね。

杉山:ただ、努力することで成果を出せる分野を見つけることも重要だと思います。自分が取り組むテーマを見つけること、本当にやりたいことを見つける、一生やりたいことを見つけていくということです。
作曲をしていて、本当に嬉しい瞬間は曲が自分がなぜかわからないけれどできていくとき、売れるとか売れないとかは関係ないんです。

このような発想は、限られたリソースで最大の成果を追求するトグルのようなスタートアップにとっても通じるものがあります。創造を生むためには、圧倒的な行動力と少しのランダムネスが必要であり、創造性は計画的な行動だけでなく、予測不能な行動からも生まれる、柔軟性と未知へ一歩踏みだす冒険心が大切。

筆者感想

プロフェッショナリズムープロとしてやること、やらないことの基準ー

杉山:コスパはクソ食らえだと思っています。人生の多くは寄り道をしたところから何かが生まれていると思っています。例えば、僕は、深夜のコンビニで店員に目を見て挨拶することを大切にしています。日常の些細な行動が、未来に大きな影響を与えると信じているから、そういったことを欠かさず行っているんです。

伊藤:なるほど〜、深すぎますね(笑)。杉山さんが音楽を作るモチベーションはどこにあるんでしょうか?

杉山:僕のモチベーションは、「音楽の力がどこまであるのかを知りたい」という純粋な探求心です。
郷土の入間市の曲やいくつもの学校の校歌、友人の結婚式の曲まで作曲してますが、僕は頼まれたら断りません。大人が本気でできないことは子供もできないと思っています。

トグル社歌誕生秘話


社歌「ゼロイチの前夜」
社歌「全部君とグル」

伊藤:杉山さんにはトグルの社歌、2曲作っていただきましたね。社歌は、弊社のミッション・ビジョン・バリューをメンバーに、いつでも、たとえ苦しい時であっても口ずさんでほしいと思って制作をお願いしました。新しい社歌「全部君とグル」は、今年1月に弊社のMVVを刷新した際に作ってもらいました。作曲・作詞をお願いした際には、「つくる・かえる・かわる」という弊社の新パーパスを渡しただけでしたよね。

杉山:そうですね。パーパスと昔から仲の良い嘉盛(弊社代表)のことを考えて作りました。「全部君とグル」の中には、「風の中の笑顔」という歌詞があるのですが、これははただの笑顔ではなく、向かい風の中の笑顔、ひきつってるかもしれないが笑顔である、それがトグルっぽいと思ったんです。

伊藤:そうだったんですね。

杉山:このワードが降ってきた時は鳥肌がたちました。こういった瞬間が一番人生楽しいんですよ。プレッシャー、疲労があり、渦中ではクソ食らえと思っているが、後でその苦しい瞬間は思い出さない、思い出すのは苦しかった時の仲間の顔とかそういうこと。それを味わえる瞬間が人生で一番楽しいと思うし、それを味わえる仲間や時間がトグルにはあると思っています。

心が動くことが創造の原点

杉山:心が動かないと曲は作れない。何より、気持ちが動くことが大事だと思います。あと、一緒に何かをやりたい人を集める。投資も同じ。人間として好きな人と一緒に働くと後悔しないと思います。

「心が動くこと」創造の原点であり、それが作品に命を吹き込む。心から信じるプロジェクトに、人間として好きな仲間と取り組むことで、その情熱がや思いが成功への推進力となるのは、スタートアップも音楽も同じなのですね。

人と比べず、自分の幸せを追求する

杉山:あとは、人と比べないで自分を幸せにすれば良いと思います。それをやっていたら成功したらチャリティ(人のため)につながると思います。

伊藤:何か弊社のメンバーやここに集まってくださった方にアドバイスはありますか?

杉山:恋愛をしなさい!と言いたいです。とにかく恋をしたほうがいいです。人は恋をするとどうしようもないことに向き合うことになります。正攻法がないフィールドです。正攻法がないところでは学ぶことが多いと思っています。

伊藤:正攻法の話が出ましたが、生成AIについても共通点があると考えています。生成AIって、つまるところ、みんなが考えることを代弁していますよね。なので、あえて、そこから一歩先行くという発想をしてみるというのが大切かなと思っています。

杉山:そうですね。人がやらないことを平然とやるっていうのはやはりクリエイティビティの源ですよね。

交流会

トークセッション後は、杉山さんを囲んでUT-LABメンバーの学生さんや弊社メンバーが軽食やお酒を飲みながらわいわいと意見交換をし、普段聞けないような音楽制作秘話もなどもお伺いすることができ、大変貴重な機会となりました。杉山さん、ありがとうございました!

まとめ

このトークセッションを通じて、杉山勝彦さんとトグル代表伊藤の言葉には、分野は違えと驚くほどに共通点がありました。圧倒的な思考回数と行動力、努力が才能を凌駕すること、そして創造性を引き出すためのランダムネスの重要性。これらの教えは、トグルの大切にしているバリュー「方法×体力」、そのもので、成功と創造につながるバリューなのだと改めて大切にしていこう!と思えた夜でした。

UT-LABメンバーシップメンバー募集中です!

UT-LABでは、理系学生・研究者・起業を目指す方を対象に、こうしたイベントに優先的に参加でき、東京大学目の前のスタイリッシュなワーキングスペースを24時間無料で利用できるという特典の付いたメンバーシップのメンバーも現在募集しています。

UT-LAB:東大前駅から徒歩1分の場所にあります
UT-LAB:カフェスペースも充実しています

ぜひこちらから応募してみてください。https://ut-lab.toggle.co.jp/application

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?