「ハムスターって卵生みますか?」接客業のびっくり体験談がTwitterで盛り上がるワケ
接客業に従事する人たちが出会った「お客様」に関するエピソードはTwitterユーザーにとって関心の高い話題のひとつです。すてきな客の話からクレーマーの対応に困った話まで、リアルな体験談の数々を紹介しながら、盛り上がる理由を考えてみたいと思います。
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「接客業が出会ったさまざまな客エピソード」についてです。
「お客さんの対応に救われた」話
接客中、失敗や困りごとが起きてしまったとき、意外にも「お客さんの対応に救われた」というケースがあるようです。
10月の初め、「#接客業であったすごい客」というハッシュタグをつけた投稿がTwitter上で盛り上がりました。その中から印象的なエピソードを見ていきましょう。
佐伯空助(@aoaosorand)さんは飲食店で働いていた時、担々麺のスープをお客様のスーツにこぼしてしまいました。しかしお客さんは「お嬢ちゃんの頑張りに免じて許す」と、快く許してくれたそうです。
また、タジマオオカ(@pu92yu)さんは理不尽なクレーマーの対応に戸惑っていたところ、他の客が助け舟を出してくれたという経験を漫画にしています。
クレーマーから長々と「態度が悪い」「値引きしろ」と文句を言われていたタジマさん。そこに別の女性客が「いつまでかかってるの?急いでるんだけど!」と割って入ってきたそう。タジマさんが困っている様子を見た女性客はあえて横から割り込むことで、クレーマーを追い払ってくれたのです。
店員が「また会いたい」と思うほど、心遣いと思いやりにあふれた女性客のエピソードは、Twitterユーザーからも「しびれるくらいカッコいい」「こういうマダムになりたい」と絶賛されていました。
自分でミスをしてしまったときはもちろん、理不尽な客に対面すると店員さんの気持ちも落ち込みます。そんな時でも寛容な態度を示してくれたり、心遣いを見せてくれたお客さんとの思い出は忘れがたいものになるのでしょう。
「ハムスターって卵産みますか?」予想外の質問に呆然
客の中には、対応に悩む振る舞いをする人も少なくありません。
あざみ(@azami_cos1331)さんは、客からペット製品の質問を受ける中で「ハムスターって卵生みますか?」と質問されたことがあるそう。もちろん、ハムスターは哺乳類なので卵は産みません。
また、iRODORi(@irodorinatsume)さんによる、一年半も使っていた湯呑み茶碗を「不良品だ」と返品を求めた客の話や、ボドゲシェフ、CL⇔ROWN(@nero_clown)さんがオープンして半年の店で「サラダのドレッシングの味が違うので返金しろ!2年前から通っている」と言われたという話も注目を集めていました。
どのエピソードも、第三者から見ても驚かされる内容ばかり。こんな時、自分ならどう対応したらいいのか悩んでしまいますね。世の中、いろいろな人がいるものだと実感できる話でもあります。
それでもやめられない、接客業の魅力
このように、想定外の言動や理不尽な態度をとる客に遭遇した話を知ると、接客業という仕事の厳しさを感じずにはいられません。しかし、その一方で接客業の魅力を語る人もいます。
にわかはんぞー (@niwakasennpei01)さんは「これだから接客業はやめられないぜー!」と感じた体験として、高齢のご夫婦とのやり取りを振り返っています。
女性客が身につけていたネックレスを見て「よくお似合いです」と伝えたところ、隣にいたご主人が「私も…そう思いまして…」と顔を真っ赤にして照れたそう。実はネックレスはご主人からの結婚記念日のプレゼントとのことで、にわかさんは「あらー!まー」という雄叫びを飲み込み、平静を装ったのだとか…。
このように、客との触れ合いの中で、心を動かされる場面に出会うと記憶として長く残りやすいもの。そんな感動的な瞬間に立ち会えるのは、接客業ならではの特権といえるかもしれません。
まとめ
多くの人と接する機会がある接客業。だからこそ、毎日のようにさまざまなエピソードが生まれます。ユニークな客や驚くような態度をとる客など、あらゆるシチュエーションに対応する接客業の皆さんの体験談は、読む者の感情を揺り動かされるものばかり。だからこそ、Twitterの場でも常に盛り上がる話題の一つとなっているのでしょう。
以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。
この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!
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