戦慄怪奇ファイルコワすぎのコミカライズ版を読む
白石晃士のホラーDVDシリーズ「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」のコミカライズ版の1巻を読みました。面白かった!シリーズファンもそうでない人も、ユニークなホラー物好きならぜひ。
1巻はどういう話かというと、口裂け女っぽいヤバい女のビデオが投稿されてきたので、現場に赴いて捕獲してやろうという話。
怪異もやばいが監督もやばい。やばいやつがやばいものに首を突っ込んじゃったぜというやばさが魅力の漫画です。
内容は基本的にDVD1巻の口裂け女捕獲作戦に忠実なんだけど、「製品ではカットされた撮影中の部分」っぽい会話があったり、ビデオでは予算の都合で入れられなかったシーンっぽい回想シーンや派手なシーンがあって、シリーズファンに嬉しい要素です。
このシリーズの肝はなんといっても監督の工藤のキャラクター。乱暴で考えなしで虚勢が透けて見えて、こんなやつがよくホラービデオ撮ってるぐらいで済んでるなというギリギリの人間の魅力にあると思ってるんですが、漫画だと怒鳴り声が実際に聞こえない分、もう少しだけ幅広い層に受け入れてもらえそうな気がするんですよね。
みんな読んでくれ。戦慄怪奇ファイルコワすぎ!を。シリーズ進む毎にどんどん無茶苦茶な話になっていって面白いからさ。