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ACIDと箱男とアビゲイルを観た

ちょうど見たい映画が三本連続で見れそうな場所で見れそうな時間にやってたので観てきました!「ACID」と「箱男」と「アビゲイル」!期せすして洋画・邦画・洋画、ディザスターパニック、シュール系、ホラーと、かなりバランス良く観れてしまった。

「アビゲイル」
これは三本目に観たんだけど一番面白かったやつ!

プロの犯罪集団が小さな女の子を誘拐するんだけど、彼女はバレリーナ・ヴァンパイアだった!というホラー映画。いやめちゃくちゃ良かった。

バレリーナ・ヴァンパイアってちょっと笑っちゃうんだけど。白鳥の湖踊りながら襲ってくるし。いやでもめちゃくちゃ殺意とパワーに溢れてて怖いわけですよ。

また、ホラーだけしゃなく友情や裏切りや謎、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた密度の高いドラマがテンポよく起きるから飽きないんですねえ。

いやほんと良かったアビゲイル。今年のベストホラー映画かもしれん。

「ACID」
当たったら死ぬレベルの強酸性雨から逃げ惑うディザスタームービー。離婚してだめになった夫婦と娘が一緒に逃げることになるんだけど、この設定で彼らが再び絆を取り戻さないどころか相互不信が足引っ張るパターンあるんだ。という新鮮さがあった。
だからこそ最後の最後のお父さんの行動が胸を打つ所はあるわけですが。

なんかねー、思ったよりずっとわかりやすいパニック映画な事やや肩透かし感はあったんだけど、一本目がこのくらいシンプルだからこそあと二本行く気力が湧いた所はある。

「箱男」
隠喩的なわけわからん物語を書くことに定評のある安部公房の同名のわけわからん小説の映画化。

いやなんか思ったよりだいぶ原作寄りな話になっててびっくりした。話が進むとどんどんこんがらがってわかんなくなってく感じとかも原作の雰囲気よく出てて。もちろん、オリジナル要素も多いんだけど。

若い頃こういうなんかあらすじが一言で言い表せなくて色々解釈できるような変わった映画が好きでさー。デヴィット・リンチとかジム・ジャームッシュとか好んで見ていたわけ。

で、久々にこういうの観たんだけど、今でも大好きですね。こういうの。

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