95を読んだ
原作を読んでから、映像を観る人
映像を先に観て、原作を後から辿る人
映像だけを追う人
原作がある物語が実写化されるとき、
様々な人がいる。
『95』が髙橋海人さん主演でドラマになると知り、
私は原作を読んでからドラマに臨もうと思った。
どっちの表紙も素敵。
私は後者の表紙のほうを手に取った。
仕事のお昼休憩でごはんを食べたあとに読書をする時間をつくり、原作を少しずつ読んだ。
だんだん話が面白くなるに連れて、職場には95を読みに行っていたといっても過言ではなかった。
数日前にひと通り読み終わった。
いくつか感じたことを書き記しておく。
※絶対にストーリーを知りたくない方は、この先は進まないほうがいいです。
せっかく読んでくださったのにすみません。
最高なドラマの予告だけでも、観てください!
くコ:彡
私はドラマのキャストがわかった上で作品に触れたため、登場人物たちはキャストの画で浮かんだ。
周りの人の影響で自分はなぜここにいるんだろうと自身の状況が様変わりしたQちゃんは、なんだか海人くんのアイドル人生に似ている。
主演に寄せて書いた話じゃないよね……? というくらい、海人くんが適役だった。
主演解禁と共に出た海人くんのコメントは、また謙遜しているんだなあと正直思っていたけれど、物語を読み進めて広重秋久の解像度が上がると、本当にぴったりな配役なのだとわかった。
作中でQちゃんは「主役」だと、メンバーに何度か言われる。
その度に私はBARFOUT!で海人くんが話していた、大好きな言葉を思い出した。
うまく表すことができなくてもどかしいけれど、
そう話していた人が紛れもない主役になる姿を観ることができる。
とにかく、とてもしあわせなことだと思った。
ところで、花火大会は偶然なのだろうか。
2024年、
King & Princeはうちあげ花火大会を主催する。
1995年、
Qちゃんは渋谷での花火大会を企画した。
フィクションとノンフィクションがごちゃごちゃになる。でもどちらも夢みたいなもんだよなあとも思う。それでいいのかもしれない。
海人くんが黒髪パーマにならないまま花火大会に現れたら、きっとQちゃんと重ねてしまう。
昨年レコード会社のユニバーサルがディズニーの花火イベントをしていたから、そういうイベントに実績があることはわかっている。
だからユニバからキンプリに花火大会やろうよってお誘いしたんだと思っていた。
でも『95』を読んで、海人くん発信の可能性もあると思えてきた。なんてったって、彼は策士だ。
いつかわかるときがくるのかもしれない。
わからないままかもしれない。
考えて実現できたのも、偶然が重なっただけなのも、どちらにしても彼はラッキーボーイだ。
推せる。
1995年、私はすでに生きていたけれど大した記憶はない。2歳だった。
それでも、青春時代のアツい気持ちや大切にしたい想いはどの世代でも存在しているのだと、改めて感じた。
時代によってその形は異なるのかもしれないけれど、青春と呼べる時期にたしかにあった。
知らないはずなのに、なんだかわかる。
そんな不思議な感覚だった。
私もダサい大人にはなりたくないなあ。
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