「日本固有の領土」など無い! 竹島の日に思うこと
昨日、2月22日は「竹島の日」。
平成17年に島根県の条例として定められた日。
ご存知のとおり、韓国初代大統領・李承晩(り しょうばん、イ・スンマン)が、昭和27年に竹島を含んだ境界線(いわゆる李承晩ライン)を主張。
国際法上の根拠もないままに不法占拠を開始。
今も韓国による実効支配が続く。
これに対し、日本は、地道に国際司法裁判所への単独提訴を含む外交交渉を続けている。
しかし、残念ながら、外交交渉で戻ってくることはない。
「不法占拠」などと言っても、その不法を客観的な立場で、公正に正す物理的な力は無い。
「国際法」なるものの無力。
はっきり言おう。
不法占拠が始まって70年近く経過した現在、竹島は韓国領となった。
「独島」(竹島の韓国名)となった。
不法だろうと、違法だろうと、昨日まで日本人が住んでいようと、今、韓国人が居住していれば、韓国人のものなのだ。
領土とは奪い奪われるもの。
竹島は奪われたのだ。
我々は、この悲しい現実を直視すべきだ。
「日本固有の領土」なる言葉が世に飛び交っているが、残念ながら、そんなものはどこにもない。
数千年の長い歴史を持っていようと、奪われたら終わりなのだ。
本当に取り返したいのなら、世界に頼らず、自らの物理的な力を用いるしかない。
しかし、そんなことをして、例え領土を取り戻せたとしても、マイナスの方が大きいことは明らか。
ただし、取り返せないことが明白であっても、外交交渉は続けるべきだと思う。
主張し続ければ、別の機会に、別の形で、韓国にダメージを与えらえる可能性が高いからだ。
ただし、繰り返しになるが、交渉で竹島が戻ってくることはない。
「竹島の日」は、韓国の不正を訴えるとともに、「二度と領土を奪われない!」と決意する日にしなければならない。