2022 トレニックワールド100mile in 彩の国
この記事は、 トレニックワールド100mile in 彩の国 2022に向けた練習と、結果と次回に向けた話。
前提と結論
目標
目標は彩の国sub30(直前で32.5に下方修正)
2022の勝負レースで、一か八かに賭けて大負け(DNF)した。
70k地点。South1の東吾野でDNF。
South1スタートから足の甲が痛い。桂木観音で休んでも変わりなし
道中でロキソニン飲むも、全く効き目なし
どんどん酷くなり、北向地蔵で決意。
レースまでの練習内容
大枠は下記
狙い
器を広げて水を注ぐ
器を広げるやり方
hillsprint300→600→峠走1km→5km→トレイルでペースのベースが上がるんじゃないか。
水を注ぐ
3,4月でマフェトン心拍で。
コース飽きてるから、3月奥武蔵ラウンド、4月彩の国コース
Good/More
Good
hill sprintが新しいメニュー
一言良かった。具体はパワーがつく感触
心拍が良い感じに刺激される
マフェトン心拍
5:10/km→4:50/kmまで上がった
マフェトン心拍時におけるパフォーマンスが上がった感触。
3,4月をマフェトン心拍で
GW期間と直前で、ギリレースで戦えるくらいに間に合わせられた。50点くらいだけど足が痛まなければSub32.5までイケる感触(去年のパフォーマンスに近い)。この辺りは上手くなったかな
More
hill sprint
良かったがShort&ロングそれぞれ6週間から2ヶ月やりたい
3週連続やると伸びる感触がでてきて、さらに伸びたのか、どうなったのか先が知りたい。今回3週+Restで次のメニューだったが、次回はもう少し長い期間を集中してやろう
hill sprint後に太ももが太くなった気がした。大腿四頭筋使いすぎ?この辺りは要改善
平地還元や、登り還元された印象はないwどこに効いたのかw
峠走に繋げ、最終的にはトレイル上でのスピードを上げることが目的だったが、3月から疲労が溜まり始めて上手く繋げることができなかった。もったいない。次回は周到にやっていきたい。
other
3月から彩の国コースやってれば良かった。最後ギリ間に合った気がするけど、馴染んだのは最後の最後だったから、もう少し早く彩の国コースにしてれば良かったな。
2月の取り組み
hill sprint300、Yasso、峠走で高強度3連発になっていた
hill sprintかYassoか、いずれかをマフェトンにするべきだった
3月の取り組み
レスト週にロングトレイルいっちゃっている。レスト週は少ない時間のトレイルにするorマフェトンクロカンにする
4月の取り組み
疲れが溜まっちゃって、回復で精一杯だった
平日のポイントが2回ある時は、土日のトレイル峠走は軽めに
平日のポイントが1回の時は、土日のトレイル峠走を高強度で
レース対策
コース戦略
North
足が痛いので、笠山・慈光寺・ぶな峠からの下りは、ゆっくり行く
South1
サンピアから東吾野までゆっくり行く
2019のデータを見た時に「11-33位の方」と「South1を22時間で終えながら、DNFした方」との違いを見る
「サンピア→桂木観音」「桂木観音→東吾野」の区間において、DNFした方が完走した方より速かったと言う事実。
走りやすいから、飛ばして次の魔の竹寺区間で死んだという仮説
この2区間を飛ばさずに、マフェトン守って行けば、最後までいけると判断
天候
予報では小雨。Northは小雨かな
South1が微妙。雨予報もあれば、晴れもある、微妙。
South2は晴れそう。
NorthはTNFのストライクフーディーで
メンタル
どろんこレースになっても、コケないことを意識する。※
2周目終わってからが勝負。South2に入るまではアップ。何度も「まだレースは初まっていない」と唱える。
レース戦略
試走は昨年もふまえれば20回はやってる。夜間の試走も加味してマフェトン心拍でこのくらいでいけるだろうと(足が痛くならなければ)
心拍140でNorth9時間15分、South1 11時間5分
当日の話
心拍140でNorth9時間15分でいくこと。
心拍145を超えたらスピード落とす。登りも全て抑える
上手くいった。良い感覚だった。結果、心拍140で9時間20分
懸念は「スタートダッシュに巻き込まれて心拍上がる」だったので最後尾スタートで気楽にいくと決める。強い人多いし。
最後尾スタートは超GOOD、やっぱみんなスタートは速いなw
渋滞がNorth 入り口であり、まぁいいんじゃないか
スタート後、ロード区間で6分/kmで心拍140あったのにはショック(相変わらずレースでは異常に心拍が高い)
心拍140でNorth9時間20分は想定範囲内。超余裕でSouth11時間切れるんじゃないかと思えたのは大きい。次回もやろう。
雨が想定より強かった。
飯盛峠から降り始め
刈場坂、大野峠、高篠峠あたりがピーク
ストライクフーディーではギリギリだった。風が強くなる or あれ以上降り続けるなら、シェイクドライだったな。
メンタル
NorthまではほぼOK
2回コケたけど、まぁ有りなんじゃないか範囲
一緒に行く場合の考え方が重要
100マイルはポジティブに考えていかないと、申告DNFの可能性大
そこから逆算して、一緒に行く方の発言などで一緒に行くいかないを考えるのは重要だなと思う
経過時間
竹藪60分(+5分、渋滞の影響)、飯盛峠1:55(+5分)、刈場坂2:35(+5分)、堂平山4:00(+-0分)、慈光寺下跡地6:15(+5分)くぬぎ村7:15(+10分)、north終了(+5分)とほぼほぼ計画通り。
堂平がまけていたのは意外。白石峠地獄だったのに。
慈光寺下跡地で5分プラスは、笠山と金獄くだりでゆっくりいったせいか(それでも5分プラスなら全くOK)
クヌギ村で+5分は、これは何だろうと思ったら普通に新柵climbが遅かったぽい。34分もかかっているとは、俺どうしたんだ。
その後のSouthで DNF。
DNFした要因
FTR前からの怪我が治らなかった
なぜ怪我が治らなかったか?そもそも原因が不明
江戸川病院スポーツ整形外科、帝京大学スポーツ医学科行って、レントゲンやMRI撮るも、原因はわからず
対処策として言われたのは「カスタムインソールだね」のみ
カスタムインソールでも治っていない。悲しい。
練習しすぎによる負傷という仮説のもと、FTR後に3週間休むことに。
休んで、徐々にあげていく作戦でどうなるか。
3週間休み→30k→50k→60k→80k→80k→100k
結局痛くなったので、この方法では意味がない
「休んだら痛くなくなる」の方針から「走りながら治す」へ方針転換
2月から強度高くしないと彩の国サブ30のための練習に間に合わん
怪我している状態での練習は一言「博打」。完走を考えるなら調整しながらでもよかったが、完走が目的ではなかった
「走りながら治す」で進めたところ、一定コンディションは上がるが、それでも100点中40点くらいまでしか上がらない。
なんで40点までかというと、走っていても途中から痛みが出て抑えてしまい、結果として積み上げるほどの練習になっていない
カスタムインソール試したり、治療院変えたりして次のロングトレイルで改善を期待するが、やっぱり痛くなる
どんどん負のスパイラルに。5月に間に合わせないとと考える→頑張って毎週のロングトレイルに合わせる→走ると結局痛いで30kでやめてメンタル痛む&コンディションが上がらない、最悪だった。
靴も変え、馴染む靴はソールが薄いw、カスタムインソールを作っては試し、、、それでも痛みが出た時は結構参った。
学びは「走りながら治す」は上手くいった時はいいかもしれないが、上手くいかない時はマジで辛い。特にロングトレイル中に痛み出すと負の感情が半端なく「またか、、、またダメか」と一歩一歩痛むごとにダークサイドに落ちていく。
こんな辛さと思わず、彩の国に向けての練習が毎度しんどかった。
次回、似たような状況になった時はこの方針は無しとしたい。トレランが嫌いになる。この方針を再度やるなら、相当な覚悟で望めよと自分に言い聞かせたい。やらないけど。
今後について
怪我を治すこと。これに尽きる。
怪我が治るまでのメニューは礒さんと矢田さんに相談。
怪我が治るまではレースに出ない。奥三河と彩の国では足の痛みでトレラン嫌いになりかけた。最高の趣味だから、原因掴んで治したい。
とにかく短期で治療関連を色々とやる。長期間休むとか、既に試し済み施策をやるとかそういう考えは全くない。今回70kmしか走っていないし、マフェトンでやっているから身体への負荷も低かった。安易な休みはとらない。
前提を疑い、ロジックで徹底的に詰める。
次、、、
考えたいけど考えられない、治るかわからないから。
また、マイルレースを走りたいけど、走れるかわからない。
もし治ったら、今度は彩の国Sub29.5で(サブ山中)
怪我について詳細
再度症状のおさらい
50キロを超えると立方骨と小指の間あたりが痛い
痛んだ翌日には、その裏が痛くなる
その翌日には治り、10kは走れる
50キロなど、それなりの時間をかけないと痛みがでないのが厄介。治るかどうかのチェックでこれは勘弁w
翌日には治っていて、10kは走れるからそのまま走っていたら、そのうち足底筋膜炎併発(泥沼)、さらにシンスプのおまけ付き(ここまでくるとバカ)
某カイロプラティックで施術を受けたところ、最後は立方骨と小指のあたりが痛いだけが残る、これが治らない
施策
基本短期で色々と実施。長期の仮説検証だと、時間を無駄にする
休んで、徐々にならしていけば痛みがないのではないかフォームが悪い
立方骨あたりに負荷がかかるフォームではないか(仮説)
右足左足で右だけ蹴っている。これ影響してる?(事実)
体への負担
トレイル上でのジャンプ・着地が足に悪いのではないか(ここ1年間53週のうち47週くらい山にいる。山に来て遊びすぎが体に負担になっていないか)
ちょっと休んで、色々と試そう。
最後に。
はじめに、キーさんと大友さん、素晴らしいサポートありがとうございました。そして本当に申し訳なかったです。
キーさんと星野さんが刈場坂と大野峠と堂平で応援してくださって、毎度笑ったし、慈光寺いなくて寂しかったし、あれ?ベースときがわかな?と思ったら、新柵の前にいるんかい!みたいな感じで、一緒に回ってくれて、勇気づけられました。本当にありがとうございました。
そして、大友さんはサンピアで最高の励ましをしてくれてありがとう。おかげで冷静にSouth1に行けました。感謝しかありません、本当にありがとう。
最後に山中さん、8位おめでとう!
2021年に彩の国100マイルが開催されていたら、ガチで山中さんの先着やってやろうと狙っていたんだけどなーバチバチやって勝ちたかったな、残念。
いつも120%目標を提示すると、ロジックで詰めて、最後は気合いでやり切るから本当にすごいなと思う。今回も素晴らしい走りでした。これからも応援しています。
とはいえ、先ずは子育てだね。そしてセンゴは負けないと言っておきます。何にしてもいつになるか分からないけど、また一緒にマイルレースに出よう。その時は最優先で狙ってブチ抜きますw
※ 5/27追記
ちょっとだけ追記 その1
今回の大会、もともとランナーだったけど、怪我やなんらかの理由で走らずに応援している方が複数人いた。その方々を、俺は心からすごいと思う。
皆んな、きっと走りたいんだよね。
でも走れないから、せめてなんらかの形で関わりたい、そう思って選手のサポートや応援してるんだろうな。
その気持ち、ほんの少しだけ分かるからこそ、本当に凄いなと思った。尊敬しかない。
応援してる方ってほんと凄いなと心から思う。
ちょっとだけ追記 その2
礒さんからフィードバック。
心拍はこれまでよりは遥かに安定しているが、まだ上下動が多い
練習はもう少し改善の余地あり
・ 高強度が多い
・ 練習の強弱は、もう少しつけてもいい
ちょっとだけ追記 その3
DNFした後、とにかく仲間を応援した。
サンピアで3周目にいく仲間の応援をしたし、東吾野と桂木観音に先回りして応援に回ったし、ゴールして素晴らしい結果を残した選手を心から祝福した。
レース後もなんか良かったなー彩の国は仲間のみんなが好成績残して、マジ良かったな。Facebookの喜びの投稿はちょっと悔しく思ったけど、俺ってレース出てたんかな?くらいの気持ちで、多少悔しさもあるけど、そんなことを思いながら生活して、4、5日経った時。
不意に突然、ある歌手のある曲が聴きたくなって、Spotifyで聴いていた。何も考えずなんとなーく。
そのアーティストの数ある曲の中で、無性にある曲だけが聴きたくなった。最初は何も考えずにいたんだけど、「この曲、なんか久しぶりだなー。よく聴いていたのはいつだっけな?」と思った次の瞬間に自分にびっくりしてしまった。
その曲は高校時代にインターハイに向けて頑張っていたけど県大会ベスト8で何故か負けてしまい、悔しくて悔しくてどうしようも無かった時に聴いていた曲だった。
うわーなんだよ、それ。
そうか、、、やっぱり俺は悔しかったんだな。
悔しいから、それでもやっぱり悔しさを見せないように整理して落ち着かせていたけど、こういうところで出ちゃうんだな。
そうか、、、そうだな、、、
また、次だな。