
「宿題」の話題が毎年トレンド入りするのはなぜ? 【3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド】
こんにちは。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)です。
Togetter編集部がTwitterで話題になった最新の話題を厳選、考察する連載「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」。
ネタ探しに困っているメディアの皆さんなど、サクッとトレンドチェックしたい方におすすめです。スキしていただけたら励みになります!
今週のテーマは「宿題」です!
みなさん、宿題はさっさと終わらせるタイプでしたか?「宿題終わったの?」と声をかけられる人も多かったのではないでしょうか。
「宿題」が親子関係を悪化させる
先日、障害児支援を中心に子どもとその家族の支援をしているユーザーのツイートをきっかけに「宿題」がトレンド入りし、保護者側の悩みや教員側の考え方など様々な立場の意見がツイートされました。
「宿題」で壊される親子関係ばかりなので、「宿題が学習にとって有効か」でなく、「宿題を家でやらせようとすることが、いかに親子関係に悪いか」を誰か調査してほしい。
— lessor (@lessor_tw) May 19, 2021
”家庭で”宿題に取り組むことの問題点
①自主的に取り組むかどうか(保護者のサポートがどの程度必要か)は子どもの性質による
みなさんの中にも「宿題やりなさい!なんて言われたことないな〜」という方もいるでしょう。一方で、宿題より夢中なものがあったり、なんとなく宿題をやりたくなかったり、さまざまな理由で宿題へのハードルが高い子もいます。特に小学校低学年ではまず自己管理をすることが難しく、なおさら保護者の進捗管理が重いものとなります。
7歳児の夏休みの宿題に「本を10冊以上読むこと」がある。7歳児は本が好きなのだが、宿題になった瞬間にやる気を失くし、全く読まなくなった。一方、宿題になっている以上、親は「早く読まないと夏休み終わるよ!」と注意せざるを得ず、これが本嫌いへの第一歩だ…と暗澹たる気持ちになっている。
— Satoko (@satoko_212) August 17, 2020
②核家族化・共働き家庭が増え、保護者が子どもの宿題をみるのが昔より難しくなった
毎年、夏休みをどう乗り越えるか!?という話題が盛り上がるように、現在はいつでも保護者が家にいるという時代ではありません。仕事を終え、クタクタになって帰ってきてから、やるべき家事も多い中、子どもの宿題も確認するのは大変になってきています。
「読書感想文や自由研究は親子でぜひじっくり関わり合ってとりくんでください、長いお休みにしかできないことですから」と学校からは言われてるけど、親には「長いお休み」がないんですけど。
— よれよれぽんこ (@ponko4) August 14, 2012
③宿題を提出できるかどうかは保護者の責任?
家庭環境の変化を理解して、宿題をなしにしたことがある先生からの意見。しかし、「宿題が出せないのは保護者に問題がある」と考える先生も。やるべきことをやっていても、先生の対応に悩んでいる保護者もいます。
20年前
— ぷぷぷ (@tyuunori) May 20, 2021
四年生で2学期から宿題なしにしました。テストの平均点は変わらなかったです。保護者からは「宿題がなくてよかった」と言われました。
でも、その年だけ…
学年で合わせなければならないので、以後は宿題を出してました…
宿題忘れるたび、親は何をしてるのか?的な確認の連絡…
— なおちん (@naonao_snnsk) May 20, 2021
いらんよな…
親は確認してるし、会話もしてる…
子供が学校でどんな言い訳してるかわからないけど…
親に託されても親はしてる。
言い訳はまかり通らないという現実を受け入れ
尚且つ、先生という存在を偉大に感じて成立する事もあるんだよな
ここまで多くのユーザーが反応したのはなぜ?
①自身の体験と照らし合わせて一言いいやすいトピックだった
「宿題」は誰もが経験したことがあり、子どもがいる・いない関係なく、子ども側の気持ちや保護者側の気持ちなど、いろいろな視点からコメントしやすい話題でした。
②実際に悩んでいる家庭は多い
今回の件からも子どもの宿題問題について、頭を悩ませている保護者は多く見受けられます。保護者だってアレコレ注意したいわけではないんですよね…。
家庭環境や学校によって本当に様々なケースがあり、昔と現在でのジェネレーションギャップも含めて、誰もがツイートしやすく、多角的な話が出てきやすかったことがトレンドとなった要因になりました。
③現状をアップデートしたいという問題提起は議論されやすい
「宿題」に限らず、「不便な現状をアップデートしたい」という話題は繰り返し議論される傾向にあります。例えば「会社でいまだにフロッピーを使っていて仕事がしづらい」といった仕事の不便な話や、「夫と家事分担できてなくてつらい…」といった家庭の不満など、よくTwitterで議論が盛り上がってるのを目にしますよね。なかなか解決しないからこそ何度も議論されているのですが、そういった一人ひとりの声が集まることで少しずつ世界を便利に変えていきたいですね。
余談
声かけの工夫や宿題に親子で取り組んだ体験談など、役立つまとめもたくさんありますので、ぜひ見てみてくださいね。
「宿題やったの!?」
— sakurako (@sakurako_iroha) August 15, 2018
「今やろうと思ったのに、言われるとやる気失くす!」とか言う。
「宿題順調?」って聴くと、やっていないときはやべっ!って顔してすぐに取り掛かるし、やってあるときは、ドヤ顔してくる。
そして、最近、言わなくてもやるようになった。
言葉を変えると、行動も変わる。
「小中学生の宿題は効果なし」って本当!? pic.twitter.com/b3uuazQsQp
— 加藤マユミ@5/2沼っち紙本発売 (@katomayumi) June 27, 2018
以上、「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
スキ、待ってます!!
この連載は毎週月曜日更新です。今後もTwitterでバズっている、あるいは流行りそうなトピックをテーマとして取り上げていくので、ぜひスキ、マガジン登録お願いします!