ブラック企業勤めのエンジニアを描いた「100日後に退職する47歳」、バズにつながった3つの要素とは?
こんにちは。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているトゥギャッター株式会社です。
Togetter編集部がTwitterで話題になった最新の話題を厳選、考察する連載「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」。
ネタ探しに困っているメディアの皆さんなど、サクッとトレンドチェックしたい方におすすめです。スキしていただけたら励みになります!
今回のテーマは「100日後に退職する47歳」です。先日、Togetterではエンジニアの主人公が過酷な環境で働く様子を描いた「100日後に退職する47歳」という漫画のまとめが話題になりました。
毎日更新され、退職までの日数がカウントダウンされていく形は、みなさんご存知の「100日後に死ぬワニ」を倣ったものです。
「100日後に死ぬワニ」が大ヒット
昨年連載された「100日後に死ぬワニ」はネットを中心に大きな話題になりましたよね。ラストに近づくにつれて連日トレンド入りし、最終話は多くの人が固唾を飲んで更新を待ちました。
そんな「100日後に死ぬワニ」がヒットした要因として、
・Twitterという読みやすい場所での連載
・徐々にラストへの期待が高まり、読者も増えていくカウントダウンシステム
・伏線やラストへの考察が捗る内容
などが考えられます。
「○○日後に○○する○○」が定番化
毎日更新され、死までの日数がカウントダウンされる「100日後に死ぬワニ」はフォーマット化され、この形の作品が多く生まれることになります。Togetterでも「○○日後に~」というタイトルの作品でたくさんまとめが作られました。
このフォーマットはタイトルで結末を語っていますが、その期間の中でどう物語が結末まで進んでいくかというワクワク感を味わうことができます。
また、毎日更新されることで作品を読むことが読者に習慣化されやすいというメリットもあります。このような汎用性の高さから多くの作品が生まれてきました。
これらの作品の特徴としては、元となった「100日後に死ぬワニ」がTwitterで連載されていたこともあり、Twitterユーザーに身近なネットで定番のウケるネタがテーマにされていることが多くみられます。
「100日後に退職する47歳」が話題になった理由
「100日後に死ぬワニ」が完結して1年以上経った今回、「100日後に退職する47歳」が大きな話題になりました。
この作品では、サーバーエンジニアとしていわゆるブラック企業で働く主人公の日常が描かれています。エラーの対応に追われてほぼ毎日出勤したり、社内の人間関係の中で疲弊する主人公に、読者からは「わかり過ぎて読むの辛すぎるわこれ…」といった声が寄せられています。
Twitterではこのようにブラック企業やIT業界あるあるのツイートは高頻度で話題になっており、人気のテーマでかつ共感されやすいという理由からこのような作品は注目されやすいです。また漫画であるという点も、業界に疎い読者にもわかりやすかったと考えられます。
まとめ
「100日後に退職する47歳」が話題になったのは、次の3つの要素があったためです。
①「100日後に死ぬワニ」のフォーマット
②ネットでの定番の話題であるブラック企業がテーマ
③エンジニアという職業がネットユーザーである読者とマッチした
これから物語が進むにつれてさらに読者が増え、盛り上がっていきそうな作品ですね。
以上、「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
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