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「ごせんぞ」のこと(1)

こんばんは、toga.shiです。
「ごせんぞ」という絵本、なぜ描くことになったのか、書いてみようと思います。

あれは、5月のことでした。
落ち込むことがあり、メンタルよれよれの私は、友人の紹介で、ある、占い師さん??(いろいろ見える方で、それを仕事にされている方)に、話をきいてもらいました。

その人は、「toga.shiさんが悪いのではなくて、運気の流れが今は停滞してるんです。今は行動するよりも自分を癒やす時期ですよ」と言いました。そして、「自分を癒やすために何かしてますか?」ときかれたのです。

私は、「してます。私、アートセラピーをしてきたんです。インナーチャイルドの癒やしをずっとしてきました。山登りをして自然にふれて癒やしてますよ」と言いました。

その人は、「そういう癒しではなくて。実家に帰ってますか?仏壇で待っている人がみえますよ」と言うので

私は「実家にはあまり帰りたくないんです。両親といると疲れてしまって。待っている人?おばあちゃんですか?」と言うと

「おばあちゃんでしょうか、心配して、あなたが来るのを待っている人がいますよ」
「月に一回でも、実家に顔を出して、亡くなった人の好きだったものを供えて、手をあわせる時間を作ってください。その時間があなたの癒やしになりますよ」
と言われたのでした。

信じるか信じないかは別として、その話は今の私にとって信じたほうが力になると思ったのでした。

大好きだった祖母を亡くしてから、
どうやって、どこに向かって祖母に気持ちをよせたらいいのかわからなくなっていました。
祖母はちがう宗教だったので、「私は死んだら仏壇にも、お墓にもいないよ」と生前言っていたからです。

だけど、祖母の信じる神様もいまいち信じられず、仏壇も、お墓も、こんなものは形ばかりで亡くなった人の魂がいるわけないんだ、と雑に向かうばかりで、亡くなった人にまっすぐ向かう場も時間もないことが悲しくて虚しく感じるのでした。

でも、いるなら、ほんとうに実家で、仏壇で待っているなら、すぐにでも帰って、花とお菓子を持って、「ただいま!心配かけてごめんね!いつも見守ってくれてありがとう!」と手を合わせて伝えたい、と強く思ったのでした。

そう思ったら、涙がどんどんでてきて、止まらなくなって。自分じゃない何かが私を泣かせているみたいに強く泣いていて、、。こんな体験ははじめてだったので、私を守ってくれている人達が喜んでいるのかな、と思ったのでした。

たしかに、そのときの私はひとりで孤独な気分に満ちていたのですが、うしろに、私を支えてくれている存在がいて、私まで命を繋げてくれたたくさんのごせんぞさまがいるんだなぁ、と思うと感動したのでした。
それで、ごせんぞさまの話を描こうとそのとき思ったのでした。          (つづく)

ここまで読んでいただいてありがとうございます😉そんな優しいあなたが、今夜はよく眠れますように。きっと眠れます😌



[Shironeko with friends2]


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