
Tokyo Art Book Fair 2024でお手伝い
今年もTABF(Tokyo Art Book Fair)の季節がやってきた。といってもまずはエントリーして受からなければ出展はできない。去年に引き続き選考もれしてしまったため、嘆き悲しみ落ち込んでいたところ、Hand Saw Pressさんにチームの一員として誘っていただいた。
やはりアートブックフェアの熱気はすごかった。観客も出展者もとにかく本や印刷物が大好き。そして、かっこいいデザインのものや、面白いもの、前から気になっていたものなど、スタンドに立つパブリッシャーやデザイナーに直接話が聞けるのが何よりの醍醐味だ。
TABFのエントリーは5月頃で結果は8月だ。エントリーの時点で新作を含めた出展リストを提出する必要がある。開催は今年の場合は11月28日から12月1日の4日間。私はエントリーから約半年後を目指して2冊新作を制作する計画だった。今年は8月の時点で選考から外れたことがわかり、新作は1冊にとどまった。夏から別の展示で忙しかったこともあり(という言い訳で)、なんとなくアートブックフェアへの無念を封印していた。
結局自身の出展は無かったものの、Hand Saw Pressさんのおかげで、今年のTABFを2日間(私がお手伝いしたのは2日間)楽しめた。トークイベントやすべての出展スタンドを100パーセント見ることは不可能だけれど、それでも素晴らしい本に出会い、制作に纏わるエピソードを聞くことができた。

本づくりのモチベーションがモリモリあがったので、新作本を携え、次なるアートブックフェアを目指して行こうと思う。