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ブギーポップシリーズを読むなら今なんじゃないか

ブギーポップシリーズの新刊が出たぞ!今回はフォルテッシモの話だ!読め!

今巻もパニックキュート辺りから続く「時系列的には前巻のちょっと前の話だよ」ってのを特定できる話になってるんだけど、これ、どこに続いているんでしょう。次の長期シリーズを過去編でやったりするのか?

ブギーポップわからん人に説明すると、ブギーポップシリーズはライトノベル。世界の危機に対して自動的に現れるブギーポップと、世界を裏から支配する謎の組織統和機構と、そして世界を危機に陥れる孤独な怪人MPLSの話。

どの話もまあ主要登場人物がだいたいティーンエイジャーで、世界の危機をめぐる戦いといろんな味のする青春エピソードがごっちゃになった構成が良いんですよ。世界の危機は解決したが僕達はそこですっぱり別れて、たぶんもう会うことはないんだろう。みたいな話とか。

ブギーポップシリーズは番号ついたエピソード以外は全部その巻で完結してて、どれから読んでもどっかでやめちゃっても良いようになってます。僕のおすすめはまあシリーズ1作目の「ブギーポップは笑わない」なんだけど。新刊に合わせてシリーズが各種電子書籍で99円とか199円になってるので買うとよい。

各話完結でもやっぱり主要登場人物というのは存在してて、シリーズによく出てくるキャラの活躍回や初登場回というのを抑えておくと多分どの話も把握しやすいです。前言と矛盾するんですけど。

というわけでそういう本を最後に紹介しておく。

ブギーポップは笑わない
シリーズ1作目。色々なキャラの視点から世界の危機を描いているんだけど、人によってどういう話だったかの見方が全然違うのが楽しい。
エコーズに関係する話は今後も色々膨らんでいって、なんなら上遠野浩平の別シリーズにも発展していく。霧間凪とか他のキャラもだいたい今後もよく出てくる。

VSイマジネーター(全2巻)
規格外のMPLS、水乃星透子の初登場回。シリーズ化にあたって色々スケールアップしてやろうというシリーズ第2弾。ここに登場した他のキャラもだいたい今後ちょいちょい出てくる事になる。特に水乃星透子とスプーキーE。

夜明けのブギーポップ
シリーズすべての始まり。いつブギーポップは生まれたのか、なぜ霧間凪は炎の魔女なのか等、シリーズに影響を与えているあれこれの始まりを集めた回。僕はブギーポップシリーズの最終巻はこれと対になるような話になるんじゃないかと勝手に思っている。

エンブリオ侵蝕、エンブリオ炎生(全2巻)
出てくるとだいたい派手なバトル回になる統和機構の「最強」、フォルテッシモの初登場回。フォルテッシモも今後シリーズを引っ張っていく良いキャラなんすよ。
ここまでの4つに出てくるキャラがわかっていればブギーポップはだいたいわかる。

あと、ブギーポップシリーズのメインイベント的なものってブギーポップが出ない長期シリーズ物で進んでるようなとこがあるので、気が向いたら、ビートのディシプリン(全4巻)→ヴァルブルギスの後悔(全4巻)→螺旋のエンペロイダー(全4巻)の順で読むと良いです。わざわざイラストレーターを変えてるエンペロイダーはなんか実は全然違うシリーズという可能性もあるんだけど。

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