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Twitterでは「動画よりも文章のほうが効率が良い」と感じる人が多い?
こんにちは。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているトゥギャッター株式会社です。
Togetter編集部がTwitterで話題になった最新の話題を厳選、考察する連載「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」。
ネタ探しに困っているメディアの皆さんなど、サクッとトレンドチェックしたい方におすすめです。スキしていただけたら励みになります!
今回のテーマは「文章と動画を比較する話がなぜ何度もバズるのか」です。
先日、「動画よりも文章のほうが効率がよいと考えるタイプの人にとって、動画による説明しかないコンテンツは苦痛に感じる」と語るツイートが話題になりました。
動画よりも文章の方がはるかに早く理解できるし効率がよいと考えるタイプの人にとって、動画による説明しかないコンテンツはめちゃくちゃ苦痛
— George (@Dr_George_Osaru) September 28, 2021
しかし、社会全体はなぜか動画の方がわかりやすくて丁寧なことになってしまっている。
— George (@Dr_George_Osaru) September 28, 2021
実はこのテーマ、過去にも何度も似たようなツイートがされており、まとめも作られています。なぜそんなに話題になるのでしょうか。
Twitterユーザーには「文章派」が多い?
今でこそ画像や動画も添付できようになったTwitterですが、以前はテキストしか投稿できないSNSでした。そんな環境もあってか、Twitterユーザーの中にはそもそも文章を読むのが好きで何か書いてあると思わず読んでしまう、という人も多いようです。
例えば「国語の教科書はもらったら速攻で読破する」「文章があると反射的に読んでしまう」という内容のツイートは多くの人に共感され、たびたび話題になります。
えっ!?
— ヤマネコ (@ume_yamaneko) May 1, 2021
国語の教科書は、もらったら速攻で読破するものだったでしょ!?
あれは、美味しいとこどりのアンソロジーみたいなもんだよね!?
なんなら国語辞典とかも読破したでしょ!!?
そういう活字大好きオタクいっぱいいるんじゃないんですか!?
どこに隠れてるの、みんな!!
「誰もが文字が書いてあると反射的に読むわけではない」ってのは文字があると全部読む族の人には盲点だったりするんよな。家庭内に対面口語コミュニケーションしかなかった人達ってのはわりと多いんよ。そして親が文字読まないと子供もそれを読む習慣はつかないらしいんよね。
— ねえね 猫の座布団 (@Doragonsyoten) August 23, 2021
ゲームや料理ジャンルでは動画での解説が主流に
スマートフォンやYouTubeなどの普及に伴って、動画は身近なものになりました。その中でもゲームや料理のレシピなど、「動きを見た方が理解しやすい」コンテンツでは、動画での解説が主流になりつつあります。
しかし、動画には「自分のペースで情報を得られない」「重要な部分に辿り着くまでに時間がかかる」など、文章と比較した時のデメリットがあります。そのため、欲しい情報が動画でしか発信されていないと、やはり文章派のユーザーは不便だと感じるようです。
最近、例えばゲーム情報を集めようとするとWIKIとかないんですよ。
— Miagi (@Miagi1552) November 11, 2019
今YouTubeによる動画での解説が多くてメインとなる情報がそこにしか落ちてない。
これがものすごくつらい、動画を見るのがつらい。
情報が文章で出てこないことがこんなにしんどいとは。
動画なんぞまるっと見てられん!
コンテンツに合った発信方法が大切
このように、今回取り上げた「動画と文章どちらがいいか」というテーマは度々話題になりますが、どちらかが優れているわけではなく、そのコンテンツやジャンルにあった発信方法が大切です。
YouTubeが流行ってるのは分かるけど、活字派からすると「えっ、この情報量で15分…?」「欲しい情報に辿り着くために15分もこれを見てなきゃいけないの…?」ってなるのわかる?
— しのはら | 書く人 (@shinoha_la) July 5, 2020
せっかちな人ほど活字で情報収集する時代に戻るんじゃないかなぁ。
バズった後で付け足すと言い訳みたいになるんですが、動画が悪いというわけじゃなく、合うか合わないかは「ジャンル、コンテンツ、発信者、受信者による」が全てだと思っている。もちろんテキストも。
— しのはら | 書く人 (@shinoha_la) July 6, 2020
Twitterで192万フォロワーを持つ料理研究家のリュウジさんのツイートでは、実際に文章と動画の両方で情報を配信している側ならではの意見も。
YouTubeでも活字でも情報配信している立場からすると
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) July 6, 2020
「そもそもターゲットが違う」というのを感じる
映像に慣れた人は活字に戻らないし、活字に慣れた人は映像に踏み込まない
最近の若い人は映像じゃないと料理を作らないらしい
時代やニーズに合わせた情報配信が重要なのだと痛感してます https://t.co/RadSM2Kvlo
動画内にあえて飲酒・試食シーンを入れているのは「料理自体は興味がないけどおいしいご飯を見るのは好き」という人たちにも響くようにするためだそうです。動画のメリットを活かした工夫ですね。
ちなみに僕が動画で本来ならば料理動画に絶対必要ではない飲酒や試食シーンを入れているのは
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) July 6, 2020
「料理には興味ないけど旨いもんや酒は好き」
という方にも響くように作ってるからです
多くの人は料理動画なんかに興味ないですから
という理由が1割で残りは趣味です
まとめ
「文章と動画を比較する話が何度もバズる」理由は次の3つです。
・動画での情報発信が増えて主流となりつつある
・Twitterでは文章で情報を得たいユーザーが多く、現状に不満を感じる人も一定数いる
・「文章/動画」のような二項対立の話題は、議論が活発化しやすい
以上、「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
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