クロスオージーとドル円上昇局面でのクロス円ロングが狙い目|FX週足相場分析 - 2023年4月第3週(4/10~)
FX トレーダーの「たぬとれ」です(私の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください)。今週も週足相場分析をお届けします。
「週足はトレードの背骨」と言われ、日足と並びデイトレ・スイングのみならずスキャルピングにも大切なテクニカルトレードの基盤です。でも、日々のトレードの中でマルチタイムに複数通貨ペアを見ていると、中々週足に時間をかけることができないですよね。
そんな中「たぬとれ」は毎週末に確定足で週足分析を行い、日々のトレード前の環境認識や振り返りに活用しています。私の場合、これを習慣づけてから無駄なトレードが減り毎週利益が積み上がるようになりました。週次で安定して勝てない人は是非お試しください。
今週のまとめ
■大局と通貨相関
先週は欧米のイースター休暇もあり材料も少なく小動き。ファンダメンタルズでは、インフレ抑制と利上げのバランスが課題であることは変わらない。4月はFOMCはないが物価関連指標は引き続き注目される。
ドル円は先週20SMAに押さえられ陰線スタートも、週後半今週下ヒゲを作っている。暫くもみ合いが続きそう。ドルストも短期高値更新も長期レジに押さえられており方向感が出辛いか。クロス円はドル円上昇局面ではロングのチャンスがありそう。
ユロポンは引き続き方向感がなく、クロスユーロ・クロスポンドの正の相関が出やすい。
クロスオージーは豪ドル下落の方向感出ており、ユロオジ・ポンオジに伸び過ぎ感あるが、相関から狙いやすい通貨ペアとなっている。
■注目の通貨ペア
ドル円:下位足レベルで方向出れば短期でエントリー探りたい。
ユロ円・ポン円:日足以下で条件揃えば積極的にロング狙いたい。
オジドル・オジ円:下目線でショート狙いたい。
ユロオジ・ポンオジ:乖離あり伸びすぎ感あるが、押し目からロング狙いたい。
個別通貨ペア分析
■ドル円
長期上昇の押し目FR50とサポからの短期上昇が、下向き20SMAに押さえられ三角保ち合い。先週陰線も半分下ヒゲ。128~136の大きなレンジの中間点。
週足レベルでの方向感はない。ボラが大きいので下位足レベルで方向出れば短期でエントリー探りたい。
■ユロドル
長期下落の戻り目FR50とレジから下落も上向き20SMAに支えられ上昇。先週短期上昇の前回高値を更新。
短期上昇ダウ更新も長期下落のレジ目前で頭は押さえられている。どちらかと言えば崩れを狙いたいが優先度の高い通貨ペアでなはい。
■ポンドル
長期下落の戻り目FR50とレジから下落も上向き20SMAに支えられ上昇。先週短期上昇の前回高値を更新。
ユロドルと同じく、短期上昇ダウ更新も長期下落のレジ目前で頭は押さえられている。月足は頭が押さえられているように見えるが、僅かに高値更新しているのには注意。どちらかと言えば崩れを狙いたいが優先度の高い通貨ペアでなはい。
■オジドル
下落ダウの20SMA下の中段持合いだが、安値切上げている。先週20SMAにワンタッチし陰線ピンバー。
下目線で背となるレジもある。先週の陰線ピンバーも売り材料。下目線でショート狙いたい。
■ユロ円
長期上昇の押し目から上昇。先週ギャップアップで高値更新し三角保ち合い上抜けも、上下ヒゲある陰線。
週足の高値更新、三角保ち合い上抜け、先月月足のトンボは買い材料。日足以下で条件揃えば積極的にロングを狙いたい。
■ポン円
長期上昇の押し目のチャネルの下限から上昇し直近高値更新、トレンドライン上抜け。先週は上下ヒゲある陰線。
先月月足のトンボも含め買い材料は揃っている。日足以下で条件揃えば積極的にロング狙いたい。
■オジ円
下落ダウのレジサポラインへの戻り目から先週陰線。
懸念だった先月月足の20SMAでの下ヒゲも今月月足で陰線が出たことにより解消したか。下目線でショート狙いたい。
■ユロオジ
上昇ダウ更新後続伸。20SMAと200EMAがゴールデンクロスしたが乖離あり。
乖離あり伸びすぎ感あるが、押し目からロング狙いたい。
■ポンオジ
上昇ダウ更新後続伸。20SMAは下に乖離している。
ユロオジと同じく、乖離あり伸びすぎ感あるが、押し目からロング狙いたい。
■ユロポン
上昇ダウの押し目が上向き20SMAにからみもみ合い。
20SMAとチャネル下限で支えられるも上昇の形でもなく方向感なし。強弱関係を見る監視通貨なので基本トレードはしない。
前提
FX週足相場分析の前提は以下の通りです。
「たぬとれ」が監視・トレードする10通貨ペアをドルスト、クロス円、クロスオージーの順に分析。
4時間足デイトレードを目的とし、週足の大きな流れより今週のロウソクが陽線か陰線かという観点に重点を置く。
分析は金曜日に確定した週足で行い、確定済みの週を「先週」、新たに始まる週を「今週」と記す。
TradingViewのFXCMロウソク足チャートに200EMA、78EMAと20SMAを描画。78EMAは中期としての参考で反発の対象とはしていない。
ダウ理論とロウソク足を基本とし、Demand/Supplyに基づくサポ/レジ、チャネルラインとフィボナッチリトレースメント(FR)、たまになんちゃってエリオット波動で分析。
ロウソクヒゲ先より実体を重視。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?