イギリスのカツカレーはトンカツなし!日本人が驚く世界の料理
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今週のテーマは「世界の料理」についてのお話です。
Twitterでは、海外の料理ネタが常に人気です。その国でアレンジされた日本の料理や食文化との違いがたびたび話題にあがり、バズる傾向があります。
イギリスで人気の日本の「カツカレー」
海外旅行の際、渡航先でお寿司やラーメンなど、日本でも馴染み深い料理を見たことはありませんか?例えばイギリスでは日本風のカレーライスが人気だそうですが、興味深い形で流行しています。
スポーツライターのベン・メイブリー(@BenMabley)さんは「日本風のカレー(ルー)のことを、カツが入ってなくてもイギリスでは『カツカレー』と呼んでしまっているのです」とTwitterに投稿。日本食レストランやスーパーなどで「カツカレー」という名のカレーが販売されているそうです。
メイブリーさんは「私も何度か指摘してみましたがもう表現が定着してしまったようです」とコメント。トンカツが乗っていない「カツカレー」の流行は、日本からすると不思議ですね。
シェフが「米に主張は不要」というスペイン
海外と日本とで食材の食べ方や調理法などを比べてみると、あらためて「日本の食」の特徴に気付くことも。
スペインでも日本と同様、米料理がよく食べられていますが、お米の味や好みには大きな違いがあるようです。食のECサイト『GOOD EAT CLUB』の編集者、山田和正(@yamakiiin)さんがTwitterに投稿した、スペイン人シェフの話からも考え方の違いを知ることができます。
そのシェフによると、パエリアなどのスペインの米料理は食材のうまみがたっぷり出たスープをお米に吸わせて食べるのが目的で、お米そのもののおいしさは必要ないのだとか。山田さんは「米をいかにうまく食うかが出発点の日本人にはない発想だった」と驚いたそうです。
モンゴル料理と日本の料理の味付けを比較するエピソードもあります。文化人類学者の島村一平(@ippeishimamura)さんは、1990年代にモンゴルで羊の油を使って焼いたハンバーグを食べて「牛肉を使った料理をわざわざ羊味にしなくてもいいのに!」と閉口した思い出をTwitterに投稿。
しかしその後、モンゴル人に「なんで日本人は、わざわざ肉を魚味にするのだ?」と尋ねられたそう。確かに、日本でも肉料理なのに魚をだし汁に使うことはよくありますね。
同じ食材を使っていても、国によって調理の仕方や味付けはまるで違っています。それぞれの国の文化が食生活に現れていることがよく理解できる話ですね。
現地のリアルな食文化はマクドナルドにある
Twitterユーザーのあさげ(@Asage)さんによれば、海外旅行先のリアルな食文化を知りたいなら、マクドナルドに行くという手もあるそうです。なぜなら、マクドナルドでは世界各国に合わせたメニュー開発をしており、たとえばエジプトではそら豆のコロッケ「ターメイヤ」、ベトナムではライスマカロニ入りスープなど、その国の食文化を反映したメニューを味わうことができるからです。
このようにTwitterでは、日本にいながら海外の食事情が垣間見える投稿がたくさんあります。今後海外に行くときは、Twitterでその国の食事情を検索してみると楽しみが増えるかもしれません。
以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。
この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!