自信の根拠?んなもんひっきょう独自の見解で構わねえ!。~司法試験・予備試験の控えて~
こんにちは、あるいはこんばんは。とげぬき法律事務所弁護士の寺岡です。
さて、標題のとおり。
近づけば近づくほど、敵は大きく見えるもの。弊所のある巣鴨から見るスカイツリーと、真下から見るスカイツリー。当然、後者の方が圧倒されるだろう(行ったことないけど)。
司法試験・予備試験受験生は今まさにこの状況。「ほんとにこんなん登れるんか?」と怖くなる。不安になるのも当然である。
特に直前期、「時間もないし間違えた問題を回そう」という受験生も多いのではないだろうか。ただでさえ、「出来なかった問題」「何度も間違える問題」「苦手な問題」なわけで。そして、案の定また間違える。つまり、直前期は「間違えてばかり」の状態に陥りやすく、その結果、「出来ない自分」が生まれる。壁の高さを感じてしまうのである(というか、壁が高いんじゃなくて、こっちが小さくなってしまう)。
そんな小さな自分という思い込み・呪縛から解放されなければならない。もちろん謙虚さは必要であるが。
じゃあどうするかと言ったら、プラス思考。
例えば、予備試験短答、法律科目だけで160点を欲しいと思ったとしよう。
「各科目22.8点取らなければならない」
これはなんか大変そうな気がする。
だから、評価の視点を変えてみる。
「50点分は失ってもいい。」
これならどうだろう?
「(1問2点として)25個は間違えてもいい。」
これはいかが?ちなみに二択で迷ったのが25個なら多分受かるだろう。2択を全外しする方が難しいのだから。適当計算だが、二択迷いが40個、内15個正解で25個不正解で160点と考えこともできそうだ。換言すれば、各科目迷ったのが6個くらいあってもいけるわけで。というか全然迷わなかったら簡単に受かってしまうわけで、そんな生易しい試験ははずがない。
さらに言えば、(令和4年度問題を前提にすると)民事系を除けば部分点もある。つまり間違えても点数はもらえる。間違えたのに受かる。事実としてある。
類似のことは司法試験の3科目短答でも言えよう。
とにもかくにも自信をもってほしい。
「あいつが遊んでる間に俺はこれだけやったんだ」
「豪雨でも我慢して自習室に行って勉強したんだ」
こうした経験を思い出そう。いや、そんなストイックには…と思う方もいるだろう、私もそうだった。ゲームしてたし昼まで寝てたし。が、それでも今日までやり続けたんだ。これでも十分。
ご都合主義でいこう。ひっきょう独自の見解で構わない。誰かに迷惑をかけるわけではないのだから。