7月12日 日記

・今日は午前中に授業があったので早起きした。

・「話しかけられたくないから」という理由で外に出歩く時は基本的にイヤホンをしているが、朝駅のホームでお婆さんに声をかけられた。

・前にも外国の人から乗り換えの場所を訪ねられたことがあったから、アピールのためもっと大きいイヤホンをした方が良いかも。

・学校帰り、友達と会った。偶然帰る方向が同じで、本当は映画を観に行きたかったが「寄り道をして帰りたい」と言えず、結局映画館まで遠回りして行った。

・全て嘘で構成されたツイートをしたが、かなり不評だった。

・友達と別れた後映画は観たが、今日は午後にも授業があることを忘れていて、結果的にそちらはサボったということになる。

・そして、ソーの話


【ここから先はソー ラブ&サンダーのネタバレを含みます。】


まず初めに、私はアメコミについてはあまり詳しい方ではない。映画や神話の知識についても専門的な知識があるわけではなく、まだまだ人生経験の浅い映画ファン視点での感想になってしまう。

まず第一の感想としては、全体的に子供向け(ファミリー向け)の作風になったなと。

これは実際に映画を観た人はみんな思うことだろう。

人間関係やドラマパートを深掘りするより、コメディシーンやアクションに振り切っていて、良くも悪くも内容の薄いエンタメ作品になっていた。

最近のMCUの傾向ではダークで重いシリアスな話が増えてきているので、今作のような明るい色彩の作品が加わるとシリーズ全体の作風の幅が広がり、良い意味で歪なシリーズなると思っている。

私はMCUの映画ジャンルの多様さが好きであるので、単体作品として見たら消化不良なところもあるけど、シリーズ全体を通して見たらかなり面白い一本だったと思う。

・別に単独作品として見たら駄作という訳ではない。
冷静に考えると、ドラマ的にはかなり複雑なことを簡略化して子供向けに落とし込んでいると思う。

フェーズ4のテーマは、「復興」

エンドゲーム以降様々な心の傷をかかえているキャラクターが登場してきた。

愛すべき筋肉馬鹿のソーもその一人

単独作品4作目ともあり、ソーはこれまでたくさんの大切な人たちを失ってきた。

今回のソーは戦いのことしか考えていないように見えて色々な悩みを一人で抱え、共に旅をしてあるガーディアンズオブギャラクシーとも心理的距離を置いていた。

またレベル4の癌を患ってるジェーンや、神に裏切られ愛する娘を失ったゴアも、心に深い傷を負った人物たちだ。

そんなソー達の苦しみを誤魔化すように、上部を取り繕うかのように明るく派手な作風になってた。

・結末は私はかなり好きだと思った。アスガルドの子供たちを助け出した後は、サノスやゼウスを殺したソーと、神に見切りをつけて神殺しをしているゴアは同じ立場で、ソーが傷つくことをを受け入れた結果、自身の負けを認めて愛する人と一緒にいることを選んだ。この選択は納得感があり府に落ちた感覚を覚えた。

・もう1つ面白いと思ったのは、MCUでは徹底してヒーローの人間化、神話の人間化が行われてきた。しかし今作では、人間臭い主人公のおとぎ話(神話)化をしていた所だ。

作中では終始コーグの神話を伝承するような語り口調が挟まり、雷の神様ソーが子供達の怖がる暗闇を打ち破るという話になっていた。

ファミリー向けに寄せた弊害もあった。アクションシーンやコメディシーンは物語を停滞させ、テンポが悪くなる。
タイカ・ワイティティ監督ひいてはMCUでは役者に自由な演技をさせ、アドリブをどんどん採用する傾向にあるため、若干くどいような感想を持った。
なのでコメディの感性が合わない人だと、上映中ずっと苦痛だと思う。

映画本編とは話が反れるが、今回には様々な見た目の宇宙人が登場し、タイカ・ワイティティ監督の次回作のスター・ウォーズがかなり想像しやくなった。


・映画を観終えた後は、速やかに帰宅したが途中のコンビニでおやつを買ってしまったため、晩御飯が食べられなくなったしまった。

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